普段は消化を助けるからと右側を下にして眠ることが多いオイラですが、
数日前から左耳の穴の中でかさぶたができて、それをほじり取ったら血じゃないけど汁が出てきて、
それが耳の奥で固まらないように左側を下にして眠ったせいで見た悪夢。



俺はうちの軽自動車を運転していた。
助手席にはごっつくてガタイのいい弟が座っていた。
場所は東大通りだろうか?4車線で交通量の多い夕方の一般道だった。

弟の身体がはみ出してきて、俺の肩を圧迫する。
俺は弟に、もう少し左に寄ってくれと云う。
だが弟は気持ちよさそうに眠っていたので我慢することにした。

しかし、圧迫はどんどん強くなる。
サイドブレーキやシフトレバーも触れなくなって、起きてくれと叫ぶが動いてくれない。
しまいにはブレーキが踏めなくなり、さらに悪いことにアクセルだけは一杯に踏み込んでいる状態のまま押さえ込まれている。

弟に起きろと叫びながら、交通量の多い夕方の一般道を暴走する。
間の悪いことに、パトランプ回して停車中の事故処理パトカーがおり、その目の前で対向車線に膨らんで車を避けながら走る暴走行為をやってしまった。

直撃は避けながらも、複数回の接触を繰り返し、被害を撒き散らしながら暴走する車の中で、気付いた。

弟は右に寄っていたのではなく、急激に大きくなっていたのだ。

このままだと悲惨な未来しかない。
回避し損なって猛スピードのまま衝突して事故死するのか、
ぶつけ続けて漏れたガソリン爆発炎上で焼死するのか、
車内で膨張しつづける弟に押さえ付けられたまま圧死するのか、
あるいはなんとか脱出できたとしても暴走行為の責を問われて社会的に死ぬのか。

死の恐怖に襲われながら、同時に周りに迷惑を振りまきながら、申し訳なさに包まれながら暴走行為が止められない。



今日はそこで目が覚めてくれた。