2006-07-26 20:59:46

キスが嫌いなこどもたち

テーマ:お気に入り

すっかりご無沙汰しております。

週一度程度の不定期更新を予定していたのに、

前回の更新からひと月半ほど経過してしまった・・・。


こんな感じでマイペースに参りたいと思っております^^;


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アメリカやヨーロッパのドラマや映画なんかでは

おやすみのときなどに親子がキスする場面をよく見るが、

そういうキスの習慣について抵抗を感じる子どもは

結構多いのかもしれないとこのごろ思う。


そう思うようになったのは、「キスなんか嫌いだ」といったような

テーマの絵本を3冊ほど立て続けに読んだから。


フィリス ルート, Phyllis Root, Will Hillenbrand, こだま ともこ, ウィル ヒレンブランド
キスなんかしないよ!

エマ・チチェスター クラーク, Emma Chichester Clark, まつかわ まゆみ
キスなんてごめんだよ!

トミー・ウンゲラー, 矢川 澄子
キスなんてだいきらい

フィリス・ルート『キスなんかしないよ!』 は

主人公のアンナリーサが

ミルクをしぼったあとに牝牛にお礼のキスをするのをいやがったため、

ミルクが出なくなってしまうというお話。


エマ・チチェスター・クラーク『キスなんてごめんだよ!』 は

キスするのもされるのも大嫌いなさるの男の子モモの家に

弟が生まれて、みんなが赤ちゃんにキスするが

モモは絶対にしないぞ!と思っているが・・ というお話。


トミー・ウンゲラー『キスなんてだいきらい』 は

反抗期のネコの男の子パイパーのくらしぶりを描いた絵本で、

彼の場合はキス以外のことにも色々反抗している様子だが、

タイトル通り、お母さんにキスしたりされたりするのも嫌がっている。



3冊とも、自我の芽生え始めたこどもたちが

身の回りの大人にとっては当たり前の習慣であるキスについて、

なんだか照れくさいなあとか、きたないんじゃないかなあとか、

今はそっとしておいて欲しいのになあ、

などと意識しはじめる時期の気持ちが描かれていると思う。


キスなんて・・!と反抗しているのだが、

反抗するその態度にはかえって生真面目ささえ感じられる。

大人のすることひとつひとつを

「自分もするべきかどうか」 と検証しているような。

こんなふうにして人は大人になっていくのかもしれない。



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2006-06-15 19:40:24

まほうのじかんです

テーマ:お気に入り

もう一度読んでみたいがタイトルがわからない本のひとつに、

「まほうのじかんです」

がある。

絵本ではなく、

小学校5、6年の頃に読んだ少し長いお話の本。

つい昨日まではこれがタイトルだと思っていたのだが、

図書館・Amazon・Yahoo!で検索しても見つからない。

魔法、マホウ、じかん時間ジカンと色々試したが出てこなかったということは、

そもそもこれがタイトルではないと考えた方が良さそうだ。

(ネット上には無いか、うまく検索できなかっただけかもしれないが)



夢の中で夢の内容をコントロールできる女の子が主人公で、

ふしぎなことが色々あったあとに

その子が心身ともにちょっと大人になって終わる話だったと思う。


おばあさんが魔法使いで、

その子もその血をひいていたかもしれないが、よく覚えていない。

会話の上だけだったか、現物が登場したかはわからないが、

ニワトコの木の魔法の杖が出てきたと思う。

・・・でもこれも自信がなくなってきた。

ニワトコのお茶が出てきただけかもしれない。


オチの一部だけは印象的だった。

その子が最後に出合ったできごとは当時の私には未経験だったからだ。


魔法にひかれて読んだのだが

(だからタイトルのどこかには「まほう」が入っていたはず)、

このお話にはあまり派手な魔法は出てこなかったと思う。

主人公は魔法を使えずじまいだったような気がする。

夢の中だけで何かをどうにかするお話だったのかもしれない。


でも、派手な魔法が登場する話と同じくらいに面白くて、

お話の世界にひきこまれて読んだことを覚えている。


いつかタイトルがわかってまた読めたらいいなと思っている。



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2006-05-16 22:09:34

穴掘りの話

テーマ:お気に入り

子どもの頃からの根性なしで、

落とし穴ひとつ満足に完成させたことがない。


しかし、地面を掘り続けたら一体どこにたどり着くのか、

どんな宝物が出てくるだろうと、

色々考えてわくわくするのは大好きだった。


地中深くはどんな場所なんだろう。

地球の裏側まで掘ることはできるんだろうか。

地球の裏側の人たちは、今頃何をしているんだろう?



