【映画】シアター・プノンペン

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ふとした偶然で見た古い映画の中に、自分の母親らしき女性が映し出される。そこから、主人公ソポンと家族をとりまく衝撃のドラマが始まっていく。カンボジアを描いた映画と言うと、やはりポルポトの大虐殺を扱ったキリング・フィールドを思い出してしまうが、本作もそんな悲劇の歴史によって、引き裂かれた恋がその背景に描かれている。密告性による恐怖政治で、人が人を信じる事が出来無い状況の中で起こった出来事は、映画の中で描かれる映画のストーリーとシンクロし、両親の複雑な関係性が次第に明らかになっていく。後半はどこかで見たような展開になり、少し強引にエンディングにもっていった感もあったが、カンボジアの暗黒の時代を、庶民の視点で描いたという点で、この作品の果たす役割は大きい。(★★★☆)

◎シアター・プノンペン公式サイト
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