心と体と学びをはぐくむ園庭を

幼稚園保育園の園庭を、子どもが自然の中で遊び学べる場所にしませんか?


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こんにちは。園庭研究所の石田です。

先日、東京大学 教育学研究科のゼミで、園庭について一講義させていただきました。

写真は、まず始めの「子どもの頃の外遊びの思い出」インタビューゲームの様子です。^^


今回参加してくださったのは、教育を研究されている修士・博士課程の方々で、ご専門も様々。
数学の教職開発について研究されている方もおられれば、親子関係について研究されている方も。
研究の対象年齢も、乳児から中学高校まで様々で、決して保育に関わられている方ばかりではありませんでした。

けれど、子ども時代は誰もが経験し、そしてやはり誰もが、外で様々な体験をし、心や体を動かし、学びを得ながら育ってきています。

そうしたご自身の経験とご専門を合せて、園庭についての話を聞いて下さり、また様々なご質問も頂き、私にとってもとても楽しく刺激的な時間でした。


講座の内容は、このような内容で進めさせて頂きました→ 園庭研修


皆さまからは、このようなご感想をいただきました。
・子どもの頃の楽しかった思い出は、やっぱり身体・頭をフル稼働させて頑張ったものであり、それが今後、保育活動の中でも大切に継承されていく動向が広がることは未来(現在)の幼児にとって幸せなことだと思いました。

・自分の子どもの頃の外遊びについて思い出すことで、当時のワクワク感がよみがえってきたことが嬉しかったです。やはりそこから子育て・保育について(当事者=子どもの視点や思いから)考えることが大事だと、改めて感じることができました。研究者のひとりとして、また子どもを保育所と幼稚園に通わせているいる保護者のひとりとして、園庭環境について自分にもできることがある気がします。考えてみます!

・様々な研究の知見と具体的な事例がバランスよく組合わされた大変興味深いお話をありがとうございました。

・園庭の重要性を再認識できたこと、そして園庭の重要性を科学の視点から主張してる研究者に出会えたことが嬉しかったです。認可でなければ園庭設置の義務がないとされる中、なんとなく園庭は必要であることは分かるが、根拠がない状態でエビデンスを提示できるということは素晴らしいことと思いました。

・保育所で安全や責任問題から、子どもの遊びが(その流れに無関係に)断絶してしまうことに勿体なさを日々感じていたが、‘学びのリスク’と‘ハザード’という手がかりがとても腑に落ちました。また、今進めている「遊び観」の研究につながることがたくさんありました。

・環境をシンプルにしながら(帰省の遊具のように過不足内ものを大人が提示していくような環境ではなく、創意工夫できる余地のある環境)、子どもの遊びを創造し協同し楽しむ力を大切にしていこうと思いました(見守る、促すなども)。

・「全ての答えは、一人ひとりの思い出にある」という石田さんの言葉が嬉しかったです。環境をつくる際、何か新しく創造的なものでなければという念にかられることもあるかと思いますが、保育者である「私」の経験を大切に子どもと向き合う必要性を再確認しました。

・園庭のもつ多様性、奥深さを感じるとともに、子どもとの関わり方、子どもにどう育ってほしいのか、大人は何を学ぶべきなのか、様々なことを考えるきっかけになりました。



皆さまからのご感想を拝読しながら、一人ひとりの中にある想いや、子どもの頃の体験が、園庭をより良くするための大きな力となることを改めて感じました。

また、分野は違えど、やはり本質的な部分はつながっていること。
そして、子どもが(そして大人も)より良く生き育っていくために、様々な分野がつながりながら取り組まれて行くことの大切さを感じました。


ありがとうございました。^^


園庭研究所 代表 石田佳織

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こんにちは。園庭研究所の石田です。


8月27日(土)「森のようちえん活動を環境教育からみると」講演会のお知らせです。

講演されるのは、‘幼児期のための環境教育’ の研究において、日本で第一人者である井上美智子氏です。園庭研究所でも、幼児と自然の関わりについて、井上先生からいつも勉強させて頂いています。
日時:2016年8月27日(土)14:30〜16:30 (14:00 開場)
会場:北区 滝野川会館
   東京都北区西ヶ原1-23-3 
   http://www.takikan.com/access.html
参加費 :無料
お問合せ:日本自然保育学会
     http://shizenhoiku.jimdo.com
     https://www.facebook.com/shizenhoiku/
 *日本自然保育学会 非会員の方は、学会事務局にお問合せください。

森のようちえん関係者の方、森のようちえんに興味のある方、幼児期の環境教育に関心のある方…。ぜひ、ご参加ください。^^


森のようちえんって、自然の中でのびやかに遊び育つ保育?

