のぼりのハクロマーク 社長のブログ

のぼり、旗、横断幕、のれんの製造販売会社 株式会社ハクロマーク製作所の代表取締役 岸岡秀の感じたこと日記


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お正月休みに買って、とりあえず2回読み、そして3回目も読み終えて、今4回目を読んでいる本があります。「勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論」です。


のぼりのハクロマーク 社長のブログ-原田泳幸の経営改革論

もちろん原田泳幸とは、日本マクドナルドの社長のことです。テレビなどメディアにもよく出演されていますので、皆さんもご存じのはず。今最も注目されている経営者の一人です。


氏は2004年に社長に就任しましたが、それ以前のマクドナルドはというと、1997年~2003年まで7年連続で既存店売上高が昨年対比でマイナスという、どん底状態でした。


しかし著者の就任した2004年以降今日まで、なんと7年連続プラスに、文字通りV字回復したのです。既存店売上高だけではありません。全店売上でも、なんと3867億から5427億と1560億も増えました。特筆すべきは、それが店舗の構造改革によって3900店から3300店と、店舗数が600も減った中で実現されているという点です。一店舗当たりの売上がいかに増えたかということですね。


それと歩調を合わせるように、ブランドジャパンという日本最大のブランド評価調査で、2007年の81位から、2010年の調査では、1位グーグル、2位ユニクロ、3位パナソニックに次いで、なんと4位に躍進しました。業績が良ければすべてが上手くいく、ポジティブスパイラルの好例ですね。私もいつも思っていますが、「全ては業績次第」ということです。


このように7年連続マイナスから一転、7年連続プラスへと業績をⅤ字回復させたのは、氏が一体何をしたからなのか?!そして何をしなくなったからなのか?それが書かれたのがこの本です。われわれにとってなじみの深い商品メニューの開発のこと、店舗のこと。ブランドのこと。フランチャイズシステムのこと。氏がこの7年間に行ってきたあらゆる改革のことがが書かれています。


今回のブログは、この本をお勧めするアフィリエイトみたいになっていますが、ぜひみんなには読んでいただきたいからです。タイトルからしてこの本は、私たちのような経営者層、あるいはマネージメント業務を行っているビジネスパーソン向きと思いがちですが、決してそうではありません。小難しい経営書ではないのです。なにより、いくら氏のような経営センスのある社長が作った戦略でも、実際にやるのは全国に16万もいるクルー(アルバイトの呼び名)たちです。彼らが実行しなければ、氏の戦略も絵に描いたモチに過ぎません。つまり、氏の描いた戦略をアルバイトを含めた全スタッフがきちんと実行したから業績がプラスになったわけです。


彼らが何を求められ、何を思い、何を実行し、そして業績がアップしたのか?!そんな従業員視点で読んで考えることが出来れば、皆さんにとっても有用な本になります。

だいいち、滅茶苦茶身近な存在ですから、すごくとっつきやすいですし、書かれていることがとてもよく理解できます。メガマックやクォーターパウンダーやビックアメリカシリーズの話が出てきたりしますから。


極めつけは、仕事や人生に関する、氏の若者たちへのアドバイスが書かれていること。実はこの本は、過去に行われた氏の講演内容を加筆修正したもので、その講演中にやり取りされた著者と参加者の質問&回答がページの4割も占められています。そこには、もちろんビジネスに関する質問もありますが、自己啓発的なもの、勉強法に関するもの、キャリアディベロップメントに関する質問とそれに対する一流の人間だけが答えることのできる回答が書かれてあり、それを読むだけでも価値があると思います。ぜひ当社の若い従業員には買って読んでいただきたいですね。最近では一番のお勧め本です。


今回はこれで終わってもよいのですが、せっかくですから私がこの本から学び、そして自社の経営にぜひ活かしたいと思った点などについて、少しシェアしておこうと思います。


この7年間に氏が行ってきた改革はいくつかあります。その時その時で一番優先度の高いものを順番にやってこられたわけです。100円マック、メガマックやマックグリドルなどの新メニューの開発、価格改定、24時間営業、地域別価格の導入、マックでDSや携帯クーポンなどのEマーケティング、店舗デザイン改革などなど。

これら一つ一つには当然戦略的意味があり、それらの掛け算によってV字回復が実現されたわけですが、それら以外のことで常に取り組んできた最も大事なことがあります。それは・・・・


QSC(プラスV)です。


とにかく氏は、QSCを一番大事にしました。2004年就任時には、「QSC以外はやるな!」とさえ言っていますから。そして同年、それだけで業績がプラスに。

そして2年目もQSC!3年目もQSC!そして今も。

7年連続プラスを実現して来れたのは、決して「複雑なこと」をやってきたからではなかったんですね。確かに「簡単なこと」ではありませんが、なるほど「単純なこと」を地道に行ってきたから。それを氏の言葉で言うと、


「基本に立ち返れ。基本以外は何もしなくていい」
「当たり前のことをちゃんとやれ!」



になります。外資系の会社らしく、


「Back to the basic」

とも言っていますが。


後先になりましたが、念のためQSCという言葉の意味を確認しておくと、QSCとは外食産業では当たり前の用語で、

Quality:美味しいもの、安全なもの、できたてを
Service:スピーディーに、笑顔とおもてなしの心で
Cleanliness:綺麗なお店で
食べていただく。この頭文字を取ってQSC。原田氏は、このQSCをとにかく一生懸命やれと。それ以外はやらなくていいと。


