1993年12月、大学3年生だった私。普通の日曜日、バイトもなく、ごくごく普通の休日。近所の本屋にでも、本立ち読みに行くかー、と自転車自転車に乗った私。

 自宅を離れて3分くらい経ったころでしょうか、左胸の辺りで、何かがブチッと切れたような感覚がありました。で、どーゆーワケか、それからなんだか咳が出る気のせいか、息苦しい。自転車こぐ度に咳が出るって感じで...。

 少々気になるんで、本屋は断念、自宅に引き返した私。でもやっぱり、咳が出るのと息苦しいのは変わらない。

 その日は、晩ご飯も少ししか食べられず、なんか、変ダナー、の状態が続いてました。気になるので、22時前に布団に入る。でも、苦しくてなかなか寝られない...。もがき苦しんでいるウチに気づいたら夜中の2時さすがにコレはオカシイ!と思い、

 「このまま3時まで寝られなかったら、タクシーか救急車を呼んで病院に行こう」

と心に決める。

 この決心が良かったのか、ナンなのかはわかりませんが、その後、無事に寝られたようで、次に意識があったのは、いつもの7時の目覚まし時計に起こされたときでした。