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2009-07-02 22:04:23

新連続ブログドラマ小説「新世紀オヴァンゲリオン」第四回「汗、吹き出した後」

テーマ:新連続ブログドラマ新世紀才ヴァンゲリヲン

「オカン帰ったでー!全くなんやねんな急に電話で呼び出したりして!」


「まぁまぁそうカッカせんとようお聞き。あんたに大事な話があんねん。」


「何やねん大事な話って?」


「ちょっとこっちきいや。」


オカンは帰ったばかりの白輪を玄関入ってすぐ真横にある応接部屋に招き入れた。

応接室には白輪の知らないおじさんがソファーに座っていた。

おじさんは50~60歳くらいのテカテカに日焼けした色黒の肌でしわくちゃだが紳士で優しそうな感じだった。

おじさんは白輪が入ってくるなり立ち上がって最高の笑顔で話しかけてきた。


「やあ君が史郎君だね!はじめまして、私の名前は松崎しけるだよ!どうぞよろしくね。」


「は?はぁ・・・。」


松崎は最高の笑顔で白輪に握手を求めてきた。白輪もなんだかよくわからないけど握手を返した。


「松崎さんはね、大学病院でお医者さんをしてらっしゃるんやで。すごいやろ。」


「へ、へぇそうなんや。」


「オカンな、この人と結婚しようと思ってんねん。」


白輪は一瞬冗談だと思って笑いかけたが、雰囲気的にどうやらそうではないらしいとすぐに悟った。


「マジでか?!ちょっとまってオカン何でまた急に?」


「急でびっくりしたやろ?ごめんな、別に隠すつもりは無かったんや。でももう史郎も大きくなってそろそろ自立してきたころやし、そろそろオカンも第2の青春を謳歌してみようかなぁと思ってな。でも史郎の意見も一応聞いとかなあかんと思ったから、今日はおもいきって面と向かって話してみようと思ったんや。」


「いうても急すぎるやろ。そんなこそこそ付き合うことないやん。いい人おるんやったら前もって教えてくれたらいいのに・・・。」


「ごめんな。なかなか言い出せんくて。やっぱりこの年になって恋人ができたなんて言い出すのは恥ずかしいかってん。」


「ワテは付き合うことには特に反対せーへんて・・・オカン。14年前にオトンが死んでからというものの、今までワテら子供のために、自分のしたいこともせーへんと、朝から晩まで汗水たらしてよう働いてくれたもんな。ホンマにオカンには感謝しきれんくらいに感謝しとるし頭が上がらん。だからオカンには幸せになってもらいたいし、この年になってオカンにそんないい人ができたことがうれしいわ。オカン・・・結婚したらいいやん。幸せにな!」


「史郎・・・。ありがとな。」


オカンはうっすらと涙をうかべた。


「松崎さん・・でしたっけ?こんなふつつかものなオカンですが、どうかよろしく頼みます・・。」


「史郎君・・・。」


松崎の目にも涙がうかんでいた。


「さぁさぁ2人ともそんなしけた面せんと、今晩は”親子”3人で一緒にどっか食事でもいきまへんか?ねぇ、”おとうさん”?」


「史郎君・・・!」


松崎の表情に最高の笑顔が浮かんだ。

さわやかで健康的に日焼けした小麦色の笑顔。

光る白い歯が眩しかった。

オカンの顔にも笑顔が浮かんだ。


「史郎・・・ごめんな。」


「なんや?オカン、謝る必要なんかないって。そりゃまさかこの年で急に自分に新しくオトンが出来るとは思わんかったけど。でもいいって。ワテは全然気にせーへんし。ワテはな、オカンには幸せになってほしいんや。」


「ホンマごめん・・・。」


「だからいいって。水臭いなもう!今夜は3人で思いっきりいいもん食べようやー!」


「実はウソやねん。」


「ウソ?へーそう!オカン何食べたい?やっぱワテはお好み焼やな。ナニワっ子は祝い事がある日は昔からお好み焼きって相場がきまっとるわな!」


「だから”ウソ”やって。オカン別に結婚せーへんから(笑)」


「えっ、ウソ?」


白輪は体中のいたるところから一気に変な汗が噴き出るのを感じた。


「うん、ウソ。」


「松崎さん、ウソ?」


「うん、ウソだよ!ごめんね(笑)」


松崎はとびきり爽やかな小麦色の笑顔でそういった。


「なんだウソかー。びっくりするがなーもうww













ってコラァ!!!!!!!!!」



つづく


この物語はフィクションです。

2009-06-21 00:16:22

新人展’09

テーマ:白鷲会日記

新人展見に行ってきた。


今年はメイシアターが確保できなかったらしく、一般の貸しギャラリーで行われた。


新型インフルエンザなどの影響もあって、今年の新人展は無事に開催出来るのか不安だったけど、無事に開催できたようで本当によかった。



感想としてはみんなそれぞれの味が良く出ててよかったです。


作品の配置もきれいに並べられていたと思う。


作品見てたら僕もなんだか制作意欲がわいてきました。


今年はそのくらい良く出来てる作品が多かった。


これからが楽しみです。



IZO

2009-06-19 19:29:55

新連続ブログドラマ小説「新世紀オヴァンゲリオン」第三回「鳴らすな、電話」

テーマ:新連続ブログドラマ新世紀才ヴァンゲリヲン

「好きなの。私、白輪君のことが・・・。」


京子は白輪の正面に座りじっと眼をみてそう言った。あたりは一瞬にして緊迫した空気になった。白輪は予想もしなかった突然の出来事に、動揺を隠せそうもなかった。


「えっ・・・えーと、ワテこういうの初めての経験やさかい、なんて言ったらいいか、その・・・。」


「白輪君、私のこと嫌い?」


「!?い・・いや、そんなことは決してな・・ない・・ですネん!」


「じゃあ好き?」


「はい!?んんーと、はははい!!す、好きでしゅ!」


「えっホント?うれしい!」


京子の顔がぱぁっと嬉しそうな表情になった。それからすぐに子供のようにぴょんと白輪に抱きついた。


「白輪君、眼閉じて。」


「えっ・・・あっはい。」


数秒後、白輪の顔に京子の体温がわずかに感じられた。そして唇に何やらやわらかい感触が伝わるのを感じた。


(はぁ・・・これが女の子の唇の感触でっか・・・。なんとまぁやわらかいことでっしゃろ・・・。ワテ今まで生きてて良かったわホンマ・・・。)


デンワヤデ!・・・デンワヤデ!・・・デンワヤデ!・・・デン・・


「あっすいまへん、電話が…」


(誰やこんないい時に・・げっ!オカンかいな・・・)


「もしもしオカン?なんやねん?」


「史郎!あんた今すぐ帰って来んさい!」


「なんやねん急に・・・わけわからんわ。何かあったんか?」


「とにかく今すぐや!理由は帰ったら説明するがな!」


「はぁ・・・?はいはいわかりました・・・。なんやようわからんけど、とりあえず帰るわ。」


「白輪君、もう帰っちゃうの・・・?」


「はい、何か急用らしくて・・・。」


それから白輪は名残惜しそうに京子に見送られながら、帰路についた。


「なんやねんクソー!むっちゃいい感じの雰囲気やったのに~!ぷんぷん!」



つづく


この物語はフィクションです


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