マクドナルドの場合は、それらQSCに、100円マックや200円コンビ、あるいはメガマック、クオーターパウンダー、ビッグアメリカシリーズなどのような商品に見て取れる通り、驚くような価値ある体験、という意味のValueのVが加わり、QSC+Vと呼んで、最も基本的かつ最も重要な戦略的課題として実行されてきたのです。


繰り返しになって恐縮ですが、QSCは、飲食店ならどのお店でも取り組むべき、いわば当たり前のこと、です。決して複雑なことではありませんよね。けれど実行するにはそう簡単なことではないことも確かです。


というのも、今まではハンバーガーを作り置きしていた。スピーディーに提供するためです。しかしながら作り置きは出来立てではありませんから美味しくないですよね。そこで、作り置きをやめて注文を受けてから作ることにした。オーダーを受けてからバンズを焼いて、マスタードとケチャップをトッピングして、ピクルスとオニオン、パティを載せるまでわずか50秒で出来るようにした。「メイドフォー・ユー」という独自のキッチンシステムの完成です。そしてナントこれを、わずか半年で全店で出来るようにした。


でもこれらは決して簡単なことではありませんよ。だからこそ氏の就任前まではやってこなかった。だから7年間マイナスが続いた。これを氏は徹底してやるようにした。だから7年プラスが続いている。ただそれだけだと。


皆さんは覚えていますよね。ハクロマークの「勝利の方程式」という概念を。勝利の方程式とは、端的に言うとリピート(勝利)につながる成功パターンのこと、でしたね。
私たちがある戦略的行動をとれば

お客様が好意的な反応をしてくれて

満足度などの直前の成果が上がって

再びご利用いただく
という方程式。その一番最初のとるべき戦略行動を見つけ出すことを勝利の方程式を解くと言います。これに照らして、マクドナルドの「勝利の方程式」を考えた場合、クルー(スタッフ)の戦略的行動は?
そう、QSCですよね。


こちらをご覧ください。


-----------< 記事要約 >------------

○引っ越し大手のアートコーポレーションが戸建て住宅型の研修センターの整備を進めている。リアルさを追求した環境で実践的な研修を行い、作業スタッフの技術力を底上げする。


○研修センターは一見普通の3階建て住宅だが、各所のサイズを少しずつ小さくした。研修では、幅がぎりぎりの廊下や折れ曲がった階段、飛び出た手すりや照明などの「難関」をくぐりぬけ、大型冷蔵庫やたんすを2階に運ぶ。壁などや荷物自体に傷をつけないのはもちろん、作業を迅速・安全に進めるための注意とノウハウを学ぶ。


○アートを利用したことのある顧客が次の引っ越しでも見積もりを依頼した場合、成約率は8割超に達する。引っ越し時に顧客が目にする作業スタッフの技術力と接客力を高めることは、次への営業につながる。


11/01/28, 日経MJ P.9

-----------< 記事要約 >------------


もうおわかりですよね?アート引っ越しセンターは、どうすればお客様から成約をいただけるかをすでに知っているわけです。つまり勝利の方程式が解けている。すなわち、アート引っ越しセンターの作業スタッフの戦略的行動は、どんな作業の難しい状況下でもお客様の壁や荷物自体に傷をつけず、迅速・丁寧、親切かつ安全に作業を進めること、です。そうすれば、次回もご利用いただけると。


マクドナルドとアート引っ越しセンターの事例を意図的に持ち出しましたが、2つの事例を読んで改めてこう思いませんか?


どちらのケースも、複雑なことでもなんでもなく、単純な、考えてみれば当たり前のことをしているだけだな、って。


私たちは、とかく勝利を収めるためには何か複雑なことをしなければいけないかのように思いがちですが、本質とはいたってシンプルなのかもしれません。


「勝ち続ける経営」のあとがきは、こう書いて締めくくられています。


-----------< あとがきから抜粋 >-------------

マクドナルドの強さは一体何なのかあらためて自問してみます。答えは「スーパー・コンビニエンス」と「バリュー・フォー・マネー」です。これらはマクドナルドの基本中の基本で、ここを徹底的に伸ばすことが成長の鍵です。とはいえこれまでと同じ手法では同じ結果しか得ることができません。一貫した基本を、これまでとは違う、革新的なやり方で取り組んで(Back to the basic with innovative manner)こそ違った結果を得ることができます。そしてお客様の期待を超える、独自の価値を創造していくのです。その積み重ねが企業の強さとなり成長する基礎体力となります。

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ハクロマークも来月が期末で、3月からまた新しい期が始まります。ちょうど今、来期の「継栄計画書」を作成中ですが、今回のこの本の出会いが私にその際のヒントというか、来期の戦い方に関して新たな気付きを与えてくれました。当社の従業員の皆さんも、読めば同じように多くの示唆を与えられるはずです。


