2005-11-06 18:45:26

『竹内浩三楽書き詩集 まんがのよろづや』

テーマ:詩集

(絵(まんが)は入っていますが、

いわゆる絵本ではありません)

よしだみどり編

『竹内浩三楽書き詩集~まんがのよろづや』

個人的お気に入り度:★★★


竹内 浩三, よしだ みどり
竹内浩三楽書き詩集―まんがのよろづや

ふつうの図書館にまんがはあまりない。

珍しく漫画があるなあと思ったら、

詩と漫画やイラストを集めたものらしい。


かいたのは、1945年4月に戦死した若者(詩人?)。

彼の小学か中学時代あたりから、

成人前後までにかいたものを集めたようだ。


「よく生きてきたと思う」「日本が見えない」という詩と、

マンガについての短文に共感した。


みんながみんなで/目に見えない針で

いじめ合っている/世の中だ

おかしいことには/それぞれ自分をえらいと思っている

(「よく生きてきたと思う」の一部分、

「/」はhadzukiが記入。本では改行している)


子供はマンガをよろこぶ。

マンガをよろこばない人は子供の心を失ったあはれな人だ。

大人になってもマンガをよろこぶやうでありたいものだ

他にも「坊ちゃん」のダイジェスト版みたいな

描きかけ(?)の漫画や、

一銭銅貨をめぐる人間模様をえがいた短い漫画などもある。

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2005-06-06 19:26:27

『わたしと小鳥とすずと』

テーマ:詩集

矢崎節夫選

『金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと』

個人的お気に入り度:★★★


七五調の詩が多く、とてもリズミカルで読みやすい。


「みんなちがってみんないい」の表題詩をはじめ、

金子みすゞ の詩は

すべてのものに対するやさしさにあふれている。

でも、やさしいだけではない。
どの詩にもこどもらしい無邪気さと、

そしてどことなくさびしさが見え隠れしている。

たとえば「犬」 。
飼い犬が死んだので、

いつも怒ってくるおばさんが泣いていたことを
面白がって話していて、ふっとさみしくなったという詩。


「星とたんぽぽ」
昼の星も、たんぽぽの根も、

目には見えなくてもちゃんと存在するんだよ、という詩。


大人になっても子どもの瑞々しい目を失わず、

目には見えないものがちゃんと見えることは、

すばらしい才能だけれど、

ちょっと孤独なことでもあるのだろうなあと思う。


著者: 金子 みすゞ, 矢崎 節夫
タイトル: わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集
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2005-04-15 18:48:04

『宇宙の片隅で』

テーマ:詩集

石垣りん『宇宙の片隅で』

個人的お気に入り度:★★★

 

「詩とあるこう」というシリーズの一冊。

 

ガガーリンの「地球は青かった」という言葉を

良い土産として表現した詩 「おみやげ」、

原爆の被災写真に寄せた詩 「挨拶」

サイパンの崖から身を投げた女たちについての詩 「崖」

沖縄についての詩 「青い鏡」

などが印象に残った。

 

「やすらかに 美しく 油断していた」

「(崖はいつも女をまっさかさまにする)」

研ぎ澄まされたナイフのように鋭い言葉。 

 

著者: 石垣 りん, 水内 喜久雄
タイトル: 宇宙の片隅で―石垣りん詩集
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