京都府八幡市に建設予定だった3階建てアパートの構造計算書に、偽装された痕跡があることが分かり、国土交通省は2日、この構造計算を手がけた大阪市の設計事務所が関与した大阪や京都など7府県の全119物件について、構造に問題がないか調査を始めたことを明らかにした。

 偽装を行っていたのは「ミレ建築設計事務所」(大阪市鶴見区)の張武雄1級建築士(65)。このアパートは、建築確認が下りず着工されていない。

 国交省によると、昨年8月、建築確認申請で提出された構造計算書を判定機関が点検したところ、計算の適合性に疑いが出た。

 このため判定機関は同事務所に追加説明を要求。同年9月に追加で提出された構造計算書の一部に、構造計算プログラムが自動的に出した警告メッセージ2カ所を不自然に消した痕跡が見つかった。

 鉄筋コンクリートにひび割れが起こる可能性があるかどうかを再計算して検証する必要があったのに、メッセージを消すことで放置していた。張建築士は「追加の計算をするのが面倒だった」と偽装を認めているが、「ほかではやっていない」と話しているという。

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