子が成人し 夫婦共に高齢になってから

病気がちの妻が会社人間であった夫に対し離婚を請求

夫の方は今後も助け合って生活していきたいとして

婚姻の継続を希望した控訴審で

高裁は現段階で夫と妻の婚姻関係が完全に破綻している

とまで認めるのは相当でないとして離婚請求を棄却。

 

その後 妻より再び離婚調停が申し立てられ

2度目の地裁 2度目の高裁へと進み

ともに認容判決が出されました。

 

1度目の高裁は

夫婦双方が仲良くするための努力をし

それでも駄目ならその時点で再度離婚について検討する旨

判示しましたが

妻の方はそのような裁判所の判断に従うつもりはなく

離婚できるまで裁判を続ける覚悟があったと思われます。

 

夫の思いやりのなさが原因で離婚という方向へ流れ

5年半という長い時間をかけて裁判で争ったことは

当事者にとってとても辛く厳しいものであったことが

想像できます。

 

しかし 当事者双方の思いを尊重しながらも

中立的な立場に立つ裁判所が

夫婦双方にとって納得して頂ける判断を示すことは

とても難しいというのが現実です。

 

裁判が長期化すると思われるケースの場合

1度目の裁判の時に調停に付すなどの細かい調整を図り

判決を出すまでにじっくり時間をかけるなどの対応が

効果的かと思われますが

もっとも大切なことは

夫婦の一方が離婚したいと強く望むようになる前に

必要な対策をとることであり

今回のケースについて言えば

夫が早い段階で自分の態度を改め

妻に対し思いやりのある態度、行動をしていれば

妻の思いも良い方向へ変わっていたことと思います。

 

失ってからその大切さに気付いた

ではなく

いつも妻に対し感謝する心を持つようにしたいですね。

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