今年も始まったばかりですが、この一年どんな年になるのでしょうか?日本国は今問題が山積みです。そんな中、正直申し上げて私も不安で不安で一杯です。しかし、よくよく考えてみると今年に限らずいつの時代も不安で、先が読めたなんて年はありません。先が見えない中で、来る年も来る年も今日までみんなで戦ってきたのです。


しかし、座頭市でもない限り、真っ暗闇のなかでは何も見えませんからどう戦っていいのかわかりません。そんな闇夜を照らす明りの役割を果たしてくれるのが、いつの時代も本なのではないでしょうか?この度も素晴らしい本に出会うことができました。感謝です。有難うございました。



「勝ち続ける経営」の中で印象に残ったフレーズ


・お客様の希望ばかり聞くな!自分が信じることをやれ!(お客様のおっしゃることと実際の行動は違うから)

・自己否定せよ(知り過ぎはかえってバリア。経験と知識でジャッジするな。子供はなぜ成長が早いのか、吸収力があるのか)

・出来ないこと、難しいことがあればそれは機会点と捉えよ(みんな出来ないと思っているので、それがもし出来たら独り勝ち。ピンチはチャンスにコンバートできる)

・キャリアは自分で考えるな(自分の可能性を摘むことになるから)
・現場で起こっていることは(経営の)結果であって、原因ではない。

・組織には考える人は1%でいい。行動することの方が大事。

・リーダーとは、チームがベストな結果を出すために、自分の言動をコントロールする力、つまり、今自分はどういう言動をしたらいいのだろうと考えられる力

・何も問題を起こしていない社員は何もしていない証拠。チャレンジしていれば必ずそこには二次的な問題が起こって当たり前。会社も同じ。変革すればするほど、問題課題が出てくる。そこに伸びるための機会点(チャンス)がある。



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過日、返ってきたアンケートの中で、「商品に同封されていた社内報もしっかりと読ませて頂きました」っていう有難いコメントをお書きいただいているお客様がいらっしゃいました。


正確には、それは社内報ではなく、販促倶楽部という社外報のことなのですが、日頃、販促倶楽部に関してはお客様のお役に立っているのか、お役に立てなくともそこそこお読みいただけているのか、はたまた読まれずに捨てられているのか全くわかりませんので、こうしてご覧いただけていることを知ると、凄く嬉しいものです。


「改善点が参考になった」と書かれていたのは、裏面の「改善発表会」の記事をご覧いただいた上でのことですね。ビデオ研修会の記事にも触れられ、「ビデオですが、個人個人、いろいろな考え方があるので会社で押し付けられるようなことはどうなんでしょうか?」とも。


考えてみれば、もしビデオ研修会がこのお客様のおっしゃるように会社の押しつけなら、ハクロマークではこれに限らず、たくさんのことをみんなに押しつけていますね。朝礼もそうですし、環境整備もそう。成長シートやチャレンジシート、改善発表会で最低でも一個は出そうなんていうのも、思いっきり押し付けですね。


このようにハクロマークでは、このお客様だけでなく全従業員が感じている通り、教育を押し付けられています。しかしながら、これは当社の方針であり、社長の考えなので嫌々であってもハクロマークに勤める限りはやっていただかざるを得ません。


実際、ハクロマークの憲法とも言われる、従業員の守るべき行動指針が24個書かれたハクロイズムの第17条【教育】では、教育は、「社長による良いことの強制」と定義づけられています。「非エリートがエリートに勝つ方法」とも。


思えば未曾有の大災害が起こった今年3月11日の翌日、みんなの前で、「今期はまだ始まったばかりですが、相当厳しくなる。歯を食いしばって乗り越えるしかない」と、訓示したのを昨日のことのように覚えていますが、内心は、これからどうなっていくのか、受注はどのくらい減ってしまうのだろうかと不安で不安で一杯でした。それくらい悲観的に考えざるを得ない状況でしたが、それでも終わってみれば昨年と変わらず一年を過ごすことができたのはどうしてでしょうか?


ましてや、我々零細企業には、大手の会社のようなスーパーエリートなんて人っ子一人いません。凡人だらけです。そんな凡人集団が、全国の百戦錬磨の兵(つわもの)たちと互角に戦い、生き残っていくにはどうすればいいのでしょうか?


話は少し飛びます(が、しっかりと繋がっています)。ハクロマークでは、カラーコーディネータ検定の資格取得を推奨していますが、半年後のテストに備え、毎日コツコツと勉強している熱心な社員がいると思いますか?いるはずありません。


同様に、私は妻が、家で自己啓発(仕事のための勉強)をしている姿を見たことがありません。だからと言って(彼女の名誉のために言っておきますが)コタツに入って猫みたいにダラッととしているわけではありません。何をしているかと言うと、炊事洗濯はもちろん、子どものチラシに目を通して書いたり、部活動の連絡をしたりしています。


何が言いたいかと言うと、少なくとも勤務時間外つまり仕事場を離れると家では実務に関するスキルアップや人格形成など、仕事に関する自分磨きをやることはそうそうないということです。一旦仕事場を離れれば、自分の判断基準で付けた優先順位(好き嫌いを含め)の高いものをやるのです。そしてその場合の自己啓発の優先順位は一般的に言ってきわめて低いのが普通です。


そんな極々普通の人間が(普通に仕事をして普通に家でゆっくりする)、全国の競合と戦って勝っていこうとするのに、強制なくして何があるというのでしょうか?


