「宝くじを買わないワケ」 | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

「宝くじを買わないワケ」

私は宝くじを買わない。
社員から「なぜ買わないのですか?」と聞かれる。

理由は以下だ。
①還元率が50%もない宝くじは元が取れる確率が極めて低い。
②万が一当たっても、人間力を備えていない人に大金が舞い込んでも不幸になるだけ。

私は大学で最もインパクトがあった講義の1つで学んだ。
「皆さんが交通事故で2回死ぬより宝くじが当たる確率は低いですよ!」と。
宝くじが当たらないのは、そもそもの仕組にある。

 

<http://www.takarakuji-official.jp/about/proceeds/index.html>

 

上記円グラフを見てもらえば一目瞭然だが、宝くじは還元率が半分もない。
つまりは買った時点で掛け金が半分になっている上に、1等を1億円とか高額するため、ほとんどの人は掛け金すら戻ってこない仕組み。

パチンコや競馬と比較しても、宝くじやTOTOの還元率は格段に低い。

<http://oncasinojapan.info/theory/kitaichi_japan.html>

 

もう一つの理由は本質的理由かもしれない。
オプトでは、「社員の幸せ=自立」と定義している。
自立とは①職業的自立、②経済的自立、③精神的自立の3つから成るが、②と③はセットでないと幸せになれないと先人は説いている。
 

松下幸之助さんは「物心両面の幸せ」と言い、本田宗一郎さんは「金と信用」と表現した。これは、カネだけあっても幸せになれないし、逆に理想だけ言っていても幸せになれない。経済力と人間力を高め合ってこそ幸せになれるという意味。そして、これらは仕事を通じて養われるもの。
 

よくTVのドキュメントなどで、宝くじが当たったが不幸になった人や、スポーツ選手が若い時に高額報酬を取ったが人生後半で不幸になった例が紹介されるが、これらはまさしく人間力を養わない中でカネだけ手にすると不幸になる象徴だろう。

確率は低いとはいえ、当たる人は確実にいる訳で、上記を理解した上で買うのを私は止めようとは思わない。
あとは個々の判断だ。


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<http://www.opt.ne.jp/holding/ceo/>