新連続ブログドラマ小説「新世紀オヴァンゲリオン」第四回「汗、吹き出した後」
テーマ:新連続ブログドラマ新世紀才ヴァンゲリヲン「オカン帰ったでー!全くなんやねんな急に電話で呼び出したりして!」
「まぁまぁそうカッカせんとようお聞き。あんたに大事な話があんねん。」
「何やねん大事な話って?」
「ちょっとこっちきいや。」
オカンは帰ったばかりの白輪を玄関入ってすぐ真横にある応接部屋に招き入れた。
応接室には白輪の知らないおじさんがソファーに座っていた。
おじさんは50~60歳くらいのテカテカに日焼けした色黒の肌でしわくちゃだが紳士で優しそうな感じだった。
おじさんは白輪が入ってくるなり立ち上がって最高の笑顔で話しかけてきた。
「やあ君が史郎君だね!はじめまして、私の名前は松崎しけるだよ!どうぞよろしくね。」
「は?はぁ・・・。」
松崎は最高の笑顔で白輪に握手を求めてきた。白輪もなんだかよくわからないけど握手を返した。
「松崎さんはね、大学病院でお医者さんをしてらっしゃるんやで。すごいやろ。」
「へ、へぇそうなんや。」
「オカンな、この人と結婚しようと思ってんねん。」
白輪は一瞬冗談だと思って笑いかけたが、雰囲気的にどうやらそうではないらしいとすぐに悟った。
「マジでか?!ちょっとまってオカン何でまた急に?」
「急でびっくりしたやろ?ごめんな、別に隠すつもりは無かったんや。でももう史郎も大きくなってそろそろ自立してきたころやし、そろそろオカンも第2の青春を謳歌してみようかなぁと思ってな。でも史郎の意見も一応聞いとかなあかんと思ったから、今日はおもいきって面と向かって話してみようと思ったんや。」
「いうても急すぎるやろ。そんなこそこそ付き合うことないやん。いい人おるんやったら前もって教えてくれたらいいのに・・・。」
「ごめんな。なかなか言い出せんくて。やっぱりこの年になって恋人ができたなんて言い出すのは恥ずかしいかってん。」
「ワテは付き合うことには特に反対せーへんて・・・オカン。14年前にオトンが死んでからというものの、今までワテら子供のために、自分のしたいこともせーへんと、朝から晩まで汗水たらしてよう働いてくれたもんな。ホンマにオカンには感謝しきれんくらいに感謝しとるし頭が上がらん。だからオカンには幸せになってもらいたいし、この年になってオカンにそんないい人ができたことがうれしいわ。オカン・・・結婚したらいいやん。幸せにな!」
「史郎・・・。ありがとな。」
オカンはうっすらと涙をうかべた。
「松崎さん・・でしたっけ?こんなふつつかものなオカンですが、どうかよろしく頼みます・・。」
「史郎君・・・。」
松崎の目にも涙がうかんでいた。
「さぁさぁ2人ともそんなしけた面せんと、今晩は”親子”3人で一緒にどっか食事でもいきまへんか?ねぇ、”おとうさん”?」
「史郎君・・・!」
松崎の表情に最高の笑顔が浮かんだ。
さわやかで健康的に日焼けした小麦色の笑顔。
光る白い歯が眩しかった。
オカンの顔にも笑顔が浮かんだ。
「史郎・・・ごめんな。」
「なんや?オカン、謝る必要なんかないって。そりゃまさかこの年で急に自分に新しくオトンが出来るとは思わんかったけど。でもいいって。ワテは全然気にせーへんし。ワテはな、オカンには幸せになってほしいんや。」
「ホンマごめん・・・。」
「だからいいって。水臭いなもう!今夜は3人で思いっきりいいもん食べようやー!」
「実はウソやねん。」
「ウソ?へーそう!オカン何食べたい?やっぱワテはお好み焼やな。ナニワっ子は祝い事がある日は昔からお好み焼きって相場がきまっとるわな!」
「だから”ウソ”やって。オカン別に結婚せーへんから(笑)」
「えっ、ウソ?」
白輪は体中のいたるところから一気に変な汗が噴き出るのを感じた。
「うん、ウソ。」
「松崎さん、ウソ?」
「うん、ウソだよ!ごめんね(笑)」
松崎はとびきり爽やかな小麦色の笑顔でそういった。
「なんだウソかー。びっくりするがなーもうww
ってコラァ!!!!!!!!!」
つづく
この物語はフィクションです。
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