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2006-04-30 18:25:16

『クマの名前は日曜日』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

アクセル・ハッケ、ミヒャエル・ゾーヴァ、丘沢静也訳

『クマの名前は日曜日』

個人的お気に入り度:★★★


アクセル ハッケ, Axel Hacke, Michael Sowa, 丘沢 静也, ミヒャエル ゾーヴァ
クマの名前は日曜日


「わたし」 が小さかったころの話。(「わたし」の名前は作者と同じ)


ある日曜日、目を覚ますとそばに寝ていた、

ぴっかぴかの一年生みたいな 」 クマのぬいぐるみ。


ぼくは彼に「日曜日」 と名前をつけ、以来

自転車やブランコに乗るのも、食事もトイレも、

とにかくいつも一緒にすごす。
寝るときには抱き寄せて毛をなで、

「日曜日」の存在をたしかめてから眠りにつくのだった。


しかしある朝、クマはキスもしてこないし、

いつもじっとしていて、食事をあげても食べるのを見たことがない、

本当にぼくのことを好きなのかな?と疑問に思ったぼくは、
日曜日をゆすったり踏んづけたり、

ミルクとはちみつを口に入れてあげようとしたりする。


お母さんははちみつで汚れたぬいぐるみを洗濯機で洗い、

洗濯バサミで物干しに吊るす。

その晩ぼくは、「日曜日」という名の子グマのお父さんが、

クマの経営するおもちゃ屋に住まう、人間のぬいぐるみであるぼくを

買いに来る夢をみるのだった。

-----------------------------------


いつも一緒に過ごしていたクマのぬいぐるみ。

自分は目一杯愛情を表現している(つもりだ)が、

ぬいぐるみは目立った行動をしない。

果たして自分のことを、ぬいぐるみはどう思っているのだろう?

モノなのに、生きものをかたどっているがゆえに

ふつうはやさしく取り扱うことが期待され、
抱きしめたり、座らせたり、
家族や友人のように共に時を過ごすぬいぐるみ。

そうやって何のうたがいもなく暮らしていて、

ある日、ふと疑問を抱く。

このぬいぐるみは、生きているのか、いないのか。

何かを考えるのか、考えないのか。

ぬいぐるみに愛はあるのか。


そんな瞬間を切り取って見せたお話かもしれない。


私自身は、
小さい頃はそんなにはぬいぐるみに執着した記憶はないし、

反対に乱暴に扱った覚えも、覚えていないだけかもしれないが、

あまりない。


ぬいぐるみを主人公としたお話

(人間になりたい、ボロボロになって捨てられた、愛されたいなど)

には自分の心の葛藤の延長として共感できるようになったが

(こういうお話は本当は人間についてのテーマだからかもしれない)、


ぬいぐるみを乱暴に扱う心理のほうはあまり深く考えず、

乱暴にしても痛くない布製のおもちゃの一種と考えているのかな、

と思う程度だったが、

もしかしたらこの本の主人公のように、

ぬいぐるみと自分の関係をたしかめている瞬間があるのかもしれない。


ぬいぐるみを噛んだり放り投げたり踏んづけたりする子に、

ぬいぐるみが痛がっているよと言ったら、

その子は次第に思いやりを覚えていくのだろうと思われるが、

もしかすると自分で発見しようとしていた何かを

それと引き換えに手放してしまうこともあるのかもしれない。


そんなことをふと考えた。




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2006-04-28 19:23:03

『プラリネク あるクリスマスの物語』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

アクセル・ハッケ、ミヒャエル・ゾーヴァ絵、

三浦美紀子訳

『プラリネク あるクリスマスの物語』

個人的お気に入り度:★★★


アクセル ハッケ, Axel Hacke, Michael Sowa, 三浦 美紀子, ミヒャエル ゾーヴァ
プラリネク―あるクリスマスの物語


子どもの「君」 が、「クリストキント」

(ドイツで、クリスマスにプレゼントを配る子ども。)

