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2006-01-31 19:27:36

『ねこのはなびや』

テーマ:ネコのでてくるお話

渡辺有一

『ねこのはなびや』

個人的お気に入り度:★★★


渡辺 有一
ねこのはなびや


黒ネコ組、白ネコ組、トラネコ組の3組の花火師たちがくり広げる、

海の花火大会での大競演。

白ネコたちは景気よく大玉を打ち上げるし、

黒ネコは早うちが得意、

そしてトラネコたちはトンボや蝶、くじらに傘などをかたどった

変わり花火が売り物。

最後はみんなでおおじかけのナイアガラを披露する。

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広げて大画面になるページもあって

(広げる方向をまちがえて破いてしまいそうになった^^;)

ちょっとした迫力。


なお、3組の優勝は読んだ人が決めていいことになっている。


私は変りだねが好きなので、トラネコ組に一票かな。

夜空一面の、傘の花火がすてきだった。


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2006-01-30 19:25:39

『お化けの冬ごもり』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

川端誠

『お化けの冬ごもり』

個人的お気に入り度:★★★


川端 誠
お化けの冬ごもり


寒さの苦手な三つ目の大入道は家のなかであたたまり、

ひょろけは雪かきに精を出し、

ろくろっくびは特製のえり巻きを首にぐるぐる巻いている。

そこへ雪女、ゆきん坊、雪童子(わらし)といった

冬のお化けたちがやってきて、

雪合戦をしたり、かまくらをつくったり。


雪がひどくなってきたと思ったら雪入道もやってきて、
お化けたちは冬ごもりに入るのだった。

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シリーズものの一冊で、

『お化けの海水浴』  も読んだことがあるのだが、

このシリーズのお化けたちは、線がくっきりしていて、

とても存在感がある。


人間を怖がらせるのに一生懸命なお化けも面白いけれど、

このシリーズみたいに、

自分たちで集まり、遊んだり食べたり、

楽しんでいるお化けたちにも親近感を覚える。


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2006-01-29 20:55:05

『私が学校に行かなかったあの年』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

ジゼル・ポター、おがわえつこ訳

『私が学校に行かなかったあの年』

個人的お気に入り度:★★★


Giselle Potter, おがわ えつこ, ジゼル ポター
私が学校に行かなかったあの年


作者が7才のとき、一年間学校を休学し、

両親と妹と一緒に人形劇団としてイタリアを巡業した

思い出を絵本にしたてたもの。


せまい路地でトラックが立ち往生しても

カフェの男達は見物しているだけだったのに

シスターたちが飛んできて一緒に押してくれたこと、


くだものはきれいな紙でつつまれていたこと、

テーブルクロスも紙なので覚えたイタリア語を書いたこと、


サーカスの一団と仲良くなりバック転を教わったこと、

靴をダッシュボードに載せて車で眠ったこと、
拾ったカバンを持ち主に届けて

うすいピッツァをお腹一杯ごちそうになったことなど、

イタリアの風物も含んだ思い出が、

独特なタッチの絵とともにつづられている。


思い出もこんな絵本になったら見知らぬ人とも共有できて、

すてきだなあと思う。


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2006-01-28 19:19:34

『ゆきだるまはよるがすき!』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

キャラリン・ビーナー、マーク・ビーナー絵、せなあいこ訳

『ゆきだるまはよるがすき!』

個人的お気に入り度:★★★


キャラリン ビーナー, Caralyn Buehner, Mark Buehner, せな あいこ, マーク ビーナー
ゆきだるまはよるがすき!