そのわくわく感をひさしぶりに思い出させてくれた絵本が、

『もぐもぐとんねる』 である。


しらたに ゆきこ
もぐもぐとんねる

翌日からトンネル掘りを練習することになったもぐもぐが、

誰に教わらなくても掘れるんだと夜ひとりで掘り始め、

見当違いなところにばかり行ってしまう、

というコミカルなお話。

絵もかわいくて、しかもアニメを見ているように迫力がある。


主人公がもぐらなだけに、穴を掘るのが大得意で、

とんでもないところに出るまで掘り続けてくれるので、

見るほうは次はどこに行ってしまうのかとはらはらしつつも、

主人公が穴掘りをやめてしまうことはない

(ちょっと行き倒れになりかけるけど)ので、

安心してその行き先を楽しめる。




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一方、絵本ではないが、児童文学で、

穴掘りって子どもの頃はたいていみんな面白がるけど、

実はすごく大変なんだよ、というお話があって、

これはずいぶん前に読んで、大好きな本だ。


タイトルはそのものずばり『穴』 


ルイス・サッカー, 幸田 敦子, Louis Sachar

冤罪で砂漠の更生施設に入れられた男の子が、

硬い地面に身長と同じくらいの直径・深さの穴を毎日掘らされる話だ。


何の目的もなく穴を掘り続けることで、

心身が鍛えられ、不良少年たちの更生に役立つ。

施設の関係者は穴掘りの効能をこう謳っているけれど、

実はこれには裏の目的がある。


主人公の成長あり、友情あり、冒険あり、

張り巡らされた伏線も最後には見事につながって

ちょっぴり不幸だったのが最後にはみんなよくなる、

ほんとに胸のすくような話で、大好きなのだが、

ここまで好きになったのは、やっぱり穴あってこそという気がする。


穴掘り作業じゃなく別の何かをやらされる話だったら、

施設の周りが不毛な砂漠に見渡す限り

穴ぼこがあいているという光景じゃなかったら、

この話にそれほど魅力を感じなかっただろう。


一見楽しそうだがやってみるとつらい穴掘り。

大変さはわかっているから、自分が掘るのも無論いや。

それなのに、

どんなに意味がなく、苦しいと言われても、

ばかばかしい作業に描かれていても、

穴を掘るという作業が面白そうに見えてしまうのだ。



きっと私の心にあいている=物語のツボの1つに、

穴についてのお話がぴったりはまるのだろう、とも思うし、

そんなふうに見えるように書かれているのだという気もする。



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2006-05-09 18:56:49

『ながいよるのおつきさま』

テーマ:お気に入り

シンシア・ライラント、マーク・シーゲル絵、渡辺葉訳

『ながいよるのおつきさま』

個人的お気に入り度:★★★★


シンシア ライラント, Cynthia Rylant, Mark Siegel, 渡辺 葉, マーク シーゲル
ながいよるのおつきさま


「あらしのおつきさま」 「めぶきのおつきさま」

「いちごのおつきさま」 「あらいぐまのおつきさま」

など、

アメリカ原住民が、一年間の12の満月にそれぞれつけた名前。


その美しい名前にヒントを得て書かれた詩的な文章と、

月の神秘的な光を表現した木炭の絵とで構成された絵本。


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登場するのはすべて満月で、すべて月夜の場面。

ごく大雑把に見ればどれも同じ月夜の夜景にすぎないのだが、

1年の間に季節も移りかわり、天候も変化に富んでいて、

景色も少しずつずらしてあるので、

1年を見ていくと広い範囲を見渡せるようになっているなど、

見ていて飽きることがない。


また、同じ満月でも色や模様の有無、もやにかすんでいるなど

バリエーションがつけてある。


その月に照らされて、

地上の生きものや木や丘の一部が鈍く輝くさまを表現するために、

ほんのりした銀色が使われているのがきれい。



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あらし、よつゆ、いちご、みのり、あらいぐま、しもばしら、など、

