2006-05-16 22:09:34

穴掘りの話

テーマ:お気に入り

子どもの頃からの根性なしで、

落とし穴ひとつ満足に完成させたことがない。


しかし、地面を掘り続けたら一体どこにたどり着くのか、

どんな宝物が出てくるだろうと、

色々考えてわくわくするのは大好きだった。


地中深くはどんな場所なんだろう。

地球の裏側まで掘ることはできるんだろうか。

地球の裏側の人たちは、今頃何をしているんだろう?



そのわくわく感をひさしぶりに思い出させてくれた絵本が、

『もぐもぐとんねる』 である。


しらたに ゆきこ
もぐもぐとんねる

翌日からトンネル掘りを練習することになったもぐもぐが、

誰に教わらなくても掘れるんだと夜ひとりで掘り始め、

見当違いなところにばかり行ってしまう、

というコミカルなお話。

絵もかわいくて、しかもアニメを見ているように迫力がある。


主人公がもぐらなだけに、穴を掘るのが大得意で、

とんでもないところに出るまで掘り続けてくれるので、

見るほうは次はどこに行ってしまうのかとはらはらしつつも、

主人公が穴掘りをやめてしまうことはない

(ちょっと行き倒れになりかけるけど)ので、

安心してその行き先を楽しめる。




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一方、絵本ではないが、児童文学で、

穴掘りって子どもの頃はたいていみんな面白がるけど、

実はすごく大変なんだよ、というお話があって、

これはずいぶん前に読んで、大好きな本だ。


タイトルはそのものずばり『穴』 


ルイス・サッカー, 幸田 敦子, Louis Sachar

冤罪で砂漠の更生施設に入れられた男の子が、

硬い地面に身長と同じくらいの直径・深さの穴を毎日掘らされる話だ。


何の目的もなく穴を掘り続けることで、

心身が鍛えられ、不良少年たちの更生に役立つ。

施設の関係者は穴掘りの効能をこう謳っているけれど、

実はこれには裏の目的がある。


主人公の成長あり、友情あり、冒険あり、

張り巡らされた伏線も最後には見事につながって

ちょっぴり不幸だったのが最後にはみんなよくなる、

ほんとに胸のすくような話で、大好きなのだが、

ここまで好きになったのは、やっぱり穴あってこそという気がする。


穴掘り作業じゃなく別の何かをやらされる話だったら、

施設の周りが不毛な砂漠に見渡す限り

穴ぼこがあいているという光景じゃなかったら、

この話にそれほど魅力を感じなかっただろう。


一見楽しそうだがやってみるとつらい穴掘り。

大変さはわかっているから、自分が掘るのも無論いや。

それなのに、

どんなに意味がなく、苦しいと言われても、

ばかばかしい作業に描かれていても、

穴を掘るという作業が面白そうに見えてしまうのだ。



きっと私の心にあいている=物語のツボの1つに、

穴についてのお話がぴったりはまるのだろう、とも思うし、

そんなふうに見えるように書かれているのだという気もする。



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2006-05-09 18:56:49

『ながいよるのおつきさま』

テーマ:お気に入り

シンシア・ライラント、マーク・シーゲル絵、渡辺葉訳

『ながいよるのおつきさま』

個人的お気に入り度:★★★★


シンシア ライラント, Cynthia Rylant, Mark Siegel, 渡辺 葉, マーク シーゲル
ながいよるのおつきさま


「あらしのおつきさま」 「めぶきのおつきさま」

「いちごのおつきさま」 「あらいぐまのおつきさま」

など、

アメリカ原住民が、一年間の12の満月にそれぞれつけた名前。


その美しい名前にヒントを得て書かれた詩的な文章と、

月の神秘的な光を表現した木炭の絵とで構成された絵本。


----------------------


登場するのはすべて満月で、すべて月夜の場面。

ごく大雑把に見ればどれも同じ月夜の夜景にすぎないのだが、

1年の間に季節も移りかわり、天候も変化に富んでいて、

景色も少しずつずらしてあるので、

1年を見ていくと広い範囲を見渡せるようになっているなど、

見ていて飽きることがない。


また、同じ満月でも色や模様の有無、もやにかすんでいるなど

バリエーションがつけてある。


その月に照らされて、

地上の生きものや木や丘の一部が鈍く輝くさまを表現するために、

ほんのりした銀色が使われているのがきれい。



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あらし、よつゆ、いちご、みのり、あらいぐま、しもばしら、など、