ゆきだるまを作った翌日、

帽子がずりおち、腕もだらんとさがったまま。


実はゆきだるまは、

きっと夜のあいだに公園に集まり、

皆でアイスココアを飲み、

競争したり、スケートやそりで滑ったり、

雪玉野球や雪合戦をしたりして、
夜どおし遊んでいるのにちがいない、と想像する絵本。

----------------------------


ゆきだるまたちの表情がほんとうに生き生きと楽しそうで、
今度から、よれよれにくずれたゆきだるまを見かけても、

「ゆうべよっぽど遊びまくったんだろうなあ・・」
とほほえましく思えてしまいそう。

なお、日本でなじみの2段式ではなく、

3段式のゆきだるまとなっている。

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ゆきだるまが動くお話ということで、

絵本じゃないがついでにこれも。

昨夜フジテレビ系列で、ちょうどゆきだるまの映画、

『ジャック・フロスト』をやっていて、

さっきビデオを見たところ。


ワーナー・ホーム・ビデオ
ジャック・フロスト パパは雪だるま

ジャック・フロストという名前の売れないロック歌手は

裕福ではないがしあわせに暮らしていたが、

あるクリスマスに事故で死ぬ。


一年後、息子のチャーリーがゆきだるまを作り、

父親からもらったハーモニカ

(父が約束を守らなかったので返したのだが)

を吹くと、ゆきだるまにジャックの魂が宿り、動き出す。


友だちとも遊ばなくなり、

アイスホッケーのチームもやめてしまったチャーリーを

ゆきだるまになった父、ジャックが励まし、

生前やってみせた技「Jシュート」を伝授する。


約束を守らず、そのまま死んでしまったジャックを

チャーリーは許せずにいたのだが、

(しかもゆきだるまが父親なんてちょっとカッコ悪い、

という気分もあったもよう)

やがて父親を許し、いつまでも一緒にいたいと思うようになる。


しかし、チャーリーのホッケーチームの試合当日は、

予想最高気温20℃の暖かい日になりそうなのだった。


果たしてジャックは無事に試合会場にたどり着けるだろうか?

そして親子はいつまでも一緒にいられるだろうか?

という具合のお話。



泣けた。こういう話には弱い。

息子がどうやって父の死を乗り越えていくか、というテーマなんだけど、

死んだ人の魂が宿るのが変なものや愉快なものであればあるほど

泣ける気がする。

ゆきだるまというのが、またかわいらしくて、はかなくて良い。


ゆきだるまが俳優(マイケル・キートン)によく似せてあって、

子どもが初めはパパだとわからなくて

家の中にバリケードを作ったりするんだけど、

すぐにパパだとわかってもいいぐらい。



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2006-01-27 19:50:31

『たのしいホッキーファミリー!』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

レイン・スミス、青山南訳

『たのしいホッキーファミリー!』

個人的お気に入り度:★★★


『たのしいホッキーファミリーいなかへいく!』
が面白かったので、前作も読んでみた。

お父さん、お母さん、赤ちゃん、ヘンリー、ホリー、

ニュートン(犬)の

ホッキーファミリーのちょっとおかしなくらしを

披露する絵本で、いくつもの小ネタから構成されている。


おもちゃの船が浮かばないので

ホリーがあなたならできる、と励ましたところ、

本当に浮かび、よろこんだ船はそのまま行ってしまうという話や、


アリを飼って

お世話って、たいへん。たよりにされているってことだもん。
というので何が大変なのかと思いきや、
とても暑い日にアリの入れ物のフタを開け、
たよりにされているんだもん! 」


次のページには新しいキッチンが紹介され、

すてきです、まっしろい、たな。

すてきです、ぴっかぴかの、カウンター
という文にもかかわらず、

画面いっぱいにアリが散らばって・・。

こんな感じで、皮肉のきいた笑いが展開する。



いなか~の方が先に読んだので印象が強烈に感じるが、

やっぱりこちらも面白い。


私のお気に入りの赤ちゃんの自慢ネタ

(きみ○○持ってる?と自慢していると、そのあと

自慢していたものが台無しになり、

それでも赤ちゃんはなんとか残ったもので自慢しようとする)

も健在(こちらが先に出版されているのでこの言い方はおかしいが)で、

なんだかうれしかった。


レイン スミス, Lane Smith, 青山 南
たのしいホッキーファミリー!