季節に合わせて身近な動植物や天候、農事にちなんだ名前がついていて、


アメリカ先住民の人たち(どの部族かなどよくわからないが)が、

昔からそれぞれの満月を特別視しつつ、

親しみを込めて呼び、眺めてきたようすが目に浮かぶようで、
満月に名前をつける風習をなんだかうらやましく思えてきた。



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2006-04-14 21:38:17

おいしそうなお話

テーマ:お気に入り

新歌さんのブログの企画「みんなのえほん」の第3回のテーマは

「食べたい絵本」。 (4月8日の記事)


遅ればせながら今回も参加させて頂きます^^


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私の「食べたい絵本」 は、これ。



瀬田貞二訳、脇田和絵

『おだんごぱん』

瀬田 貞二, 脇田 和
おだんごぱん―ロシア民話

逃げ出したパンがキツネに食べられるまでの

割にシンプルなお話なのだが、

ごく小さい頃、焼きたてのパンの香りがしてきそうなほど

お話に入り込んで聞いていた。


おだんごでもなくぱんでもない、

「おだんごぱん」 というその名前が絶妙。

おだんごぱんなんて、そのへんには売っていない。

さぞかしおいしいだろうな、

きっと普通のパンと普通のおだんごのよさをあわせもつ

すごいパンなのだと思っていた。


小学校1年生のときに町のパン工場を見学したが、

工場の中に充満している、発酵中や焼き立てのパンの甘い匂いをかいで、

「これがおだんごぱんのにおいにちがいない」 と確信した。



おとなしく人間に食べられるはずのパンが

逃げ出すという可笑しさも好きだ。


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児童書も可ということなので、欲張ってもう一冊。


コルローディ、安藤美紀夫訳『ピノッキオの冒険』(福音館)


ピノッキオの前にときどき現われて助言や援助を与えてくれる

「仙女さま」 という登場人物が出してくれる、


・おいしいパンに「油と酢で味つけしたカリフラワー」とボンボンの食事


・友達を呼んで、ピノッキオが人間になるお祝いをしようというときに用意した

「ミルクコーヒー二百ぱいと、上にも下にもたっぷりバターをぬった

小さなパンを四百」

(このパンをコーヒーに浸して食べるのだ)


というのが、小学校3、4年生当時、たまらなくおいしそうに感じた。


ピノッキオはイタリアの子ども皆が全体的に今より貧しくて、

少なくとも若干は今よりひもじい思いをしていた

であろう頃に書かれた話だが、

これを読んだ頃、私もそれなりにひもじかったのかもしれない。


それにカリフラワーがどんなものかを漠然としか知らなかった。

ミルクコーヒーは給食のときに月に一度ほど

牛乳の代わりに飲むことができた。



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2006-03-07 22:24:24

お部屋に飾っておきたい絵本

テーマ:お気に入り

新歌さんのブログ、「えほんのまいにち」  で、

ブログで絵本を100冊紹介された節目として

「みんなのえほん」 というイベントが始まった。


みんなで、お題に合った絵本を選びあうというこの企画、

第一回は「お部屋に飾っておきたい絵本」


飾っておきたいような表紙の絵本について、

コメントやTBを絵本好きな人々から募っている。

とてもすてきなこの企画に、ぜひ私も参加させて頂きたいと思います。


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私の現在飾りたい一冊はこれ。


ダグラス ウッド, Douglas Wood, P.J. Lynch, C.W. Nicol, 加藤 則芳, P.J. リンチ, C.W. ニコル
おじいちゃんと森へ


(過去記事はこちら → 『おじいちゃんと森へ』  )


図書館の絵本コーナーの表紙を見せて飾る棚にあって、

まず表紙に惹かれて借りてきたのを覚えている。

・・飾りたい一冊なのに持ってないんですよね・・(汗)


タイトルに「森へ」とあるし、

湖や森、夕焼けをバックに腰かけるおじいさんと孫。

木の棚に似合っていたし、

構図もなんだかかっこよい。


もちろん中身もなんとなく感動させてくれそう、

と期待させてくれる表紙だから借りる気になったのだし、

中身も期待を裏切らない。


生命あるものはみんな祈っている、

というおじいちゃんの教えてくれたことを、

孫が最後には理解するというお話。

とても重要で深いテーマのお話で、感動できた一冊である。

森の中の絵もきれい。


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実は、15冊ぐらい候補があって、かなり迷った。

(「飾りたい一冊はこれ。」

と入力してから、さらに20分ぐらい考えてしまった(笑))