私は自信を持って言うことができます。みんなが嫌々でも、そんな面倒くさい○○発表会や○○研修会に我慢して付き合ってくれたお陰で今日という日を迎えることができたのだと。


うちにいる、あるパートさんは私に言いました。


「改善をたった一つでも出すことや、成長シートやチャレンジシートを書くこと自体、パートの私には精神的負担です。」


そうでしょう。気持はわかります。わかりますけれども、それを百も承知をした上で、今申し上げてきたような理由から、そうした七面倒くさいこともお願いをしているのです。


継栄計画発表会で、毎年私が一番最後に読む箇所と言えば、どこのことだかわかりますか?「○○年度【第○期】継栄計画発表にあたって」というところです。その長い長い文面の、その一番最後で、私はこう書いて締めくくっています。


「無理を承知でお願いします。」

と。


今年も多くの面倒臭いことに、そしてうざい私に一年間付き合ってくれて本当にお疲れさまでした。どうも有難う。お正月はゆっくりと休んでください。そして来年も、どうか無理を承知でお願いをさせてください。よろしくお願いします。


第十七条.
【教育】 非エリートがエリートに勝つ方法。社長による、良いことの強制。


(解説)
失礼ながらはっきりと言わせてもらうが、当社に働きたいといって来るような人の中に、エリートと言えるような人は一人もいない。というか、仮にそんな人が雇ってくれと言って来ても(まぁ、そんなことはあり得ないが)私は採用しない。そんな人は、プライドも高く素直ではないので、私自身扱いづらいからだ。私にはそんな大物を扱える器量はない。それにそんな人は、当社では絶対続かないとさえ思っている。


人間の価値は学歴なんかでは絶対に図れない。特に実社会では学歴ではなく、人間性や真の実力が問われる。私は、学歴なんかではなく「ヤル気のある人間集団、常に努力する人間集団」で競争に勝ち、会社を伸ばせることを証明したい、そう考えている。


ただそのためには、つまり非エリートがエリートに勝つには、「徹底した教育」が必要欠くべからざる要素である。能力で劣る人間が優秀な人間と戦って勝つためには、彼らと同じようにしていたのでは、勝てるはずが無いからだ。彼ら彼女らが定時に帰って彼女彼らと、「アイラブユー、ユーラブミー」とやっていれば、同じようにしていては絶対に勝てないのだ。


中でも、特に「考え方」に対する教育は凄く重要であると考えている。というのも、仕事の成果は次の式で表されるからだ。


仕事の成果=考え方(-100点~+100点)×熱意(1点~100点)×能力(1点~100点)


この公式は何を意味しているかというと、よく見ればわかるが、その人に能力があっても、さらに熱意があっても、考え方が間違っていればいるほど仕事の成果は大きくマイナスになるということ。私がプライドが高く素直でない人間を雇わない真の理由もそこにある。


逆に、能力が今一つでも強い熱意を持ち、考え方も間違えなければ、能力のある、考え方の間違ったやつに勝てると言うことだ。

考え方に対する教育が重要な所以はここにある。ハクロマークが、思想教育や価値観教育を重視するのはこのためなのだ。


さて、あなたは、自分には、能力がない、学歴がないと悲観的になっていませんか?重要なのは、学歴ではなく考え方です。考え方さえ間違わなければ、努力の方向さえ間違えなければ、学歴なんて関係ないのです。僕はそれを証明したい!ハクロマークには、「良いことの強制=教育」の仕組みがたくさんあります。
環境整備、朝礼や社内研修会、改善発表会などで、良い習慣を身に付け、正しいものの考え方や見方を共に学んでまいりましょう【教育・訓練に関する方針参照】。




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今、日本でワールドカップバレーが行われていますね。

ちょうど女子が始まった頃、そんなこととはつゆ知らず、家に帰ると子供たちがテレビで応援していたのを一緒に見たのがきっかけで、以来結構楽しみになり、その後は女子はもちろん、今の男子も試合がある時はずっとテレビを見て応援しています。


女子は惜しくも4位に終わりましたが、最後のアメリカ戦はほんとに強かったですね。順当にいけばアメリカなのに、3-0で日本が勝ちました。こうなってしまうと、返す返す残念なのは、セルビアと中国に負けたこと。それがなければ・・・・とスポーツに「たられば」は禁物なのですが、思ってしまいますね。


女子が終わって、いま男子がやっていますが、現時点で5戦戦って、0勝5敗と非常に厳しい状況です。こうした世界戦を見ると、なんて勝負の世界は厳しいのかと改めて思わずにはいられません。


そうした中、話は一月以上前に遡りますが、体操の世界選手権が東京で行われ、内村航平選手が個人総合で優勝しました。しかも史上初の三連覇です。これもテレビでやっていましたし、私も「三連覇」できるかどうか凄く気になっていたので連日連夜見ていましたが、今でも印象に残っているのは着地の美しさ。三連覇と併せて、華麗な演技で観客を魅了した選手に贈られる「エレガンス賞」を受賞したのがその何よりの証明です。


ところで、彼がどうやって三連覇を果たしたのか?!なぜ、そんな凄いことが出来たのか?!当然気になりますよね?