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2006-01-26 19:51:47

『ふふふん へへへん ぽん』

テーマ:犬のでてくるお話

モーリス・センダック、神宮輝夫訳

『ふふふん へへへん ぽん!もっといいこときっとある』

個人的お気に入り度:★★★


ジェニーはくいしんぼうなメス犬。


ジェニーにはなんでもそろっていた。

丸い枕と四角い枕、

くしがひとつとブラシがひとつ、

飲み薬ひとつと目薬ひとつに耳薬ひとつ、体温計1本、

赤い毛糸のセーター1枚、窓がふたつ(1階と2階)、

食事用のおわん2つ、

そしてかわいがってくれるご主人も。


しかしジェニーは退屈で、

「もっといいこときっとある!」 と思っていた。

金の留め金がついた黒いカバンに持ち物を全部つめ、

反対する花を食べてしまって、出発。

豚のサンドイッチマンに出会ったジェニーは、

彼が宣伝している

「世界マザー・グース劇場」 主演女優募集の広告を見て、
「食べ放題」 に惹かれて応募することにする。


-----------------------------


なんでもそろっているのに、退屈だからと家を飛び出したジェニー。

自分の欲求に忠実なジェニーはとくに食欲が旺盛で、
出てくる食べ物飲み物、ほとんどたいらげてしまう。


人間にとって重要な食べることと、

月の満ち欠けのことなどが物語の軸としてつながっていて、
他にも隠されたメッセージやテーマがありそう。
それでいて、何も考えなくてもお話自体楽しい。


作中色々な場面で食べ物が出てくるのだが、
サンドイッチマンの配っていたサンドイッチが

黒パンにツナのサンド、

ライ麦パンにハムとスイスチーズをのせてロシア風マヨネーズをつけたの、
アンチョビーとトマトと卵をのせたトースト、

レバーソーセージと玉ねぎの白パンサンド、

七面鳥とベーコンとマヨネーズ(とレタス)のサンド、

サラミサンド

と、特にどれもおいしそうだった。



神宮 輝夫, モーリス センダック, Maurice Sendak
ふふふん へへへん ぽん!―もっといいこときっとある
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2006-01-25 19:15:35

『がいこつ』

テーマ:ひとは死んだらどこにいくのか

谷川俊太郎、和田誠絵

『がいこつ』

個人的お気に入り度:★★★


谷川 俊太郎, 和田 誠
がいこつ


昨日の『ガイコツになりたかったぼく』  につづいて、

これまた、死んだらがいこつになりたい男の子が登場。

がいこつになったらぼくは不死身だし、

いじめにもめげることはなく、

大好きなようこちゃんとずっと遊んでいたい、

そんな願望をつづっている。


骨のあいだを風が通り抜けて気持ちがいいことや、

目や耳は空洞だが、ちゃんと物事が感じられ、

生きていたときのこともちゃんと覚えているそうで、

ほとんど無敵のがいこつだ。



死んでもがいこつになって生きつづけたい。

そういえば子どもの頃は私もそんなことを考えたことがある。


生きているときのこともちゃんと覚えているのなら

ちょっといいかもしれないなあ。

しかし、死んでいるわけだから、

それ以上新しいことは覚えられないのかな。

それはちょっとさびしいかもしれない。


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2006-01-24 19:56:37

『ガイコツになりたかったぼく』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

ウルフ・スタルク、菱木晃子訳、はたこうしろう絵

『ガイコツになりたかったぼく』

個人的お気に入り度:★★★


ウルフ スタルク, Ulf Stark, 菱木 晃子, はた こうしろう
ガイコツになりたかったぼく


「よみもの」コーナーの本。


児童文学作家、ウルフ・スタルクの自伝的短編集

“Mitt liv som Ulf ”

(「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」 をひねったらしいので、

「マイ・ライフ・アズ・ア・ウルフ」 ということのようだ )

