郵便不正事件に絡み、偽の障害者団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成などの罪に問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の公判が18日、大阪地裁で開かれ、自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長・倉沢邦夫被告(74)を取り調べた大阪地検の坂口英雄副検事が証人出廷した。

 坂口副検事は「調書の作文や脅迫はしていない」などと、取り調べの正当性を主張した。

 倉沢被告は2004年5月中旬、厚労省に赴き、村木被告に「凛の会の刊行物を認可しても大丈夫」と日本郵政公社に電話をかけてもらい、6月上旬に厚労省で村木被告から証明書を受け取ったと供述していたが、先月に行われた証人尋問では、電話をかけてもらったことなどを否定している。

 この日の公判で、坂口副検事は、「倉沢被告が逮捕3日後、自ら『厚労省の女性課長(村木被告)に証明書発行をお願いした』と供述した」などと証言した。供述の一部が揺らぐことがあったが、「証明書を村木被告から受け取ったことは一貫していた」と述べた。

 さらに坂口副検事は「(取り調べ中に)机をたたいたことは数回あった」と認めたが、「最後の取り調べの時、倉沢被告が深々とお辞儀したのが印象に残っている」などと証言した。

 検察側が取り調べ時に作成したメモ類を廃棄していた問題については「供述調書ができた後に廃棄した。倉沢被告のプライバシーに関することが書かれており、保管すべきではないと判断した」とした。

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