開き直りに対しての対抗策は、匙を投げるか梯子を外すかしかない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

1年後に菅総理の政治的影響力がどの程度残っているか。
政治家としては多分皆から蛇蝎のように嫌われる存在になっているだろうから、組織の長としての影響力は失っているはずだ。

しかし、それでも菅総理は強かに生き延びているだろう。
市民運動家の強みは、いつでも一人になれるところにある。

味方がいなくなれば、また新しい仲間を見つければいい。
自分の足を引っ張るような人間には、用がない。
そのくらいは思っているはずだ。

民主党の執行部の皆さんの困っている様子がよく分かる。
ここまで開き直られると、打つ手がないようだ。
情けないことである。

こういうときは菅総理を有頂天にした張本人を落とすに限る。

まずは、亀井静香氏を籠絡することだ。
亀井氏が手のひらを返すように菅退陣論をぶつようになれば、菅総理の堅塁が揺らいでくる。
次に、孫氏だ。
この人が何と言ってもキーパーソンになる。
孫氏が、菅総理でなくともいい、もっと若い人たちに頑張って欲しいと言い出せば、得意の絶頂にいる菅総理は自分が四面楚歌の状態にあることに気がつく。

民主党の次世代リーダー候補の人たちは、さっさと菅総理のお株を奪うことだ。
私たちが後はやります、と言って梯子を外すことである。
梯子を外せないのだったら、匙を投げることだ。
その時は、自民党と公明党が矢面に立てばいい。

民主党の執行部の皆さんが呆れて匙を投げたから私たちが菅総理に退陣を求めているのです、と言えば、徹底抗戦に対しての批判は一過性で終わる。
もっとも、徹底抗戦のはずが、途中で妥協するのだったら最初から何もやらないのがいいが。

さあ、通常国会の会期末の22日まで後2日しかない。
今度は、茶番と言われませんように。