立花泰則監督によると「中国に勝つため、また失敗を減らすための、圧倒的な練習量」だそうです。要するに、猛練習。言われてみれば当たり前、やっぱりそれしかないよね、そうだよね。って感じです。


世界選手権という大舞台、多くの観客がまた世界が注目する中で、しかも日本開催、ましてや三連覇がかかっている。こんな何重ものプレッシャーのかかる大会で、この22歳の青年は果たしてどんな心境で演技をしたのか?!私なんかのような凡人には想像もつきません。


想像もつきませんが、そうしたプレッシャーに押しつぶされることなく、普段通りの力を出すためには、ただ練習するしかない、ということはわかります。普段から120%、いや150%の練習をしていたから、本番でも「持てる力」を100%発揮できたのだと思います。スポーツの世界に限らずビジネスの世界でも、稀に「練習ではイマイチだけど、本番になったら滅茶苦茶力を発揮する」いわゆる勝負強さを持った人間がいたりしますが、そんなことはレアケースで、そんなタマタマなことに期待はできないでしょう。


普通は(少なくとも我々凡人は)、
「自分は、これだけの猛練習をしてきたのだから絶対に勝てる!」そうしたゆるぎない自信を最低限持ってないと、本番で自分の持てる力(もしくはそれ以上のパフォーマンス)を発揮できることなどできないのだ、と考えておくべきです。


私が所属している勉強会(倫理法人会)の教えの中にも、練習の大切さを説く、「信ずれば成り、憂えれば崩れる」というのがあります。しかしこれは何も、自分を信じなさい、出来ると思えば出来るし、出来ないと思えば出来ない、というような単なる精神論を説いたものではありません。

その解説文にはこう書いてあります。


-----------< 抜粋 >--------------

自信のないことは失敗する。練習するということは、その仕事なり、競技なりに慣れて間違いのないようにするのが、その形から見たところで、その実は、信念をつけるのである。信念をねりかため、ねりあげるのである。きっと出来るぞ、きっとやるぞ、と動かぬ信念が物事を成就させる。

------------------------------

と、単なる心構え、精神論ではなく、努力(練習)の大切さを教えてくれます。


「絶対できる!」と心の底から自分(の力)を信じることは、何事においても物事を結実成就させる必要条件ですが、いくら心の中で「絶対できる、大丈夫!」と百万回念じようが、自己暗示をかけようが、練習や努力という裏付けのない自信は過信または空元気に過ぎず、そんな状態では真に自分を信じることなどできるはずがないですよね。
本当に自分を信じることができるようになるには、それ相応の努力や練習が必要だし、そもそも練習や努力の目的もそうした、必ず出来る!必ず上手くいく!といった自信や信念の醸成にあるということです。


もっとも、男子バレーの選手も普段から、我々の想像を絶するような凄まじい練習(を通じて信念の練り上げ)をしているのは言うまでもありませんし、6人が組織プレーで戦う団体競技は体操のような個人競技とはまた違う要因が絡み、個々人の能力の集合というだけでは勝てないのかもしれないような気がする、ことだけ補足をしておきます。


翻って私たちの、物を作りそれを販売するという仕事(彼らは、体操をすることが仕事であり、バレーが仕事である)もまた、結果を残すには「努力がすべてである」ということに異論を唱える人はいないでしょう。


まさか、「スポーツ選手は給料もいいし、世界と戦わないといけないし、好きなことやって飯食えるわけだから努力もできるし、努力しなければならないのは当然。だけど、私たち職場人はスポーツ選手のようにそんな一生懸命努力なんてしなくてもいいと思う」とか、「最近はワークライフバランスと言って、昔と違って仕事ばかりではなく、家庭での時間も大切にしないといけないし、むしろ仕事一辺倒は流行らない」とか「私はパートだし・・・・」なんて思ってはいないですよね?


ただ、そんなにはっきりとは思っていなくても、私たちはこれを断固として否定できるほど、そんな滅茶苦茶には努力はしていないのではないでしょうか?今皆さんに出していただいている来年の成長シートを見るたびに、私はそう感じました。


成長シートについて確認をしておきますが、このシートのタイトルは文字通り「成長シート」であって「業務シート」ではありません。つまり、日常の業務の中で何をやるのが私の仕事なのかを明らかにする棚卸リストではないのです。もちろん成果を達成するには絶対にはずせない、基本的業務もあるのは百も承知しているつもりです。それでも去年と項目がほぼ同じ、違ったものがあってもおよそ「チャレンジング」と呼べないようなものでは、成長するためのシートとは言えませんし、それでは「今年一年、私は成長しなかったです!」と言っているようなものです。


理想は、今年の重要業務の3分の1が新たな項目に入れ替わること。15個あれば5個は、新たな実践項目にチャレンジすることです。もっとも、そのためには成長しないといけないわけですが。


確かに毎日、いや毎年同じことをしていると、そのうちだんだんと新たな実践項目が見当たらなくなるのかも知れません。ただしそれは、何の問題意識もなければ、あるいは、全く成長していなければという前提の話です。しかし現実には、全く成長していないなんてことはないはずですし、仮にそうだとすればそれこそそっちのほうが大問題です。