うちには本を飾る棚のようなものがないのだが(普通の本棚のみ)、

今回飾りたい絵本を選んでみて、

もしそういうものを買ったり作ったりするときは、

10冊ぐらいは飾れないと困るということがわかった。


でも実際10冊飾れるスペースがあったら、

「30冊飾れたらなあ」って思うんだろうなあ^^;


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2006-03-06 21:02:07

『なが──いなが──い手紙』

テーマ:お気に入り

エリザベス・スパー、デヴィッド・キャトロウ絵、

青山南訳

『なが──いなが──い手紙』

個人的お気に入り度:★★★★


エリザベス スパー, Elizabeth Spurr, David Catrow, 青山 南, デヴィッド キャトロウ
ながーいながーい手紙

何年か前に読んだものを再読。


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お母さんのお姉さんの「ヒネクレッタおばさん」 は、

遠い町に独り暮らし。


さびしくて仕方ないのか、

お母さんは先月も手紙を書いたのに、
おばさんはもう、

「私を忘れちまったのかい?」 なんていうハガキをよこした。

発奮したお母さんは、

ぜったい忘れないような、長~~い手紙を書いてやる、と決意。

すてきな羽根ペン(これも長い)をもって松の木の机の前にすわり、

朝から晩まで、くる日もくる日も、

長──い長──い手紙を書き続ける。

キャベツのこと、クロッカスのこと、ソーセージのこと、

生まれた赤ちゃんのこと、とうもろこしの値段のこと、

エトセトラエトセトラ。

書きはじめてから一年もたとうとしていたある日、

とうとうお母さんは手紙を書き上げる。

インクと紙がなくなったのだ。


千枚に及ぶ切手を貼り、ついに手紙はおばさんの家に出発。

しかし途中竜巻に巻き込まれ、

手紙はバラバラになって宙を舞い、

手紙を待つおばさんの上にどさどさと降ってくる。


おばさんは生き埋めになってしまうのだった。


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その後の展開が素敵。

詳しくは書かないが、

おばさんの妹であるお母さんひとりの心遣い(長い手紙)から、

町の人の親切に触れる機会が生まれ、

おばさんはもうひとりぼっちではなくなるのだ。


でも、その人間のあたたかさもさることながら、

私が一番好きなのは、ほら話的に壮大なところ。

おばさんも言っていたが、手紙が度を越して、

「災害」になってしまっているところがすごい。


絵もきれいで、面白くてすてき。



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2006-02-06 19:08:37

『がわっぱ』

テーマ:お気に入り

たかしよいち、斉藤博之絵

『がわっぱ』

個人的お気に入り度:★★★★



再読。



既成のイメージによらない、

作家自らのかっぱ像を形にするべく書かれた物語絵本。



遠い海の果てで、大きなハスのつぼみのような赤い物体から

人間のこぶしほどの大きさでうまれてきた

がわっぱ(河童)の「きゅうせんぼう(九千坊) は、

千年もの眠りから覚めたところで、

これから200年の旅に出るのだ。


きゅうせんぼうは夜も昼もなく泳ぎ続けるうち、

5日で2倍、10日目にその2倍、

ひと月で人間の子どもくらいの大きさになり、

50日目に人間のこぶしくらいの子どもを産む。

子どもはすぐにきゅうせんぼうの後ろを泳ぎだし、

同じように大きくなり、子どもを産む。


そうやって子どもが子どもを産み、

100年海という海を泳ぎ続ける間に、

がわっぱは700匹の大所帯に。


今度は山を旅するべく陸に上がろうとするが、

川は鉄の網でふさがれている。

そこは長者どんの土地であり、

長者どんの許可なしでは何者も自由に行き来することはできないのだ。


長者どんと交渉するため1人だけ陸に上がったきゅうせんぼうは、

その土地の田畑はすべて長者どんが支配し、

人々は死ぬまでこき使われているのを見ることになる。


それどころか、お日様が沈みそうになると、

長者どんは金色の扇を掲げて招く。

すると、お日様は沈むことができない。


田畑も、人間も、お日様も、ここではすべて長者どんのものなのだ。


長者どんがわっぱ1匹につき金貨10枚を持ってくれば

通してやるというが、それは到底無理な金額だった。

がわっぱたちはお日様をなんとかして沈ませて、

闇に乗じてこの土地をとおり抜けようと相談する。


がわっぱの特殊能力とチームワークによる

長者どんとの壮絶な戦いの末、

悪いやつらをやっつけて無事山に登ることができた

がわっぱたち。


5日目に最後尾の700匹目の大きさが半分になり、

