
CL決勝、マンUが完敗してショックなさきおです。
さて、「無限航路」持ち上げ記事を書く予定なので
今回は本作のプロデューサー稲葉敦志氏について
感じることを書いてみたいと思います。
ゲームの質を高めるのは、目指すものに対して
方向性を指示するディレクター(監督)であって、
それとは別により良い開発環境を構築したり、外部の人達と対外交渉を
行っていくのがプロデューサー。売り上げに対して責任を持つ立場でもあります。
ユーザーからすれば、出来上がったゲームの内容としては
大きなウェイトを占めていない役割かもしれませんが、
それでも私は、稲葉氏は好きなプロデューサーだと言えます。
代表作は「逆転裁判1~3」、「ビューティフルジョー」、「BLACKBLACK」、
「大神」、「GOD HAND」、「鉄騎」、「MAD WORLD」...他
正直言ってここまでオリジナリティあるゲームをプロデュースされる方って他にいないのでは?
更にはここに「無限航路」も入る訳ですからね…w
って事で、早速ですが稲葉氏の考え方が少し覗ける
こちらのインタビューからその発言を抜粋していきましょう。
■電撃クリエイタートーク
最近、「逆転検事」が盛り上がっているので逆転裁判が絡んでるお話なんかを…
巧舟は『ディノクライシス(2)』っていうディレクターをやっていましたが、
やっぱり一皮も二皮も剥けてほしかった。
それで「自分の得意なジャンルを、好きなことをやっていい」って言ったら、
彼は「推理ものをやりたい」と言って、始めたプロジェクトです。
当時GBA自体が売れないんじゃないかって言われてて、
しかも子供向けの作品しか売れないって言われたとこに、
ちょっと大人向けの推理的なゲームを作って出す。社内でも総スカンだし、出来あがっても総スカンだし、
広告にも宣伝にもかける予算が全くなかったんですよ。
得意なジャンルをやっていい、と言ってしまう稲葉氏。
基本的には市場でどんなものが流行っているのか?売れているのか?
という調査から入らずに、ディレクターに任せるスタンスがイイ(苦笑)
それ故に鉄騎やビューティフルジョーも生まれたんですからねぇ
でもやっぱり保守的な雰囲気があると、そんな冒険は叩かれてしまうと…。また、
『1』の売れ行きが赤字だった時に、「『1』面白いから『2』作ります。」って言ったら、
社内中から非難を浴びまして。
で、後でそれなりに評価されて『2』で数が伸びたんですよね。
『2』が伸びたから『1』も売れて、『3』に流れが繋がった。
そこまで行って、はじめて世間の皆さま方に「『逆裁』ってよかったね」って言われるようになりましたけど、
そこに賭ける度胸みたいなのは相当必要だったと思います。
この部分が稲葉氏の凄さを表してるでしょう。
普通なら、赤字だし社内中から非難されたら折れてしまうのに、、折れない。
氏の確固たる自信がなければ、そもそも逆転裁判2の企画は潰されていたかもしれない。
まぁおそらく当時所属部署の部長・三上真司氏もディレクターを
やるようなクリエイター気質な人だから理解があったんでしょうけど、
頭の固い上司なら100%、2はなかったはず。。
…てか、開発時の逆転裁判ですら社内から叩かれていたのに、
鉄騎なんて一体どれだけ叩かれたのかw 最後に…
例えば誰かと話す時にエゴを剥き出しにしろっていうのはちょっと言いすぎですが、作品に対して
何かを反映させる時に、やっぱり個人のエゴの量と情熱の量でクオリティは大きく変わってくる。
上記のディレクターに好きなことをやらせるってのは、
エゴなんだけど、そこにはもちろん情熱も生まれ、質の向上に繋がるんだと。
これは正にその通りの話で、この自論を持っている稲葉氏が
プロデュースしたタイトルは、少なくとも私がプレイした限りでは
情熱を感じ取れたし、確かにクオリティも高かった。
だからこそ、自分はまた稲葉氏プロデュースの作品を信じたいんですよ。
今回の無限航路のSFという題材にもディレクターの情熱とエゴが
注ぎ込まれている、と考えるのは容易だと思います。
ただ、こういったプロデュースのスタンスなだけに、発言にも少しあるよう
周囲からはよく思われてなかっただろうし、大ヒットにも縁がないのかもしれない。
皮肉なことに(?)、稲葉さんから離れた逆転裁判は丸山弁護士のような
タレントを起用したプロモーションを積極的に進め、その効果あって4が最大のヒットに。
(今回も俳優さんを起用していましたね)
巧舟さんを信じ、最初は予算が全くなくて非難轟々ながらも完成させた経緯や、
逆転裁判2の消されかねない企画を守った度胸とか、今や柱となったコンテンツなんだから
稲葉さんが信じて蒔いて置いた種を当時叩いていた人達もちゃんと評価していて欲しい。
とまぁ話が反れましたが、次はディレクター河野一二三さんについて
勝手に思うことを書いてみたいと思います。
…なんか、ダラダラとした長文になってすいません。。
(さきお)


