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2006-02-28 20:30:09

『もうふくん』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

山脇恭、西巻茅子絵

『もうふくん』

個人的お気に入り度:★★★


山脇 恭, 西巻 茅子
もうふくん


風邪で幼稚園を休んでいたまみちゃんは、

やっと「えん」に行けると大喜び。

すると、赤ちゃんのときから仲良しのもうふくんが
心配だからついていくと言い張る。


幼稚園にやってきたもうふくんはみんなにもてもて。

おばけごっこ(ちょっとバーバパパのよう) や

テントごっこなどをして遊ぶ。


お弁当ももうふくんの上で食べたので

もうふくんはべとべと、しみだらけに。


そこでもうふくんをみんなで洗ったら、もうふくんは

も、も、も、もへっくしょん! 」 とくしゃみをする。
風邪をひいてしまったのだ。


でも大丈夫。

お昼寝の時間に雲梯の上でおひさまを浴びてあたたまり、

もうふくんはすっかりかわくのだった。

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なんともほのぼのした、あたたかみのあるお話。


もうふくんが以前から了解済みのように

ひとりでに動いて形を変えたりしているのもおもしろいし、


いかにももうふくんらしいな、と思えるような

擬音語や擬態語も楽しい。

寝息は「もーふー、もーふー」だし、

「もへー、つかれた……」 「もっほほー」 もふぁー、など。


絵もやさしい色合いで、

もうふくんのもふぁもふぁ感が出ていると思う。



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2006-02-27 19:11:56

『スモウマン』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

中川ひろたか、長谷川義史絵

『スモウマン』

個人的お気に入り度:★★★


中川 ひろたか, 長谷川 義史
スモウマン


すしのねた部屋在籍の「スモウマン」 は、

幕下だけど、正義の味方。


今日も助けを求める声に呼ばれて行ってみると、

女の子をいじめている悪いやつが。


スモウマンは相撲の技を駆使してやっつける。

「ありがとう、スモウマン 」 とお礼を言う女の子だが、
言ったとたんにおなかがぐー、と鳴る。

そこでスモウマンは女の子を相撲部屋へ連れ帰り、

ちゃんこをご馳走するのだった。

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簡潔・爽快で、コミカルなヒーローもの。


すしのねた部屋の力士の名前が

「時価のトロ」 「タコの花」 「うにぐんかん」 だったり、

飾ってある額縁が「心・技・タイ(魚の鯛の絵)」だったり、

悪いやつがしているプロレスラーのマスクに

「もと力士」 と書いてあったりなど、

小ネタが笑える。



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2006-02-26 23:32:58

『こぶたのみっぷちゃっぷやっぷ』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

筒井頼子、はたこうしろう絵

『こぶたのみっぷちゃっぷやっぷ』

個人的お気に入り度:★★★


筒井 頼子, はた こうしろう
こぶたのみっぷちゃっぷやっぷ


あたたかい春の日、ととぷぅとかかぷぅ、

そしてみっぷ、ちゃっぷ、やっぷの一家が庭仕事していると、

どこからか甘い花の香りがしてくる。

庭に勝手に生えてきたので、鳥が種を運んだんだろうと
みっぷが 「とりのき」 と名づけた木からだった。

やがてきんかんのような小さな実がつき、

やっぷは甘く煮て食べようというが、

だんだん大きくなってきて、

どうやらみかんになりそうだということになる。


それでも実の成長は止まらず、

いよかんぐらいの大きさになったころ、

近所のおじさんが、これはぶんたんの木だと教えてくれる。


すっかり大きく食べごろになるぶんたん
明日食べようと言っていたが、

当日になると、11個あった実は6個に減っていた。


一体誰が食べたのだろうか?

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一家のやりとりが平和でほほえましい。


きんかん・みかん・いよかん・ぶんたんと、

かんきつ類の名前が小さい順に4種類も登場するところが新鮮。


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2006-02-25 20:05:11

『いろはのかるた奉行』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

長谷川義史

『いろはのかるた奉行』

個人的お気に入り度:★★★


長谷川 義史
いろはのかるた奉行


架空の人物(兼著者の分身)、「いろはのかるた奉行」が、

伝統的ないろはかるたの意味を解説し、

新しいオリジナルのいろはかるたを紹介する絵本。


かせぐにおいつくびんぼうなし

→ かじきにおいつくまんぼうなし

(まんぼうは所詮かじきには追いつけない)


そうりょうのじんろく

→ そうじきのまんぞく

(掃除を終え、足の親指でコード巻取りボタンを押す。

→一気にコードが入ると気持ちいい →しめくくりが大切)