をまっている間に、「私」=父親がお話をする。
以下はそのお話。


クリスマスの近いある日、アルトゥアという男の子は、
台所から「おーーーーーー」という声で呼ばれ、
台所でプラリネの箱を見つける。

アルトゥアはその箱からロボットを作ることをひらめき、

洗剤の箱、コルク栓、トイレットペーパーの芯などを材料に

ロボットを組み立て、プラリネクと名づける。


プラリネクは洗剤の箱やプラリネの箱に書かれたことばを多用した

独特のしゃべり方をする。

アルトゥアはプラリネクをお父さんへのプレゼントにしようと決める。


恐竜の人形やおもちゃのロボットと友達になったプラリネクは、

おもちゃ箱の中でジュースを欲しがっているピエロ(?)のために

ジュースを持ってきてあげようと、台所に行く。


-------------------------------


仕事で飛び回っていてふだん「きみ」のことを

あまりかまってやれないお父さんは、

そのことでちょっと罪の意識を感じていて、

せめてクリスマスぐらいは息子とじっくり付き合いたいと思っている。


しかし息子は父親と接する機会が少ないので、

父親以上にちょっと戸惑っているようす。

だから初めはお話を聞くことを渋るが、

「私」は手に(だったかな)ポーズボタンを描き、
いつでも好きなときにこのボタンを押したら

話すのを止めるからね、といって話し始める。

(私が子どもだったら、そんなボタンを作ったら、
何回も押してみたくなって、話が全然進まない気がするが(笑))

初めはしぶしぶだった男の子も、次第にお話に引き込まれていく。

というのも、自分と同じような境遇の男の子のクリスマスの話だし、

たぶん本当はお父さんのお話を初めから聞きたかったのだろう

という気もする。


結局このお話は、クリストキントがやってきたことで

中断してしまい、そこで話(本自体の話)が終わるのだが、
クリストキントが持ってきたプレゼントよりも、

お父さんのお話の方をうれしく思ったクリスマスになったのではないかな。

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2006-04-26 19:42:18

『世界のなぞかけ昔話1 どうしてかわかる?』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

ジョージ・シャノン、ピーター・シス絵、福本友美子訳

『世界のなぞかけ昔話1 どうしてかわかる?』

個人的お気に入り度:★★★


ジョージ シャノン, George W.B. Shannon, Peter Sis, 福本 友美子, ピーター シス
どうしてかわかる?―世界のなぞかけ昔話〈1〉