10日目にその半分の大きさになり、

100日目には消えてしまう。

700匹のがわっぱは10年目に70匹になり、

100年後には先頭のきゅうせんぼう1匹に。


一番高い山の頂にたどり着いたきゅうせんぼう

小さくなって消えた翌日、

そこには海の底にあったのと同じ、

ハスのつぼみに似た物体(色は紫)が現われたのだった。


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小学校4年生の頃に学校で読み聞かせてもらって、

とても気に入った絵本。


細かい内容はすぐに忘れてしまうのだが、

海で生まれたがわっぱが、

100年もかけて次第に数を増やしていき、

悪いやつらをやっつけたあとで

100年かけて小さくなって減っていき、

最後はもとの1匹になって消える。

そしてそれが繰り返されることを予感させ、

人智を超えた不思議な存在に、わくわくさせられたものだった。


きゅうせんぼうは山の頂上で千年の眠りについたのだ。

眠りから覚めると、きっと今度は山から海に向かって

旅をすることになるのだろう。


次の時代にはまたとんでもない支配者が

がわっぱたちの行く手をふさいでいるかもしれない。

しかし、きっと彼らの旅をとめることはできないだろう。

がわっぱたちは人間の定めた国境や規則を超えた存在なのだ。


たかし よいち, 斎藤 博之
がわっぱ―かっぱものがたり
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2006-01-17 19:45:02

『ぼくんちカレーライス』

テーマ:お気に入り

つちだのぶこ

『ぼくんちカレーライス』

個人的お気に入り度:★★★★


つちだ のぶこ
ぼくんちカレーライス


「ぼく」 はなんだかカレーライスが食べたくなり、

ママに夕食はカレーライスがいいと言う。


カレーライスの材料を八百屋さん、肉屋さん、

漬物屋さんで買うと、

お店の人もカレーライスを食べたくなっちゃって、


近所のうちの人も、レストランに入っていた人も

カレーライスを食べたくなり、

家でカレーを作り始めるとカレーのにおいが

どんどんどんどん広がっていき、

お父さんの仕事場(社交ダンスの先生らしい)まで

においがながれつき、


ついには町じゅうのみんながカレーライスを食べたくなり、

今夜は町じゅうみんながカレーライスを食べる。

という絵本。


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なんとも、いい。

カレーライスを食べたい気分が、

こんな楽しい絵本になるなんて。


たしかにカレーライスには、

「うち今夜カレーライスなんだ♪ 」
と聞いただけで食べたくなるような、
こんなにも人を惹きつけてやまない魅力があるなあと、

納得してしまう。


ふくよかで幸せそうな登場人物が多く、

いかにも平和な町内というかんじ。


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2006-01-04 18:06:57

『バウムクーヘンどこへゆく』

テーマ:お気に入り

相澤タロウイチ

『バウムクーヘンどこへゆく』

個人的お気に入り度:★★★★


相沢 タロウイチ
バウムクーヘンどこへゆく


ポンデという名のちいさな茶色いクマが主人公。

(本名ポンデ・オルデミラ・ファルーカ・ケージョ)


ポンデはバウムクーヘンが大好きで、

今日も行きつけのバウムクーヘンショップへ。

ところが注文したバウムクーヘンに、

なぜかごく小さな茶色いクマがくっついている。


一瞬目が合ったあと、そのクマはバウムクーヘンを転がして

逃げ出したからさあ大変。
ポンデは大あわてで追いかける。


こらまてこらまてまちません ぼくのおやつよどこへゆく

街じゅうを追いかけるが、ポンデは転んで追跡は挫折。

どうしてこんな目に? と嘆いている

ポンデの目の前に現われたのは、なんと・・・!

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とにかくかわいい。

あたまでっかちのクマたちのふわりとしたかんじ。


バウムクーヘンショップの、

クマやテーブルに見合わないくらいの長さのメニュー(表紙画像参照)には、

プラムにメロンにベイクドチーズといったバリエーション豊富な

バウムクーヘンが並んでいて、
クマ語(?)で書かれている。


バウムクーヘン(とミニクマ)との追いかけっこ場面は

ちょっと迫力がある。


読んでいる間じゅう「かわい~い~~」と連発してしまった。

どこかにこんなクマたちの町があるんだと思うと楽しい。



結末にはミニクマの正体を知ることになる。
不条理ネタで、これも面白いと思った。


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