
さきおです。ファミ通WaveDVD最新号を買いました。
こちらにも、稲葉氏と河野氏のインタビューが収録されています。
当然のように、苦悩の末にドロップされたゲームだとおっしゃってましたね。
稲葉氏は大神の時も言っていたかも(?)ですが、イライラして胃が痛くなったと…w
このDVDはその他のコンテンツも充実しているのでオススメです。
アメザリ、AKB48、松嶋初音、スチャダラBOSEと地味にタレントが増えてきてますし…。
コンティニューvol.45 / 交響詩篇エウレカセブン

さぁそれでは、前回の続きをちょこっと。
今回は太田出版から発売されているコンティニューVol.20(画像はVol.45なのでもっと前のやつ)の
インタビュー「鉄騎を創った男 ~河野一二三・ロングインタビュー~」から
印象に残った発言をチェックしてみたいと思います。私はクロックタワー1,2と猫侍しか
氏の作品はプレイしていませんが、鉄騎を中心にここはマニアックに。では早速…、
「ヒューマングランプリ2(実質的なデビュー作)」、そして次の「3」も僕が担当しました。
だけど、僕はパラメータをいじったりして、少し発展させただけなんで
実績と言うのは恥ずかしいし、僕の作品という括りでは挙げていません。
自分の実績として作品名を挙げることに無頓着な人間が多すぎますよ、ゲーム業界は。
実は、河野氏は当時新人ながら、「俺F1に詳しい!」と嘘を付いて
チャンスを掴み、F1のゲーム2作をディレクションしています。
どちらも20万本を売り上げたので、続編だろうが普通ディレクターなら全然図に乗れるんだけど、
このように筋を通した姿勢を持ってる人だというのがわかります。逆に猫侍なんて
失敗に終わったタイトルでも、もちろんしっかりと自分の作品としていますし。次に…
カプコンの三上真司さんが「クロックタワー」のことが印象にあったみたいで、
最初は自分らしくない企画ばかり見せていたら、どんどんボツになったんですよ。
それで「じゃあこんなのがあるんですけど」と鉄騎の企画を見せたら「河野一二三からはこういう企画を
待っていたんだよ!」と言っていただきまして。三上さんがすごいなと明快にわかったのが、
その後、メールでB5用紙1枚程度の文書を送ったんですよ。で、それだけでGOを出してくれたんです。
鉄騎の時の開発着手までの経緯ですが、無難な企画をボツりまくって、
多数のボタン、巨大コントローラありきの企画を出してGOが出る。まぁここは三上氏も凄いんですがw、
わかってるクリエイター同士っていうのはコール&レスポンスの呼吸を持ってるのかもしれませんね。
実際、今回も「アルカディア号を作れるゲームがやりたい」、「それやりましょう(笑)」みたいですし。
また、その企画、プロデューサーに対して深い言葉を…
企画書をしっかりと判断できる、「読める」プロデューサーは少ない。僕が言うプロデューサーというのは、
企画書を読んでいいと思ったら、GOまで漕ぎ着けられる人なんですよ。
例えば、ディレクターの名前だけで判断して、中身も売りも全然理解していないのに
「ぜひやりましょう」なんて言うんだけど、「結局、会議でダメでした」なんていうのは論外。一旦、
「これは推していきます」と言ったのにも関らず、推し切れないならプロデューサーとしての価値はないですよ。
パワーポインタなんかで派手に作った薄っぺらな企画書にコロッと騙されるプロデューサーもいますけどね。
>パワーポインタなんかで派手に作った薄っぺらな企画書にコロッと騙される
>ディレクターの名前だけで判断して、中身も売りも全然理解していない
なんか、こんなゲームよくありそうだw
名指しするのは避けて、プレイした中で何本か思い当たる節もある…。
後、その推し切るってのは、前にも書いた強気(少なくとも、そう感じられる)な稲葉氏の真骨頂でしょう。
プロデューサー論を続けて…、
(鉄騎に対しては)いろんな意見があったでしょうね。でも、それを押し通して、
最後まで守ってくれるのがプロデューサーであって、それを僕は「鉄騎」で見せてもらいました。
ゲーム業界というのは内情を知ったような口を利く人間が多くて、"ああいうコントローラを作る
なんて無茶ができたのは、某社からお金が出ているからだ"なんて穿った見方をする。
でも、それはこの企画をやると決めた三上さんや稲葉さんの決意を汚していると思います。
彼らは最初から覚悟を決めて、業界に問いかけようと思ったから、この企画をやることにした訳です。
そこのところを誤解されたくないと強く思っています。
箱を持ってなかったし鉄騎自体あまりに敷居が高かったから
遊んでない私が言っても説得力がないですけど、こういうチャレンジスピリッツにはシビレます。
河野氏と稲葉氏はよく似たエゴと情熱を持っているから意気投合したのかもしれないですね。
今回は鉄騎まで敷居が高くないDSなので、満ち溢れた情熱を手軽に堪能できる。
中身はコテコテでしょうけど、逃すのはもったいない気がしますよ、これは。
その今や海外では伝説の男、三上氏もアドバイスくらいはしてるかわからないですし。
えー、すいません。ダラダラ書いてきましたが、個人的にゲーム内容、
世界観、作り手とあまりにツボを押さえられて、久しぶりの超期待で
熱くなってしまいました。売れるかは本当にわかりませんけど、
評価はされてジワ売れして欲しいなぁと思います(ファミ通で誰か10点付けてくれたらなあ)。
まぁ好みの問題はあれ、ここまで力が入ってるんだから
外れはないだろうし、夢のある広大な宇宙をガッツリ遊ぶRPGもたまにはいいんじゃないでしょうか?
最近のSEGAが出すRPGに辟易している人も今回ばかりは大丈夫だと思いますよ。
そろそろこの辺りで、発売日まで自重したいと思います。
(さきお)


