ハイジのCINEMA&BOOK研究所

「新おひとりさま研究所」のハイジが独断と偏見で映画・小説・マンガについてひとりごちる。ノージャンルでアンテナにひっかかったものを片っ端から大無断で紹介。


テーマ:

ALWAYS


ALWAYS 三丁目の夕日


監督:山崎貴        原作:西岸良平

出演:吉岡秀隆 堤真一 薬師丸ひろ子 小雪 掘北真希 三浦友和



ストーリー

昭和33年の東京下町。東京タワーが着々と建築されるのを眺める町、夕日3丁目。

「鈴木オート」を営む鈴木家に、集団就職で青森から六子がやってくる。

その向いの駄菓子やを営む売れない作家茶川(吉岡)は、酔った勢いで、

飲み屋のヒロミ(小雪)に、昔の商売仲間の息子を押し付けられ・・・



見終わった後、おとんとおかんと話したくなる度 90点      わけわからず泣いてしまう度 120点


★★★★★★★★☆☆




いい、映画だと思う。

こんな身もふたもない感想言うな!というつっこみがビシビシ感じられるが、本当にいい映画、なのだ。

中盤から、ボロボロ涙がこぼれてきて、でも、誰に感情移入しているとか、共感をしている、とか、涙の理由は明確には分からない。

しいて言うならば、私たちの世代にとって、それは「懐かしさ」ではなく、もしかしたら「羨ましさ」なのかもしれない。

高度成長期。家の中に、どんどん便利なものが増えていく。今日より明日のほうがいい、と言い切れる時代。

ただの自動車修理工場じゃ終わらせない、と語る鈴木。

作家を夢見る茶川。

夢を見ることが、そしてそれを語ることがリアリティであった時代。

そして、人の心も、同じである。

家族を大事に思う鈴木。夫を信じる妻。

母のことを思い、寂しがらないフリをする子供。母のことを思い、強がる子供。

そこに、嫉妬やねたみの感情はない。

「居場所がきちんとある」という幸福感。

この、ラストの夕日に似た希望が、多分、私を泣かせたのだと思う。


誰もが日常の一つとして、人のことを思いやる。

かつての日本ということは、映画を見終わって数日たって、すこしずつショックとして胸に返ってくる。

しかし、自分の父や母が、その世界で育ったという事。

それが、そのショックを希望に似たなにかに変えていってくれるような気がする。



VFXというのでしょうか。このCGは本当にすごい。べっくらです。

CGというとSFという単純な私ですが、こういう使い方もあるんだな~、と、感心しきり。

CGイコール無機質、みたいなイメージだった私に、こんなにあったかい絵を見せてくれてありがとう、スタッフのみなさん!


余談ですが、私の今年の、本オブザイヤーはリリーフランキーの「東京タワー」で。

この映画も邦画オブザイヤーの当然候補となる映画で、本当に東京タワーがらみの名作が多い年でした。



興行ランキングはとりあえずは1位ですが、ちょっと苦戦しているという話を耳にしました。

色々な映画サイトの点数はいいのにね。

「日本の誇り」みたいなキャッチフレーズで、右よりな、ナショナリズムな映画がたくさん出てきている中、

ほんとうに誇らなければならない日本が描かれているこの映画を、1人でも多くの人に見てもらいたいです。




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