いえいえ、それだけではありません。

私たち人が、この地球上で末永く豊かに暮らしていくために欠かすことができない、‘自然や地球環境を配慮した暮らし方や考え方を身につける’ うえでも、大切な意味を含んでいます。

そして、そうした暮らし方や考え方を、‘一人ひとり’ が身につけるためには、幼児期の自然との関わりが、とてもとても重要な時期だと、私は考えています。



「環境教育」と言うと、小学・中学校でよく取り組まれ、自然保護活動やエコ活動など大きな活動として行われています。

けれど、幼児期でこそ身に付けていきたいものは、上のような大きな活動ではなく、

目の前の自然に目を向けて、愛情や共感を感じる…
生きものを見つけたら、その隣にある自然に目を向け、つながりを知る…
自分の暮らしと自然のつながりを経験する…

など、私たちを取り巻く自然の世界に目を向けて感じることです。

私たちの傍に当たり前にあることだけれど、意識しないと、気付かずに流してしまうこと。

でも、この意識こそが、私たちの暮らしの場である地球や自然を大切にするための、土台なんだと思います。


自然の中でのびやかに遊び育つ保育から、さらに深い森のようちえんの有り方を聴いてみませんか?




園庭研究所 代表 石田佳織

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こんにちは。園庭研究所の石田です。


社会的関係の中でやりとりされる支援である、ソーシャルサポート。
健康行動の維持や、ストレスの原因となる刺激の影響を緩和する働きがあると言われています。
(Weblio辞書より)

 なお、ソーシャルサポートは、その内容によって、以下のように分けることができます。
※情緒的サポート:共感や愛情の提供
※道具的サポート:形のある物やサービスの提供
※情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
※評価的サポート:肯定的な評価の提供


「こうしたソーシャルサポートを、保育園に通う乳幼児の母親がどのように感じているか」について、日本大学芸術学研究科 鈴木克也さんのご研究があります。(以下、鈴木さんの研究より)


乳幼児の母親にとってソーシャルサポートが使えることは、
・育児における自己効力感の一側面である
・育児におけるストレスの一部を軽減する
・子どもに対して肯定的な気持ちを持って積極的に関わるという、養育態度を促進する

ことが分かりました。


と同時に、以下の課題も示されました。
ソーシャルサポートを使えたとしても、発達の問題や、緊急時の対応におけるストレスは軽減されない。

この結果から鈴木さんは「母親はソーシャルサポートを十分に活用できていないことを示唆している」と述べられています。


そして、
保育施設は、発達の問題や緊急時の対応に詳しいソーシャルサポートの資源のひとつである。
発達の問題や、緊急時の対応について保育者が助言を行うためには、母親が保育者の悩みを相談できる環境が必要である。

そのためには、日々の関わりを通じた母親と保育者の関係構築に重要な意義がある。

と述べられています。


*** 石田より ***


鈴木さんのご研究より、ソーシャルサポートとしての保育施設の重要性や、保護者が保育者に相談できる環境を整えていくことの重要性が分かります。

こうした保護者と保育者が話しやすいようにと配慮される園も増えて来ていることと思います。
そのために、園舎の一室や一角を活用されている園もあることでしょう。


そして、園庭研究所からおすすめしたいのが、園庭での、保護者にとっての憩いの空間づくりです。

保護者が利用できる一室とその前の園庭空間を一体的に計画しても良いでしょうし、
園庭に、木陰や花、ベンチを合せて、保護者がちょっと座って憩える空間をつくっても良いですよね。
^^

また、保護者の方々だけでなく、地域の方が園庭に立ち寄ってもらえるスペースとして考えるのも良いかと思います。


園庭に、保護者や地域の方が憩い集える場所を。



園庭研究所 代表 石田佳織

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