東京株、終値200円高の1万8785円で約15年ぶり高値更新 スカイマーク株いぜん26円  産経新聞 2月26日(木)15時22分配信


だそうです。




過去の日経平均の最高値は1989年12月29日の38,957.44円 ですって。今の倍(銘柄入替はありますが)。




15年ぶり、、、15年前、、、平成12年 。既にバブルは弾けている頃ですね。


小渕総理が亡くなられて、森さん になった年。



私自身は平成3年頃?(うろ覚え)から専門学校で働き、平成6年頃に会計事務所に転職入社させていただきましたので、「本当のバブル」は社会人としては一切経験していません。





成初期頃は、我々庶民はバブルの恩恵は受けていないものの、お金持ちはまだバブっていた、って気がします。



それでも、まだ、新人なのにお客さんからタクシーチケットもらったり、銀座にはタクシーを捕まえる長蛇の列ができていた気がします。1万円札をヒラヒラさせても、タクシーが止まってくれないみたいな場面もありましたね。





タクシー運転手述壊 バブル期1000円程の距離に3万円出す客も ※週刊ポスト




「アパート1棟を買って、1ヶ月で転売益が3千万円」なんてのもありましたもんね。







でも、バブルがはじけた時はすごかったですね。



平成9年の山一證券 さんの倒産も印象的な出来事として語られますけれども。

ちょうど、その数週間くらい前に、先輩の付き人として、山一さんにお邪魔したんですよね・・・。その時の光景は今でもなんとなく覚えてます。




バブルが弾けて からは一気に逝きました。総量規制 と不動産への重課税などがガッツリ効きました。



それまでは、「上場企業はまず倒産しない」と言われていたのに、大きな金融機関、歴史ある上場企業が次々と倒産していきました。



不動産の値段もアッと言う間に2分の1、4分の1になりました。




昔は相続税の「取得価額課税」(昭和63年12月制定、措法69の4。当時、小規模宅地は措法69の3でした。)というものがあり、「3年内に取得した不動産は取得価額で課税価格算入する」というとんでもない税制がありました。



例えば、今、相続税対策にタワーマンションを買うのがプチブームですが、それは路線価評価等が使えるからです。しかし、この税制がある時代は、買って3年以内に死んでしまえば、取得価額(購入価額)で課税価格算入されていたのです。




ですから、バブル時に100億円で不動産を買った人がバブル崩壊直後に亡くなり、死亡時に不動産時価が30億円になったとしても、100億円をベースに相続税が課税されていた訳です。下落した30億円の不動産を売っても到底相続税は払いきれませんから、相続税破産ですよね。




ある高名な弁護士先生は、当時、このような事案の納税者の方から相談を受けたそうです。



ただ、国を相手に訴訟を起こそうにも、訴訟額がン十億円なので、印紙代(ン千万円)を原告が用意できないということもあったそうです。




最終的にはこの「取得価額課税」(当時の租税特別措置法第69条の4)は、憲法 29条に規定する財産権を侵害するため「違憲」と判断され、平成8年1月1日に廃止されました。





法人税の世界でも、バブルの際に導入された税制がありました。



強烈な税制「土地重課」です。これもバブルがはじけたトリガーの一つになった気がします。



これは、土地の短期売買益に、本来の本則税率以外に、特別税率をかけるため「土地重課税」と呼ばれました。


特に強烈だったのは、所有期間2年以内の売買益だと、ほぼ売買益と同額の税金が取られていました、本当に。これは強烈でしたよ。



こちらの「土地重課」は現在も完全廃止はされておらず、条文自体は存在し、ただいま「停止」状態であります。将来的には「再開」されることもあるかもしれません。租税特別措置法 第28条の4、第62条の3、第63条など)


法人税関係では、「新規取得土地等に係る負債の利子の損金不算入」という規定もありましたが、平成9年で廃止されました。



逆にこの頃ですかね、バブルがはじけて「不動産を有効利用しなきゃいけない」というんで、SPCの配当損金算入制度 などが導入されたのは。




また、バブル時に制定された地価税法 (平成3年)というものもまだ生きてます。

ただ、バブルがはじけてから当分課税しないこととされています。租税特別措置法 第71条)



この地価税法が施行された時に、地価税も路線価方式を採用することなりました。その際に「相続税・贈与税だけじゃなくて、地価税にも使うじゃん」ということで、「相続税財産評価に関する基本通達」は「財産評価基本通達」と名称を変更 することになりました。どうでもいいことですけど。






15年来の高値とはいえ、現在は、昔のバブルの頃のような勢いにはほど遠いですね。


それでも、絶望的な株安よりは良いと思いますけどね。



企業には、まだ、バブル崩壊のトラウマが残ってますしね。





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