世界の昔話から厳選した、なぞかけ系のお話の概要を紹介し、

問題文→たね明かしというクイズ形式にした絵本。


日本では大岡越前の逸話として有名な

産みの母と育ての母、どちらに親権があるかを

子どもを引っ張り合わせて決める話

(ソロモン王の逸話として紹介されている)や、


オオカミとヤギとキャベツを小舟にひとつずつしか乗せられず、

オオカミはヤギと一緒にいるとヤギを食べてしまうし、

ヤギはキャベツを食べてしまう。

どういう順番で運んだらみんな無事に向こう岸にいけるか、

というこれまたよく聞くお話をはじめ、


イソップにグリム、アフリカ、インド、中国、アメリカと、

広範囲から昔話十数本が集められている。


----------------------------


昔話のエッセンスをさっと読めて、頭の体操もできる、

手軽でお得な一冊といったかんじ。

面白いと思ったのは、「かしこいおよめさん」という、

アルメニアの民話からの問題。


ヒヨコマメが大好物でつまみ食いしていたおよめさんが、

姑からの盗み食いの疑い(事実やっているのだが)を晴らすため、
床に落ちていたヒヨコマメを拾い上げ、

姑の前で何を言ったか、というもの。


答えは理屈上は合っているんだけど、

実際にはこれで疑いが晴れようとは思えないし、ふつうは言えなさそう。

しかし、ほんとに言ったらかえってすごいかも、

姑もその図太さに感心するか、

冗談のセンスに笑ってしまうか、

あるいはそこまでしてヒヨコマメをつまみ食いしたいのかと

あきらめてくれるんじゃなかろうか。

などと、お話自体は短く簡潔なのに、色々考えてしまった。


えー、ずるい、と思ってしまうようなお話もあったが、

本来なぞなぞやとんちはそんなもので、

私の頭が固いのであろう。

頭をやわらかくして、楽しみたい絵本。


印刷は2色でシンプルだが、

ピーター・シスのさし絵が緻密できれい。


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2006-04-24 18:42:39

『くまのこミンのおはなばたけ』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

あいはらひろゆき、あだちなみ絵

『くまのこミンのおはなばたけ』

個人的お気に入り度:★★★


あいはら ひろゆき, あだち なみ
くまのこミンのおはなばたけ

くまのこミンは、3人きょうだいの末っ子の女の子。
力もちのおっきいお兄ちゃん、ポッタと、

物知りなちっちゃいお兄ちゃん、ホッタと

3人きりで暮らしている。

3人はミンの花畑づくりをする。

たがやして、種と球根を植えて休憩中、

庭のすみに大きな穴を発見。

何の穴かについての予想がみんなちがうので、

3人して確かめに穴にもぐることにする。


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『くまのがっこう』 シリーズと同じ著者コンビの、

これまたかわいい、くまのお話。


自分たちの庭で起こるちいさな事件。

まったりと平和なムードが、居心地がいい。



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2006-04-23 18:29:52

『内田彩仍さんのDear,Sweet homeおうちがいちばん』

テーマ:そのほかの本

『内田彩仍さんのDear,sweet home─おうちがいちばん』

個人的お気に入り度:★★★


内田 彩仍, 主婦と生活社
内田彩仍さんのDear,sweet home―おうちがいちばん


(絵本ではありません)


sachicoco さんのブログで知って、読んでみました、

ありがとうございます^^

sachicocoさんの記事はこちら

 → 『内田彩仍さんのDear,sweet home─おうちがいちばん』


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大好きな雑貨に囲まれ、シンプルでかわいくおしゃれに暮らす

生活を提案する本。


アジサイのドライフラワー、かご、小さな木の椅子たち、

黒板、布に刺繍する文字、
白を基調とする家具やインテリアなど、


内田さんの個人的趣味の世界でありつつ、

ちょっと真似してみたくなるような

心地よさげなすまいづくりのヒントがつまっている。

どうしてタイトルで「さん」づけなんだろうと思ったら、

取材と文は別の人が担当しているから。

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・真鍮や鉄製の雑貨を好きな色にアクリル塗装するアイディア

・木製の雑貨に使用感を出すために塗る「オイルステイン」


・小さなタイルはシートで売っていて、

 台紙をはがしてまとめてきれいに貼れること

・シンプルなガラスのコップにエッチングで文字や模様を描く

などのことは、ホームセンター通なら

もう知っていることなのかもしれないが、

私にはどれも新鮮で、何かの機会に挑戦してみたいと思った。



しかし、一番感心したのは、文字のこと。

手書き文字の入ったナプキンなどの雑貨をおしゃれだと思ってから、

文字をおしゃれに書くために、

スケッチブック一冊を文字だけで埋めるほど練習した

というエピソードを読んで、

さりげなくおしゃれなライフスタイルも、

一日で成らずなのだなあと痛感した次第。



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2006-04-21 19:17:55

『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

長谷川義史

『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』

個人的お気に入り度:★★★


長谷川 義史
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん


nao-yuuka-ayuchan5さんのブログで知って、読んでみました。

ありがとうございます^^

naoさんの記事はこちら → ブックドクター


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5才、たんぽぽ組の「ぼく」 が、

読者におとうさんとおじいちゃんを紹介し、おじいちゃんに
おじいちゃんのおとうさんは、どんなひと?」 とたずねる。


おじいちゃんにひいおじいちゃんとひいひいおじいちゃんを

紹介してもらうと、ぼくはそれだけで飽き足らず、

直接ひいひいおじいちゃんに会い、彼の父について尋ねる。


ひいひいおじいちゃんの父、

つまり「ぼく」のひいひいひいおじいちゃんに会うと、

こんにちは、ねえ、ひぃひぃひぃひぃおじいちゃん、

ひぃひぃひぃひぃおじいちゃんの

ひぃひぃひぃひぃひぃおじいちゃんはどんなひと?


そうやってどんどん「ひぃ」が増えていき、

どんどん先祖までさかのぼっていき、

ず~~っと祖先はサルだと知ったぼくは、

ぼくは誰のおじいちゃんになるのだろうと、未来に思いをはせるのだった。


------------------------------

子どもが時々思いをはせる、自分のルーツ。

多くの人は子ども時代に、

「ぼくの/わたしのひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃ・・・・・おじいちゃんってどんなひと?」

と親や祖父母にたずねて困らせたことが一度はあるのではないか。


しかし実際、

おじいちゃんやひいおばあちゃんにたずねてみても、

こんなにさかのぼれるものじゃない。

名家の生まれで家系図が残っていれば

江戸時代や、もっと昔のことまでわかる人もいるかもしれないが、

そんな人は多くないだろうし、

それにしたってさすがに原始時代まではねえ^^;