など、音は似ているが

古いいろはかるたとは全く違う意味のことわざが並ぶ。



うそからでたまこと

→ うたもうたうふじたまこと


げいはみをたすける

→ けぃはみぃをたすける


のように著者の趣味が反映されていそうなの(?)もあれば、

えてにほをあげる

→ えすてほおあげる

ゆだんたいてき

→ ゆだんかいてき


のような、ひと目でなんとなく納得してしまえるものもある。


そうじきのまんぞく 」 の解説ひとつをとっても感じられるように、

伝統的ないろはかるた同様、

全体に庶民的な感覚にあふれるフレーズが多く、

笑ったり、うなずいたりしながら読んだ。



それはさておき、私が一番すごいと思ったのは、

門前の小僧習わぬ経を読む

と対になった、現代版のかるた。


ことばも意味も、こじつけで笑えるんだけど、

声に出して読んでみるとそれっぽいことばに聞こえるし、
意味もちゃんとためになりそうな内容になっている。

どんなことわざに変わっているかは、読んでみてのお楽しみ。



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2006-02-23 19:55:54

『おべんともって』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

森山京、片山健絵

『おべんともって』

個人的お気に入り度:★★★


森山 京, 片山 健
おべんともって


くまの子が、木こりのお父さんと一緒に食べようと、

お弁当を持ってでかける。

その途中で、やまぶどうをつみにいくきつねちゃんや

木のぼりしているサルの子、

釣りをしているたぬきのおじさん、

花をつみにきたウサギのおばあさんなどに出会い、

楽しそうにお弁当を持っての外出について話すくまの子。


お父さんとお弁当を食べたくまの子は

からっぽのかごに落ち葉を集め、

お母さんへのおみやげにするのだった。


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お弁当を運ぶという重大な任務をまかされたくまの子の、

おつかいの道すがらのわくわく感が伝わってくる、
ほのぼの系の絵本。

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2006-02-22 20:40:09

『おばけのひっこし』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

さがらあつこ、沼野正子絵

『おばけのひっこし』
個人的お気に入り度:★★★


京の都の郊外の小さな家に、

おとど(身分の高い男の人)とその家族が住んでいた。

家が狭いので困ったおとどは、

都の近くの一軒の空き家に引っ越そうかと、下見に行く。


恐がるお付きを帰して、ひとりで泊まってみるおとど。

その家にはおばけたちが住んでいて、

おとどを追い出そうと、次々におどかしにかかる。


ところが、
女の子のおばけ「ほたるひめ」が目の前をゆらゆらしても、

男の子のおばけ「べんべろべえ」があかんべえをしても

おとどはちっとも恐がらない。

首の長い「くびひょろりん」や
火の玉のおばけ、「めらめらぼう」が出て行ってもものともしない。


とうとうおばけの親玉の「おばけのおきな」が交渉に乗り出し、

おばけたちが引っ越すことで合意に到る、

というお話。


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『おばけやしきへようこそ!』  を読んで、

おばけを恐がらない人間は

おばけにとっては脅威なのだというのがよくわかったが、

この絵本でもやっぱり、全然怖がらないおとどに

おばけたちのほうがたじたじとなっている。


おとどには参ってしまったおばけたちだが、

都から遠くても、家がせまくてもおばけだから平気、

というところはちょっとうらやましい。



さがら あつこ, 沼野 正子
おばけのひっこし

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2006-02-21 21:11:06

『ちいさなちいさな王様』

テーマ:ひとは死んだらどこにいくのか

アクセル・ハッケ、ミヒャエル・ゾーヴァ絵、

那須田淳、木本栄子共訳

『ちいさな ちいさな王様』

個人的お気に入り度:★★★


アクセル ハッケ, Axel Hacke, Michael Sova, 那須田 淳, 木本 栄, ミヒャエル ゾーヴァ
ちいさなちいさな王様

以前から存在は意識していたものの、

micaさんのブログ で記事を見て、読もう読もうと思いつつ、

さらに月日が流れ(笑)、今頃読んでみました^^

micaさんの記事はこちら → 『ちいさなちいさな王様』


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全体の量としては少し長め。



「僕」 のひとさし指くらいの大きさの小さな小さな王様、

十二月王二世」 は、

しばらく前から僕の家に遊びにくるようになった。

王様はおなかの出っ張った立派な大人なのに

子どものようなところがある。
クマの形のグミキャンディ、グミベアーをこよなく愛し、
遊んだり空想したりするのが大好き。

王様の国では、生まれたときには大きくて何でも知っていて、

色々な仕事をしなければならず
時間がたつにつれてだんだん小さくなり、

色々なことを忘れていき、そのうち仕事から解放される。
最後には小さくなりすぎて、見えなくなってしまうのだという。


そんな王様との、

もし不死になったとしたら、などを想像したり、

王様の絵を売りに行ったり、

王様と一緒にいつもの通勤の道を歩いたり・・

といった、いくつかのエピソードが綴られている。

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王様の出生の秘密がなんともロマンチックで、

命がどこへゆくのかなどについて、考えさせられる。


また、空想したり遊んだりすることがとても価値があることで、

小さくなるほど偉くなるから、

大きな人たちに色々と質問して

答えを聞いたそばから忘れてもかまわない、

などという王さまの国での常識は、

私の考える一般的な価値観とはほぼすべて逆で、
