59年、17代連続に及ぶ天下りも! 県の天下り撲滅・適正化を! | あみなかブログ

59年、17代連続に及ぶ天下りも! 県の天下り撲滅・適正化を!

県の退職職員等による、外郭団体の同一ポストへの連続した天下りの状況を、あみなか肇が政務調査したところ、就任した人数が多い(10代以上連続に限る)団体は以下のとおりでした。



なんと、59年、17代連続に及ぶポストもありました。


これらの人事は果たして適正なものなのか、大いに疑問が残るところです。


・県の退職職員でなければならないポストなのか


・民間を含めた幅広い選択肢の中から最適任者を選んだのか


・歴代就任してきた県の退職職員がその職責を果たしてきたのか


・県は、団体からの要請があったため、職員を斡旋しただけだと主張しているが、実質的には県からの押付けになっていないか


・県からの天下りが外郭団体の幹部ポストに就任することで、団体の固有職員(プロパー職員・団体で雇用された職員)のモチベーションが落ち、組織としての損失になっていないか


などについて、県は天下り撲滅の観点から厳しく再検討すべきと考えます。


袖ヶ浦市の千葉県立障害者施設「養育園」で発覚した、職員による施設利用者への暴行問題。


当該施設を運営する千葉県社会福祉事業団の理事長は、代々いわゆる県の「天下り」が就任しています。


このたび、県は、事業団理事長に対し、管理監督責任を果たしていない、障害福祉に通じていないことなどを理由に、退任を勧告しました。


ガバナンス能力の欠如、専門性の欠如が露呈してしてしまったということでしょう。


今後は、県の県職員の天下りの紹介にあたっては、県民の厳しい目が注がれているということを県は深く認識すべきであると考えます。



千葉県議会議員

あみなか肇