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1月29日にサイバーエージェント(4751)が2015年9月期第1四半期決算を公表し、即日、決算説明会を開催したので、その報告を行う。


第1四半期決算は前年同期比45.1%増収、営業利益2.9倍、経常利益2.9倍、純利益3.1倍となった。もっともこの営業利益の中にはカカオトークの売却益など投資育成事業分が48.47億円入っている。投資育成事業はある面一過性であるため、収益トレンドとしてはそれを除いて計算したほうがわかりやすい。


しかし、それでも前年同期比82%営業増益と極めて好調であった。仮にこの水準がこの先3四半期続くと仮定すると、投資育成事業がないとしても308億円、38%営業増益となり、会社計画の280億円を超えることになる。




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これは前々期までの1年半ほど、目先の収益を犠牲にして、スマホ市場の制圧に資金を投入してきた成果と考えることができる。スマートフォン事業の売上高は445億円と前年同期比59%増となり、売上構成比も77.1%となった。まさに、名実ともにスマホの会社となったと言えよう。


事業再構築中のameba事業は前年同期の収支トントンから20億円の営業黒字になり、インターネット広告事業は28億円と39.3%営業増益、ゲームも35億円と70.4%の営業増益となった。唯一メディアその他事業が755への広告宣伝費投入などで5億円の赤字となったが、これはあくまで先行投資であり、全事業とも好調であったと言えよう。


決算説明会において、藤田社長は第2四半期も好調であり、むしろどう引き締めるかが今後の問題と述べているほど、思い通りの事業進行状況と言えよう。


もっとも、投資育成事業の好調は、株式市場が完全にバブルとなっている裏返しでもあり、逆に新規投資がしにくいほど割高になっているため、この事業での将来への種まきができる時期ではない。



株価はこれまでの前々期までの思い切った投資の成果に対して、十分に織り込んでいない水準にあったため、今回の決算発表によってかなりの水準まで上昇することが見込まれる。


しかし、このところ繰り返し述べているように、同社への投資は四半期ごとの業績に一喜一憂することなく、長期投資ができる人限定という考えは変わらない。結局、短期志向の投資家は、たとえ大幅に上昇する株に乗っても、結局は大きく取れず、下手をすると損失を出したりする。その意味でも短期投資家向きの株ではなく、腰を据えて投資できる人にお勧めの株である。



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