Ｃ化粧品の所長さんに相談したら、私は伝えたい人に体験を話しするだけでよい、後は所長さんがアドバイスしてくれるとの事。
わけも分からず、とにかくこんないい情報を知らないなんてかわいそうだと思っていて、人助けだと思い、友人達に声をかけた。アトピーじゃなくてもみんな肌のことについて何かひとつは悩みがあるだろうから。
母屋の応接間を借りて、そこへ人を招き話しをするというだけ。友人と楽しくお茶しながら、しゃべっているのとほとんどいっしょ。
今から２５年も前のことだから、今ならカウンセリングとか言ってお金がかかるんだろうが、私にすれば困っている人に、いい情報を伝え（しかも無料で）、言ってあげない方がかわいそうというくらいの思いで、週三回そういった日をもうけ、三ヶ月で１００人を超える人と接することになった。
興味を持って来た人みんな喜んでくれるし、気に入った人はＣ化粧品を買って帰る。
これなら、子供のおむつ替えやミルクを飲ませながらでも、出来る。友達が家に遊びに来ている感覚だったから楽しかった。
いつの間にか、顧客という人が出来ていた。
女の人ってケーキやおいしかった店を友人にしゃべるのが好きな人が多い。「口コミ」というものなんだと後で思った。
より忙しくなったが、充実
していた。
していた。子育て、１５人の食事、その合間で化粧品の配達に出る日々。
分刻みの忙しさだったが、好きなことだから、久々に、
やりがい、生きがい
を見つけた感じ。
やっぱり、私は仕事が好きなんだな～と自分でも初めて気づいた。