季節に合わせて身近な動植物や天候、農事にちなんだ名前がついていて、


アメリカ先住民の人たち(どの部族かなどよくわからないが)が、

昔からそれぞれの満月を特別視しつつ、

親しみを込めて呼び、眺めてきたようすが目に浮かぶようで、
満月に名前をつける風習をなんだかうらやましく思えてきた。



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2006-05-03 19:11:13

更新頻度変更のお知らせ

テーマ:本以外のこと

まことに勝手ながら、


今月より、絵本についての記事の更新を、

当分のあいだ週1回程度とさせて頂きます。


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更新回数を減らそうと思った理由は、


1.より多くの絵本、またその他の本を読む時間を作る


  一日一冊程度は読もうと思っていたけど、

  記事にしなければもう少し読めるのではないかと思いました。

  でも思っただけで、実際は増えないかもしれないけど。


2.お気に入り度の高い絵本を中心に書ける


  よって、ちょっと内容が濃くなる・・

  といいが、実現するかどうかは不明あせる


  それと最近著作権が少し気になっていまして、

  本の内容を要約するだけでも違反にあたるとか。

  あまり感想のほうの内容が薄いと、

  私のオリジナルの部分より元の本の度合いが強くなってしまうので、

  考えてみると今までそういう記事が結構多かった気がしてきました。

  今のところは記事をみな削除しなければ、というほどではないと思っていますが、

  今後の記事は感想主体で要約っぽくならないスタイルにするつもりです。


3.絵本と関係ない記事を書く機会が増える・・かも(笑)


  これも結局ほとんど書かない可能性大(そんなのが多いな^^;)



4.他の遊び(ゲームなど)の時間を増やす(笑)


  この春から、やけに身の回りにゲームが集まってしまっています。

  ニンテンドーDS(ソフトは英語漬けと脳を鍛える~~)は買っちゃったし、

  前からやっている「イリスのアトリエ」はまだ終わってないし、

  オンラインのFFXIは新しい追加ディスクが出たし、

  ファイナルファンタジー12も未クリアです。

  全部ちゃんと遊ばなくては。



などです。


目論見が外れて、ただ怠けただけで終わる可能性もあれば、

やっぱり週に1冊ぐらいじゃ少なすぎる!と頻度を少し戻すかもしれず、

また逆にさらに減らすかもしれません。



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というわけで、

従来よりさらにマイペースなのんびり更新カメとなりますが、

頻度が少なくても細く長く続けていくつもりですので、

今後ともよろしくお願いいたします。




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2006-05-01 18:27:15

『りっぱなうんち』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

きたやまようこ

『りっぱなうんち』

個人的お気に入り度:★★★


きたやま ようこ
りっぱなうんち


お気に入りブログか、IEの「お気に入り」に入れてあるどこかの

ブログで見つけたのだけど、メモし忘れ、

どちらのブログだったのかど忘れしてしまいました。
すみません;

そして楽しい絵本を教えてくださりありがとうございます^^

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みみずのうんちはなにうんち?

みみずのうんちはどろんこうんち。

どろんこいっぱいたべたから。

うんうん りっぱなうんちだね。 

といった具合に、

きんぎょはみじんこ、

うさぎはたんぽぽ(人参じゃないのが型どおりじゃない)、
ライオンはしまうま(といってもしましまではない)
など、食べたものにちなんだうんちや、

独特の形状のうんちを紹介する。

人間の「ぼく」のうんちは・・。

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食べているものは概ね本当の生態に沿っているのだが、

みみずはどろんこおにぎり、きんぎょはみじんこバーガーと、

中には献立が人間っぽくなっているのもあって、面白い。

引用した部分でわかるように文章も調子よく、

そのうち曲がついて歌になりそう?



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