それを絵本では本当にさかのぼって見られるのだから面白い。

しかも、直接先祖本人に会って、

もっと昔の先祖のことを聞けるなんて、わくわくする。


ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ

ひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃひぃ……

と、かぎりなく増えていく「ひぃ」をとなえるのも楽しい。


・・でも、115回ひぃを繰り返すのまでは計算できたが、

それ以降は数えるのも面倒なくらい、

ページいっぱいに「ひぃ」が繰り返されている。



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2006-04-19 19:15:58

『おんぶはこりごり』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

アンソニー・ブラウン、藤本朝巳訳

『おんぶはこりごり』

個人的お気に入り度:★★★


アンソニー ブラウン, Anthony Browne, 藤本 朝巳
おんぶはこりごり


ピゴットさん一家は、すてきな家に住み、

表面上は幸せに暮らしていた。


しかし、実際のところ、ママは幸せではなかった。

ピゴット氏と、2人の息子たちは、ご飯をようきゅうするばかりで、

家のことを何もしない。

ママは皿洗いにベッドメイクやそうじ洗濯、

すべてを済ませてから仕事にでかけたり、眠ったりするのだった。


ある日、みんなが学校や会社から帰ってくると、

ぶたさんたちのおせわはもうこりごり!」 

という置き手紙を残し、ママは家出していた。


すると絵のうえでの3人の外見もブタになってしまう。


3人は料理もそうじも洗濯も自分たちでしなければならなくなるが、

馴れない仕事なので、大変だし、料理のできばえも最悪。

何日かすぎて、部屋には食料がなくなり、すっかり汚くなってしまう。


地面をはいずり食べ物をあさっているときに

やっと帰ってきてくれたママを、3人は

おかえりなさいませ、おかあさま 

と、涙まじりに歓迎するのだった。


---------------------------------


どんなに仕事がよくできても、頭が良かったり、外ではいい人でも、

家の中で身の回りの何もかもを家族におしつけてしまってはいけない。

かなりのことを頼っているなら、まずは感謝をするべきで、

決してピゴットさんや息子たちのように

「ごはんまだー?」 なんて言うだけではいけない。


なんていう教訓ももちろん入っているのだろうし、

そうだそうだ!と思うのだが、

一番の見どころはやっぱり「ブタ」 。


到るところにブタの顔や姿が隠されていて、

初めはふつうだった壁紙の花もようやピゴットさんの胸の丸い飾りなどが

ブタのかたちになり、

ピゴットさんの影もブタになり、

ママが出て行ったときには3人がすっかりブタの姿になってしまうのが面白い。


訳者あとがきによると原題は「PIGGY BOOK」 で、

英語ではおんぶのことをpiggy back といい、

ひっかけているらしい。


そういえば、ピゴットさんのつづりも、Pigで始まると思われ、

ここにもブタが隠れているのだった。



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2006-04-17 20:03:34

『ウォートンのとんだクリスマスイブ』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本


ラッセル・E・エリクソン、ローレンス・D・フィオリ絵、

佐藤涼子訳

『ウォートンのとんだクリスマスイブ』

個人的お気に入り度:★★★


読み物。
「ひきがえる とんだ大冒険」シリーズの第3巻。
12月23日にクリスマスの飾りつけも、
大そうじも終わってしまった
そうじ好きのひきがえる、ウォートンは、
クリスマス・イブはスケートをして過ごすことにする。

厚着で出かけてスケートを楽しむウォートンだが、

雪が降ってきて、道に迷い、

来る途中で荷車を起こすのを手伝ってあげた、

もぐらのモンローと再会し、共に遭難の憂き目に会う。


大きなほら穴を見つけ、避難するふたり。

穴の奥にはコケモモ、りんご、干したくだもの、肉が山と積まれ、

大きなたるにははちみつが。

なんとほら穴はクマの住みかだったのだ。


色々あって(←ここが面白い)、

冬眠していたクマを何度か起こしてしまう2人。

腹を立てたクマは、とうとう2人をほら穴から追い出す。


しかし結局は、いやいやながらも2人を助けることに・・。


あなたは、クリスマスの心というものを、

これっぽっちも持っていません 」 と言っていたウォートンも、

クマの中にたしかにその心があるとやがて確信するのであった。


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迷惑な迷い客にうんざりしていたのに、

いつのまにか2人のペースに巻き込まれ、

最後にはちょっと「クリスマスっていいなあ」モードに

入ってしまうクマが好きだ。


それもウォートンの楽天的な性格あればこそで、

まわりを巻き込んで、いい方向に変えてしまう、

彼のパワーは健在。


モートンの作った、クリスマスの飾り用の、

キンポウゲ入りのカリッとしたクッキー、

オランダハッカ入りの四角いクッキー、

カバの木の皮入りのくるっとまいたクッキー、

ブルーベリー入りのパリパリしたクッキーはどれもおいしそう。


フルコースの方は人間には食べられそうにない料理が殆どだが^^;

