人は全て国家の国民、市民として人生を送る。そしてそれぞれの国の社会制度によって、その国の国民は生き方を考えていかなければならない。

ダニエル・ブレイクは病気で仕事ができなくなった独り身のシニア。妻に先立たれ、一人暮らしをしている。ケイティは二人の子供を持つシングルマザー、二人の子供を育てるためにニューカッスルに越してきた。
二人とも国の助けを必用としている状況、でも国の制度がふたりの前に立ちはだかるのだ。融通のきかない公務員達と市民、ボランティア団体、そして隣人たち。弱者のための社会性が問われる現実。映画の前半は彼らのどうする事もできない状況をシーンが続き、苦しくなってくる部分もあるが、物語が進む中で、人が社会の中で生きる上で大切な事はなんなのかが、徐々に浮かび上がってくる。やっぱり間違っている。だれのための国家、社会なのか、ダニエル・ブレイクは最後の手段に出る。
ラスト5分。苦しみの中から、なんとも言いようの無い感動がじわじわ心の中からわいてくる。(★★★★)

 

◎わたしは、ダニエル・ブレイク公式サイト

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