そうでなければ(それなりに少しでも成長していれば)、物を見る視点は必ず変わっているはずですし、もっと言えば一年前のあなたではないはずですから、新たな気づき、問題点、足らない点が出てきて然るべきです。何回も言うようですが、それが出ないということは、あなた自身この一年で何も変わっていないということです。もしそうであるなら危険な状態です。なぜならそのような状態こそ「マンネリ化」と言って、決してよいことではないからです。


そうならないためのコツ、秘訣は何かと言えば、それは「高い目標」「チャレンジングな目標」を持つことです。そのために、問題意識、改善意識を持ち続けることです。現状否定、自己否定することです。内村選手が数年後の自分の姿をビジュアル化し、その姿になるためには何が足らないのか、何が必要なのか、何をすればいいのか考えたうえで、他の選手を圧倒するような練習量を自分に課したように。


ハクロイズム第5条には、【高い目標】について書かれています。今月はそれを書いて終わりにします。


第五条.【高い目標】

自分を成長させるもの。夢をかなえる魔法のツール。


(解説)

目標は簡単に到達できる地点に定めてはいけない。

なぜなら、低い目標など設定しても充実感、達成感が得られないばかりか、何より全く自分が成長しないからだ。


筋肉と同じで、自分をステップアップさせるには、負荷=高い目標が絶対に必要になる。


その上逆説的だが、高い目標のほうが低い目標より達成する確立が俄然高くなる。実は、高い目標は、その目標(夢)実現のための「魔法のツール」なのだ。

どういうことか?!説明しよう。


目標を高く持てば、それを実現させるためには、適当にしていたのでは叶うはずがない。だから必死になって考える。実現のため、何が足りないのか?どうすればいいのか?と。そして、これまでと同じ考え方、動きでは実現不可能である事に気づき、じゃ~どうすればいいかと、ますます真剣に考え、別のやり方を工夫し、実行してみる、あきらめないで頑張り続ける。これこそが目標達成のメカニズムなのだ。


これが逆に小さな目標だったらどうなるだろうか?

例えば私が、今期の売上目標を昨期と同じか少し上くらいに設定したとしたら?
「去年これぐらいのペースで、このくらいだから、こんな感じでやっておけば、できるだろう」みたいな調子で考える事になって、結局終わってみれば、去年の数字さえ下回っている可能性だってなくはないのである。人間の脳なんて、そんなもの。


つまり、人間は、目標の大きさに応じた動きをするということだ。「高い目標が目標達成には不可欠である」といわれる所以はここにある。


結局、人間は自分が目指した以上のところには到達できないようになっているのだ。プロ野球選手になろうなんて全然思ってなかったけど、気が付いたら、いつの間にかプロ野球選手になってた、なんてことはありえないのだ。


さて、あなたは、目標を高く掲げていますか?そして、その目標を分かりやすい数値で表現していますか?そうすれば、もはや高い目標、夢は夢でなくなり、手の届きそうな実現可能なゾーンに入ってきます。「夢」は決して逃げません。逃げているのは、自分です。だから、高い目標を実現させようと思えば、数字を入れて、きちんと計画に落とし込み、逃げず、あきらめず、ひたすら頑張る。頑張り続ければ、必ず実現するものなのです。そして、力の限りを尽くして高い目標を達成できた時、人は驚くほどの成長を実感します。





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先日行われたビデオ研修会について、シェアしておきましょう。
今回のビデオタイトルは、いつものように、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』から、

魂のデパ地下、情熱の売り場 ~百貨店食品フロア開発 内山 晋の仕事~

でしたね。


ところで、百貨店が売れなくなったと言われて、もうどれくらいになるのでしょうか?私の不確かな情報で申し訳ないのですが、確か、この間まで何十か月も連続で売上が前年同月比マイナスが続いて、ちょっと前にやっとプラスに転じた、それくらい厳しい状態が続いているように思います。


背景には、バブル崩壊以降の富裕層の減少、ユニクロやGAPなどの専門店の台頭、ネット通販やチェーンストア、スーパーなど、新業態の台頭を含む競争の激化などいろいろと言われており、生き残りをかけて百貨店同士の合併、業務提携が今も進んでいるのはご存じの通りです。


こうした苦戦が続く中にあって、今回の主役である内山氏率いる、某百貨店のデパ地下は、異例も異例、売上を2割伸ばしているだけでなく、本編のメインコンテンツである渋谷店の大リニューアル(リニューアル前の状況としては、近隣にライバル店の巨大な売り場が控え大苦戦中)でも、オープンの初日は目標を上回る売上を達成したということで終わりました(ビデオの内容は、主にリニューアル初日までの舞台裏を描いたもの)。


なぜ、氏のところだけ、そんなことが可能になるのか?!

その理由は・・・・








デパ地下のプロだから。


確かにそうなのですが、ではプロの仕事は、そうでない仕事とどこがどう違うのでしょうか?答えは、氏の仕事の流儀の中にありました。それは、


過去のあらゆる“常識”を疑う!


