【ワシントン=佐々木類】岡田克也外相は28日午前(日本時間同日深夜)にワシントン入りし、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「ゼロベースで検討中だ」と述べた。市内のホテルで記者団に語った。

 岡田外相は26日、ルース駐日米大使にキャンプ・シュワブ陸上部に600メートル級のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設し、訓練機能を鹿児島県徳之島などへ移転する案を検討中だと伝えている。

 このため、岡田外相の発言は、米側の合意が得られなかった場合、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行案を含め、新たな案を提示する可能性を示唆したとも受け止められる。岡田外相はこの点について「仮定の議論はしたくない」と述べるにとどめた。

 また、鳩山由紀夫首相が3月中に政府案をまとめると発言していることについては、「閣僚間で確認しているわけではないので、よく分からない。首相が(政府案を)表に出さないとか言っていることもよく分からない」と語った。

 岡田外相としては、移設先をめぐる政府案の提示は3月中にこだわらず、米側と協議を続けていく中で鳩山首相が明言した5月までの決着を目指す考えを示したものだ。5月までに決着しない可能性については「(合意)できないとは考えていない」と述べた。

 現在の日米関係に関しては、「一言でいうのは難しいが、悪いという認識はない。普天間移設問題が(日米関係の

)すべてを決めるわけではない。日米同盟はそれほど薄っぺらくない」と語った。

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