神主の位は袴の色で見分けてネ!

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秋の大型連休(シルバーウィーク)に突入しましたが、ワシの場合は神社の仕事が忙しく、休みはありません。


さて、みなさんが神社へ行ったとき、どの神主が一番エライのか、すぐに見分ける方法をお教えします。


それは、「袴の色」で見分けるのです。


昨日は「神職の階位」について書きましたが、神主には、そのほかに「神職身分」というものがあります。


上から順に、特級一級二級上二級三級四級六等級ありますが、まるで日本酒の等級みたいですね…。


はじかみ神主のぶろぐ
特級神職の袴です

「八藤丸文大文白」といって白色袴に白紋が…

全国で約21,600人の神主がいる中で

わずが70名ほどしかいないご高齢の

エラ~イ宮司さんがはかれます



はじかみ神主のぶろぐ
わかりにくいので、紋(文)をアップしますね!



はじかみ神主のぶろぐ
一級の袴ですが、こちらも全国に250名

ほどしかおられません

まず、ワシがはくことはないでしょうv(^-^)v

「八藤丸文紫緯(よこいと)白」



はじかみ神主のぶろぐ
二級上の袴で、全国で2,100名ほど

の方がおられます

「八藤丸文紫緯共」



はじかみ神主のぶろぐ
二級袴です、全国で4,500名ほどの方が

いるとのこと、ワシもこの袴でござんす!

「無文紫」で、この紫色の袴をはいた

神主は、中堅だな、と思ってください

これはワシの差袴(さしこ)を撮ったのです



はじかみ神主のぶろぐ
三級・四級の袴です

「無文浅葱」で、若い神職さんが主にはいてます

浅葱色(あさぎいろ=浅黄色)の袴ですね


次に、神職の衣冠(いかん=正装)によっての色分けを説明します。

神社では、「正服」(せいふく)ともいって、大祭に着装(ちゃくそう)します。


ちなみに、装束は着用に際し、大祭中祭小祭ごとに規定があります。


大祭(たいさい)は正装で、正服(せいふく=衣冠)を着用しますが、洋装のモーニングにあたります。


中祭(ちゅうさい)は礼装で、齋服(さいふく)という白袍(無紋)、白差袴(無紋)を着用しますので、礼服にあたります。


小祭(しょうさい)は常装で、狩衣(かりぎぬ)を着用しますので、まあ、スーツにあたりますかな。


はじかみ神主のぶろぐ
特級一級神職黒袍(くろほう)を着用します

袍の紋(文)は「輪無唐草」です



はじかみ神主のぶろぐ
二級上二級「赤袍」を着用します

袍の紋は「輪無唐草」



はじかみ神主のぶろぐ
三級四級「紺袍」です

袍は「無文(紋)」となっています



はじかみ神主のぶろぐ
また、正服の袴は「奴袴」(ぬばかま)といって

括り袴となっています



はじかみ神主のぶろぐ
この図のように、括(くく)りますが、上括りは

特殊なもので、引き上仕立に括ります



はじかみ神主のぶろぐ
袍の下には、必ず「単」(ひとえ)を着ます

はすべてこの赤色となっております



はじかみ神主のぶろぐ
私の「赤袍」でございます(*^▽^*)



はじかみ神主のぶろぐ
「冠」ですが、左が「繁紋」(しげもん)

右が「遠紋(とおもん)といって

左が二級以上の身分の者がかぶり

右は四級の神職がかぶります



はじかみ神主のぶろぐ
の部分解説ですが、読み方を示しますね

纓(えい)

垂纓(すいえい)=垂れている纓

巾子(こじ)

簪(かんざし)

纓壷(えいつぼ)

透額(すきびたい)



はじかみ神主のぶろぐ
「繁紋」には武田菱のような紋が入ってるでしょう



はじかみ神主のぶろぐ
一方、「遠紋」は身分が低いので無紋です



はじかみ神主のぶろぐ
左は「笏」(しゃく)で右は「桧扇」(ひおうぎ)

といって(ひのき)でつくったです



はじかみ神主のぶろぐ
「帖紙」(たとう)白檀紙が基本ですが、

平安貴族の故事にならい、壮年となると

金箔を散りばめたものを使用したそうです



はじかみ神主のぶろぐ
「笏」「桧扇」「帖紙」に入れ、します



はじかみ神主のぶろぐ
「浅沓」(あさぐつ)という木沓を履きます



以下が、神職身分の資格区分です。


【特級】神社本庁統理(とうり)。伊勢の神宮の大宮司。表彰規定第二条第二号の表彰を受けた者。


【一級】伊勢の神宮で少宮司。表彰規定第二条第一号の表彰を受けた者。浄階を有する者で身分選考委員会選考を経た者。


【二級上】伊勢の神宮で禰宜(ねぎ)の職にある者、別表神社の宮司または権宮司の職にある者。二級神職の者の中から身分選考委員会の選考を経た者。


【二級】伊勢の神宮で禰宜の職にある者。別表神社の宮司または権宮司の職にある者。三級神職で身分選考委員会の選考を経た者。


【三級】伊勢の神宮で権禰宜(ごんねぎ)または宮掌(くじょう)の職にある者。権正階以上の階位を有する者。


【四級】その他の神職(具体的には直階の権禰宜のことです)。


最後に、オマケとして、私の身分証をお見せしますね!。
はじかみ神主のぶろぐ


本当は、昨日は、早朝に神社清掃したあと、午前から引き続き、午後4時まで地鎮祭をご奉仕し、今日は朝7時から獅子舞のお祓いやら、兼務神社の秋季大祭を5箇所ご奉仕しなければいけませんので、ブログなんか書く暇はないのですが、寝る時間を割いて書いている次第でございます。




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