実在するマフィアの内情と家族愛を綴った作品。
1972年度(米)
『ゴッドファーザー』
ドン・ビトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)はニューヨークの5大ファミリー(マフィア)の中では、最も大きな影響力を持っている。そして、一族の名付け親(ゴッドファーザー)になり、彼らを援助する。
その援助の方法が凄まじく、自分の要求を受け入れない相手に対して、その愛馬の首を切り取ってベッドに押し込めたりする。
子供は性格が違うが養子を加えて5人を育ててきた。
気性が荒い長男、ソニー(ジェームス・カーン)。病弱で気弱な次男フレドー(ジョン・カザール)。大学に入りファミリーには入るつもりのないマイケル(アル・パチーノ)。末娘のコニー。そして、養子として育てて、今は顧問弁護士として、ビトーに仕えているトム。
このファミリーの愛情あふれる描写は、開巻のコニーの結婚式の場面で描かれる。
マイケルは、この結婚式にガールフレンドのケイ(ダイアン・キートン)と共に参加していた。
そして、自分の家族はマフィアであり兄弟全て幹部である事を告げる。
しかし、マイケルは組織の仕事には手を出さず、堅気の仕事をするとケイに誓う。
しかし、ある日父であるビトーが反目するファミリーが狙撃される事により自体は暗転する。
裏切りと陰謀にもてあそばれながらもマイケルはファミリーのドンとしての道を歩もうとしていくのであった。
この作品、とにかくコッポラの映像の見せ方が上手い。
特に、敵対するファミリーのドンを一斉に粛清していく動と静の描写の見事さ。
静かに亡くなって行くビトーの情緒的な描写、それとは正反対のソニーの惨殺場面。
ニーノ・ロータの音楽はあまりにも有名ですね。
一説によると、当初マイケル役にはロバート・レッドフォードが考えられていたとか。
しかし、イタリア系ということで無名のアル・パチーノが役を射止めたということです。
その他の出演者も、この作品をきっかけにスターダムにのし上がっていきます。
言いたい事がたくさんある名作ですが、続きはPARTⅡのレビュー時に書こうと思います。
アメリカ映画史上に残る名作です。
未見の方はぜひ御覧下さい!!
がちゃん
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