です。


例えば、、デパ地下では、その方がお客さまを引きつけるという理由から、総菜や弁当を作る厨房は普通、売り場の横に設置するというのが常識らしいのですが、内山氏は、それではお客さまの視界をさえぎることになり、お客様は買い回りを楽しむことができないと判断、厨房のほとんどを地下三階に移設することで売り場の見通しをよくすると同時に、テナントの数を1.5倍に増やし、売り上げ増を図ったのです。


これはほんの一例ですが、このように、それまで当たり前とされていたことをゼロベースで考え直してみたり、過去の成功体験にどっぷり浸かることなく常に改善のアンテナを張り巡らせ、そして気づいたことを実践してきたからこそ、苦境の続く百貨店業界にあって氏のところだけが売れているのです。


考えてみれば当たり前のようなことですが、でも「言うは易し、行うは難し」で、みんながみんな、なかなか内山氏のようには出来ません、というかやりません(だからこそ、やった内山氏のところだけが勝つのであって、どの百貨店もやっていたとしたら、内山さんの強みもないわけで、そうなるとこのビデオさえ生まれなかったことでしょう)。普通は、たとえ業績が悪くて、頭では「何とかしないといけない」「変わらなきゃ」と思ってはいても、できることなら変わりたくない、なるべくなら変えたくないと思うのが人間の習性だからです。


かくいう私も、内山氏と同じように(と言うと大変おこがましくかつ手前味噌になってしまいますが)、常に過去を疑い、現状を疑い、常に自己否定して今日まで来たと思っています。その始まりはというと・・・・今から遡ること十数年。


当時ハクロマークは、事業内容的に見ても事業規模的に見ても今とは全く違った姿をしていました。事業という名を使うのもはばかるほど、体をなしてさえいませんでした。この話をするととても長くなってしまいますので割愛しますが、とにかく当時は「何とかしないと。何とかしなければ・・・・」と、毎日が暗中模索、試行錯誤の繰り返しでした。


そんな暗闇の中で長くもがき苦しんだ末に、幸いにもインターネット通販という一筋の光を見出すことが出来、思い切って事業転換を図ったからこそ今がある、間違いなくそう断言できます。


あの時、もし変わらなかったら・・・
あの時、もし苦しいながらも父親の事業を何も変えずに続けていたとしたとしたら・・・・今は・・・なかった。


そう思うと、(当時はそうは思えませんでしたが)変わらざるを得ないほどの苦境、逆境を私に与えてくれた天のお蔭、計らいに感謝をしなければなりません。


ビデオでも、渋谷店の大リニューアルの際、内山氏はしきりに「変わらなきゃ」そして「絶対に変われる」って言ってましたよね。そりゃそうでしょ。変わらなかったら潰れてしまうんですから。逆に言うと、百貨店が苦境だったから変われた、と言えます。


くどいようですが、人は順境に居ればそこに安住し、決して変わろう、変えようと思いません。できれば面倒なことはしたくない、変わりたくない、というのが人間なのです。だからこそ、私も内山氏も、あの時の苦しくて厳しい状況、逆境がかえって良かったのです。幸いにも、潰れそうなほどの状況を天が用意してくれたお蔭で、

「何とかしないとダメだ!」
そう思って実行した結果、いまがある、そう思うのは強引でしょうか?私はそうは思いません。


何が言いたいかというと、考え方次第で、


逆境もまた尊し


ということです。



人間は誰しも、苦しい目や辛い目には会いたくないと思っています。もちろん私も、です。けれど、長い人生、そんなわけにはいかないじゃないですか?必ず、どんな人にも、大なり小なり、また多かれ少なかれ、苦しいことや乗り越えなければいけないことが起こってきます。仕事だって、今後、ミスやクレームが絶対にないなんてことありえないじゃないですか?


であるなら、その苦しみを恐れ嫌うのではなく、逃げるのでもなく、これをクリアした先にはきっと明るい前途が待ち受けている、そのためのこれは天の配剤だと思って、真っ向勝負で前向きに対処しようではありませんか?
その先にはきっと明るい未来が待ち受けているはずです。
それは、ここまで見てきたように、


よくなるための踏ん張りなのですから。


ハクロマークでは、当社に勤める従業員にはこうした苦難観を持って仕事をしてほしいという理由から、24の行動指針であるハクロイズムの第十二条に、

【苦難福門】を設けています。

参考までに以下に書いておきます。


第十二条. 【苦難福門】 

直訳すれば、苦難は幸福に入る門。転じて、困難は自分を磨き、鍛えてくれるもの。ピンチはチャンス。


(解説)

私自身いつも思っていることだが、人生は本当に思い通りにいかないことが多い。その上、悲しいことや辛いこと、苦しいことや逃げたくなることなどもある。むしろ何も無いことのほうが不思議なくらいだ。どこの会社にでも、どこの家にでも、これさえ片付けば何も言うことはないのにな~というようなことが、一つや二つは絶対にある、そう思うのだがいかがだろうか?