から、新作5編のうち2編を納めた本。

表題作は、いつも兄ちゃんと遊びたくてついてまわるのに

邪険にされたり、ウソをつかれたりしているぼくが、

玄関外の階段の下にある<ほら穴>(とこの兄弟は呼んでいる)に

黄金があるぞ、とまたウソをつかれ、
ウソとわかっているのにわざと入っていき、

死んでガイコツになって兄ちゃんを反省させようと考える話。

ところがほら穴は暖炉の炎のように輝きだし、

ぼくはほら穴いっぱいの宝の山を見る。

しかし、助け出されたあとにその話をしたところ、

パパは空想と現実は区別しなくてはいけないと言うのだった。



もうひとつの「スカートの短いお姉さん」 は、

塗りたての真っ赤な爪に真っ赤な唇、

うっすら光るブルーのオーバーシャツに

細いかかとのハイヒール、そしてミニスカートの、

バンドハーゲン書店のお姉さんに
ぼくが淡い恋心を抱くお話。


わずかなお小遣いで書店に通いつめ、

お姉さんのお薦めの本を読むうちに詩人ロルカに出会い、

作文でクラスで一番を取ることになる。


-----------------------------


思春期のある男の子(ウルフ)の心情が

透明な感じの文章で、さらりと綴られている。


ぼくはパパをがっかりさせたことに悲しくなり、

そしてパパがぼくを悲しくさせたことに腹がたった。

すべては、こんなふうにおかしい。

(「スカートの短いお姉さん」)


というところなんかは反抗期の微妙に相反する気持ちが

よく出ているようで、共感できた。


淡々としたかんじの短編と、さし絵もよく合っていると思った。


それと、あらすじやテーマとは全然関係ないのだが、

「ガイコツになりたかったぼく」 に

クロスグリのジュース」 と「シナモンパン」 

のおやつが出てくるのだが、なんともおいしそうだった。


兄に木にしばりつけられたりするエピソードは、

『おにいちゃんは世界一』  にも登場していたが、

この本を読んであっちもウルフ自身の体験を

元にしたお話だったことがわかった。


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2006-01-23 18:34:20

『まるごとおばけ』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

まるばけプロジェクト企画・制作

『まるごとおばけ』

個人的お気に入り度:★★★


まるばけプロジェクト21
まるごとおばけ


おばけのおもちゃを作ったり、おばけの仮装をしたり、

学校の教室を使ったおばけ屋敷の作り方など、

おばけで遊ぶためのアイディアを集めた本。


絵本作家のせなけいこ氏など色々な人が書いている。


常光徹(国立民俗博物館)氏のコラムの中の、

トイレに怪談が多いのは

孤立した空間のなかで、

下半身を露出した状態のままかがむという、

動物としての弱点をさらけだした姿勢が、たえず、

ぬきさりがたい不安をさそうのでしょう
という分析が、なるほどと思った。

おばけの絵本や本、紙芝居も色々紹介されている。

『おばけの飼い方育て方』

『おばけのてんぷら』  もあったし、
読んでいない中では

佐々木マキ『おばけがぞろぞろ』
『水木しげるの妖怪事典』

長新太『おばけの一日』 
がとくに興味が湧いた。


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2006-01-21 19:52:06

『ぬい針だんなとまち針おくさん』

テーマ:そのほかの絵本・子どもの本

土橋悦子、長新太絵

『ぬい針だんなとまち針おくさん』

個人的お気に入り度:★★★


土橋 悦子, 長 新太
ぬい針だんなとまち針おくさん


タイトルどおりの夫婦をえがいた絵本(よみもの)。


まち針おくさんの自慢は、ピンクの真珠がついたあたまと、

しっかりした仕事をするだんなさん。


まち針おくさんが布をしっかり押さえ、

ぬい針だんながチクチクチクとひと針ひと針縫っていく。
それは見事なコンビネーションだった。


ところがある日、だんなが足をすべらせ、

部屋の床に落ちてしまい、次の日になっても帰ってこない。
まち針おくさんは糸巻きじいさんの力をかりて地上におり、

だんなを探す。

掃除機が吸い込んだのだろうと聞いたおくさんは

物置に向かうが、
掃除機はもうゴミを出してしまってからっぽだった。

ゴミ捨て場で再会を果たす二人だが、

裁縫箱に帰還するまでにはまだ冒険が続くのである。

---------------------------


アンデルセン童話を思い出すような、

裁縫道具たちのおかしな冒険譚。(本人(針)たちは到って必死だが)


まち針だけにすきまにあたまがひっかかったり、

針だけによろけるたびに乗っている葉っぱに穴を開けてしまったり、

冒険の終わりごろには針の面目躍如とばかりに、

破れたあるものを縫い合わせたりと、

主人公たちの針というキャラクターが生かされていて楽しい。


ここだけは針っぽくないが、

再会のよろこびにくねくね踊る、

まち針おくさんの絵もまたなんともいえない。


・・しかし針がそこいらを冒険してまわっているかも、

と考え出すと、部屋をはだしで歩けませんなあ^^;


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