なるほど、そう考えるのも悪くないなあと感心してしまった。


空想したり遊んだりすることは、

現実的な仕事よりも大事というわけでもないのだろうが、

少なくとも同じくらい価値のあることだと思う。

それなのに日々の生活に追われて、

そういうことをあまりに後回しにしてはいないだろうか、

と自問させられた。


夢をしまっておく箱や、プードル救い機など、

出てくるアイテムもおもしろい。


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2006-02-20 20:58:08

『いつもちこくのおとこのこ--ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

ジョン・バーニンガム、谷川俊太郎訳

『いつもちこくのおとこのこ--ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』

個人的お気に入り度:★★★


新歌さんのブログ の記事がきっかけで読んでみました。

ありがとうございます^^

新歌さんの記事はこちら → そんなことあるわけないよ



ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーは

通学途中にワニに襲われ、

手袋を投げあたえてなんとか逃げ出す。


教室で先生に「マンホールからワニが・・」 

と事情を説明するが、先生は信じてくれず、
罰として

もうワニのウソはつきません、手袋もなくしません

と300回書かされるのだった。

その後もライオンにおそわれたり、

高潮にさらわれそうになったりして

そのたびに遅刻するのだが、

先生は事情を信じてくれずに罰を与える。

しかしある日、ジョンが時間通りに教室に行くと・・・。


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まさに溜飲を下げるという思いのオチ。


人間、自分の目の前で起きたことしか、

なかなか信じられないものだ。
だから先生がジョンを信じられない気持ちも理解できるが、


・・でも私の中では、やはりざまあみろと思う気持ちの方が強い^^;

谷川 俊太郎
いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー
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2006-02-19 18:51:24

『イヌのしんぶんこうこく』

テーマ:犬のでてくるお話

ロリー・S・ラーマン、アリソン・バートレット絵、

山口文生訳

『イヌのしんぶんこうこく』

個人的お気に入り度:★★★


ロリー・S. ラーマン, Rory S. Lerman, Alison Bartlett, 山口 文生, アリソン バートレット
イヌのしんぶんこうこく


田舎生まれの犬、ニーロは、都会で暮らすのが夢。

大きくなって電話が使えるようになると(!)、

さっそくロンドンの新聞社に電話して、
飼い主募集の広告を出してもらった。

条件は、メガネをかけていて、

できれば12才以下であること。

沢山の手紙が届き、

ニーロは友だちのジョージに手伝ってもらい、

必要な「諸条件」 を決めて、それにもとづいて

手紙を「だめ」 と「いいかも」 により分ける。


ジョージは赤と白のしま模様のオーバーオールを着た男の子で、

ニーロが生まれたときに会いにきてくれて以来の仲良しなのだ。


色々検討した結果、ニーロは

ロンドン中の美術館や劇場に連れて行ってくれ、

誕生日にはミルクセーキを飲ませてくれ、

毎日ブラシをかけてくれるという女の子に飼われることに決める。


ジョージは賛成してくれるが、なぜかちょっとさびしそう。


荷造りをしながら、

ニーロは以前決めた「諸条件」 を振り返る。


ぼくがいられる場所があること 

どうぶつにしんせつであること 

心のやすまる家庭があること 


そして、本当にぴったりな友だちが

すぐそばにいたことに気づくのだった。


--------------------------------


大切なものごと、近くにいる友だちの良さは、

当たり前に感じてしまい、

忘れてしまうこともあるもの。


いたずらにニーロの行動や飼い主候補を批判したりせず、

終始ニーロの幸せを願うジョージは

本当にすてきな友だちだなあと思う。



それと、これは書いた人が意図していないテーマかもしれないが、

ニーロは飼い主を探すために自分で行動を起こしたが、

実際には犬は飼い主を選べないことが多いもの。

一飼い主として、ペットのよき友でありたいと改めて思ったりもした。


ところで、6週間で「大きく」なって、

新聞社に電話をかけるニーロ。

犬の寿命は人間より短く、大人になるのも早いけれど、

それにしてもすごい。



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2006-02-18 19:59:03

『ひいらぎはかせとフロストマン』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

たむらしげる

『ひいらぎはかせとフロストマン』

個人的お気に入り度:★★★


たむら しげる
ひいらぎはかせとフロストマン


ひいらぎはかせは、世界一の発明家。

あるときはかせの住む町に、
なんでもカチンコチンに凍らせてしまう氷の巨人、

フロストマンが現われた。

でんきコート」 を着込んで町にでてみると、

人もどうぶつも、乗り物も建物もみんな凍りつき、
すっかり氷の町に変えられてしまっていた。


助手のロボットも凍らされて困ってしまう博士だが、

凍った池を見て、あるアイディアを思いつき、その実現のため

氷でできたロボット、「アイスマン」 を大量生産するのだった。

-------------------------


氷を溶かし、フロストマンを追い払うそのアイディア、

スケールが大きくてびっくり。


シリーズものみたいなので、

他の絵本ではどんなアイディアが飛び出すか、

読んでみたくなった。


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