(「モートン!きみのクリスマス・イブのごちそうを、

気に入らないやつなんて、いるわけがないだろう? 

by ウォートン)


-------------------------------


また「クリスマスの心」についても、考えさせられた。


私はキリスト教を信仰する人間ではないが、

クリスマスっていいものだなあと思うのは、

クリスマスには「クリスマスの心」があるからで、

「クリスマスの心」は人を寛容にし、親切にする。

また、だれかと一緒に過ごしたいと思ったりする。


以前見たアメリカのドラマ「トゥルー・コーリング」で、

普段敵である男を主人公がパーティに誘う場面があった。


クリスマスイブに1人なんて、というのが理由で、

(まあドラマだからで、実際には多分大嫌いな人間は誘わないのだろうが、)

ええっ、だからってこいつを誘うの?と思いつつ、

こういう精神こそがクリスマスの醍醐味なんだと、

妙に感心したのだった。





ラッセル・エリクソン, 佐藤 凉子, ローレンス・ディ・フィオリ
ウォートンのとんだクリスマス・イブ

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2006-04-16 19:06:36

『とおもったら……』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

イエラ・マリ、栗栖カイ訳

『と おもったら……』

個人的お気に入り度:★★★


イエラ マリ, Iela Mari, 栗栖 カイ
と おもったら…


むかしむかしあるところにウニがありました 

と おもったら…… ヤマアラシ 
と おもったら…… こどものあたま 」

といったぐあいに、少しずつちがう絵になっていく絵本。
すぐ次のモノはたしかに絵のうえでは似ているのだが、

数ページ隔てたもの同士は、

似ても似つかないほどちがうものになっていて、面白い。


「と おもったら」 と、次々他のものが現われるのも楽しい。

さんざんかんちがいを繰り返すが、

結局正体は・・というオチもいい。


作者はイタリアのグラフィックデザイナーで、

言われてみればウニひとつとってみても、

なんだかおしゃれな気がする。


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2006-04-14 21:38:17

おいしそうなお話

テーマ:お気に入り

新歌さんのブログの企画「みんなのえほん」の第3回のテーマは

「食べたい絵本」。 (4月8日の記事)


遅ればせながら今回も参加させて頂きます^^


-----------------------


私の「食べたい絵本」 は、これ。



瀬田貞二訳、脇田和絵

『おだんごぱん』

瀬田 貞二, 脇田 和
おだんごぱん―ロシア民話

逃げ出したパンがキツネに食べられるまでの

割にシンプルなお話なのだが、

ごく小さい頃、焼きたてのパンの香りがしてきそうなほど

お話に入り込んで聞いていた。


おだんごでもなくぱんでもない、

「おだんごぱん」 というその名前が絶妙。

おだんごぱんなんて、そのへんには売っていない。

さぞかしおいしいだろうな、

きっと普通のパンと普通のおだんごのよさをあわせもつ

すごいパンなのだと思っていた。


小学校1年生のときに町のパン工場を見学したが、

工場の中に充満している、発酵中や焼き立てのパンの甘い匂いをかいで、

「これがおだんごぱんのにおいにちがいない」 と確信した。



おとなしく人間に食べられるはずのパンが

逃げ出すという可笑しさも好きだ。


-----------------------


児童書も可ということなので、欲張ってもう一冊。


コルローディ、安藤美紀夫訳『ピノッキオの冒険』(福音館)


ピノッキオの前にときどき現われて助言や援助を与えてくれる

「仙女さま」 という登場人物が出してくれる、


・おいしいパンに「油と酢で味つけしたカリフラワー」とボンボンの食事


・友達を呼んで、ピノッキオが人間になるお祝いをしようというときに用意した

「ミルクコーヒー二百ぱいと、上にも下にもたっぷりバターをぬった

小さなパンを四百」

(このパンをコーヒーに浸して食べるのだ)


というのが、小学校3、4年生当時、たまらなくおいしそうに感じた。


ピノッキオはイタリアの子ども皆が全体的に今より貧しくて、

少なくとも若干は今よりひもじい思いをしていた

であろう頃に書かれた話だが、

これを読んだ頃、私もそれなりにひもじかったのかもしれない。


それにカリフラワーがどんなものかを漠然としか知らなかった。

ミルクコーヒーは給食のときに月に一度ほど

牛乳の代わりに飲むことができた。



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