洋菓子店「不二家」のペコちゃん人形を盗んだとして窃盗と同未遂罪に問われた大阪府四條畷市、解体作業員池田興應(おきまさ)被告(38)の論告求刑公判が11日、和歌山地裁(国分進裁判官)であった。

 検察側は「持ち出しや売却を担い、常習的な犯行」として懲役3年を求刑した。

 起訴状によると、池田被告は2008年12月30日~09年2月12日、和歌山など2府2県の不二家で、ペコちゃん人形計7体(約40万円相当)を盗み、同1月3日、大阪府岸和田市で1体を盗もうとしたとされる。

 被告人質問で、池田被告は犯行を思い立った経緯について「週刊誌で高値で売れると知った」と話した。検察側は「国民的アイドルといえるペコちゃん人形を窃取した犯行の社会的影響は無視できない」と主張。弁護側は「深く反省している」と訴えた。

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