しかし、それらは因果応報といって、ちゃんとした理由があって自分に起こっている、そう受け止めた方が良さそうである。だとすれば、身に降りかかったそれら困難を、私たちは前向きに、ポジティブに捉え、対処してしかるべきである。


しかも驚くことに、全く解決できない困難というよりは、その人のレベルにちょうど合った苦難を、天は与えてくれるようである。まるで、その人を試しているかのように。


これが、当社の考える正しい苦難観【苦難に対する考え方、捉え方】である。これがわかっていれば、やって来た困難から逃げよう(例えば、会社を辞めて別の会社に移る)など思わないはずだ。なぜならその困難は、神様がその人に必要だと思って与えてくれたものだからである。仮にそうしたとしても、姿かたちを変え、どこの会社に行っても、どんな仕事をしても、必ずまたやって来るのだ。


だから正しい苦難観を持つ人は、逃げたりなんかしない。むしろ、その困難をクリアすれば人間的レベルがアップすると信じ、前向きに取り組んでさえいる。そして成長した人間にはまた、その成長したレベルに合った(ちょっと大きな)困難がやって来るのだ。そういうことを繰り返し繰り返しして、ますます出来る人間へと成長していく。それはあたかも大きな川の上流から流れてきた石が、あっちの岩、こっちの岩にぶつかりながら、角がとれてだんだん丸くなるように(磨かれていくように)。


このように、やって来た苦難をどう捉えるかによって、行く道は二手に分かれる。どちらに行くかは、その人次第だ。


さて、あなたは、自分の身に降りかかってくる「苦難」「困難」を嫌がっていませんか?昔の人は「若い時の苦労は、買ってでもしろ」と言いましたが、残念ながら買ってでも苦労をしたい人は(私を含め)この世の中にはいません。

でも、だからこそ一旦身に起った苦難をどう捉え、どう対処していくかが人生の成功者と敗北者を分ける気がしてなりません。


テーマ:

私たちは仕事をしていると、思ってもみなかった失敗(そもそも失敗とはそういうものだけど)をしたり、注意されたり怒られたり、そして落ち込んでみたりといった状況に遭遇することが多々あります。いえ、元来仕事というものは、そういう類のものなのかも知れません。言わば、定期的に私たちに試練を与え、それを自己解決していく精神的作業によって鍛えてくれているというか(ハクロイズム第九条【仕事に対する考え方】参照)。


ということは逆に言えば、失敗したときの捉え方、考え方が大事になってきます。失敗や叱責を、忌み嫌う脅威と捉えるのか、自己成長の機会(チャンス)と捉えるのか、その人の「仕事観」「失敗観」が問われています。


そこで、少なくとも当社の従業員にはこんな「失敗観」を持って働いて欲しいということを、ハクロイズム第十四条【失敗】に書いていますので、ここに紹介しておきます。


ハクロイズム第十四条【失敗】
人間が最も成長するきっかけ。改善の絶好の機会(チャンス)。

反対に、【成功】は百害あって一利なし。人間を自惚れさせ、そして大きな失敗へと導いていく。


(解説)
新人のうちに小さな失敗を数多く経験しておくことはとても大事なことです。
なぜなら失敗した経験が少なければ仕事を甘く見る。その結果、ベテランになって大きな仕事を任された時に取り返しのつかない大きなミスをすることになるからです。逆に小さなミスをいくつか経験していると、それがかえって気を引き締めて仕事をすることにつながりますので、将来大きなミスを起こしにくくなるのです。

また、正しい「失敗観」を持つことも私たち仕事人にとっては大切なことです。起きてしまった【失敗】をどう捉えるか?!です。

なぜなら仕事には失敗はつきものだからです。仕事でミスゼロというのは普通は考えられません。いくら気を付けていても起こるものは起こるわけですからある意味、失敗とは一生付き合っていかなければならないのです。であるなら正しい付き合い方をした方がいいでしょう。ネガティブにとるのではなく、ポジティブにとった方がその後の成長度も変わってきます。

では具体的に、正しい「失敗観」とはどのような態度を言うのでしょうか?


ご存知の通り当社には、

お作りした商品がお客様の思ったもので無ければ、無償でお作り直し致します。


という「交換保証」という仕組みがあります。仕組みという言い方はおかしい、どちらかといえば約束といった方がいいのでは?そう思った方、鋭いです。ただ残念ながらそれだと、この「交換保証」を対お客様のものと一面的に見たに過ぎません。


これをそうではなく、対社員のものと見た時・・・・・・“成長の仕組み”と捉えることができるのです。

そうです、「交換保証」はお客様のためだけでなく、自身の成長のためでもあったのです。ただそのためには、作り直しを単なる失敗で終わらせてはいけないのは言うまでもありません。転んでもただでは起きない精神。この気持ちが大切です。


交換保証は作り直しですから、費用(経費)も発生します。この費用を単なる痛い出費ではなく、文字通り成長への尊い月謝」にできるかどうか!これが正しい「失敗観」であり、「交換保証」を“成長の仕組み”といった理由です。


また、わが社には失敗した人に「ナイスエラー」と言って、拍手を送る仕組みがあります。そのロジックは、ひょっとしたら自分がしていたかもしれない失敗を、その人が自分の代わりにしてくれたと思えば、感謝に値するということです。だから(失敗は決して褒められることではありませんが)、わが社では失敗した人には「ナイスエラー」と言って拍手を送っているのです。


さて、あなたは、失敗をポジティブに捉える方ですか? 過去は変えられませんから、いまさら後悔してもしょうがありません。せっかく失敗し、気付き、学びを得たわけですから、やることは後悔ではなく、それを今後に活かすことです。
ただ、今後に活かすどころか、同じ失敗を三回すると始末書ものです。





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