2010-07-28 08:53:31 テーマ:---

千葉法務大臣は辞任の申し出をすべきではないか

法務大臣を民間人の中から選任することは、いいことである。


法曹としての見識が高く、不偏不党の立場を貫いて司法行政の推進を図れる人物。

しかも、いずれ立法府において検討されるべき司法、法務の諸課題について先見性を持って必要な調査研究を事務当局に指示し、かつこれを実質的に主導できる人物。


こういう人物を民間の有識者のなかから選出できるのであれば、私を民間人を法務大臣に選任させてもいいと思っている。


司法法務行政を政治主導で、などと声高に言えば、司法の政治的中立性が侵される結果にもなり、司法法務行政に対する信頼性が大きく損なわれる虞もある。

法の執行は、そもそも厳正中立、公平公正無私でなければならない。


そういう意味では、中途半端な政治家がたいした心構えも、事前の準備も無く、いわば当選回数ごとの回り持ち、あるいは本人の人物識見とはかかわりがない、単なるあてがいの職のようにして司法法務行政のトップにつくことには、私は反対である。

そういう人は、どこの省庁でもトップには相応しくない。


千葉法務大臣は、民主党の参議院議員の中で司法法務行政の長に相応しい適格性を有する法曹有資格者として法務大臣に選任された。

選任された時点では、まさに適格だったと私も思っている。

しかし、参議院議員としての任期を終えられた現時点においても同じように言えるか、と言うと、私はノーと言わざるを得ない。


参議院議員だったから適格とされたので、参議院議員のバッジを外してただの法曹の一人として見れば、そう特別の人材ではない。

むしろ疑問符が付くところが多い。

死刑廃止論者だと思われるが、現行法制の下で法務大臣が確定死刑囚の死刑執行を自分個人の信条で先送りしたり、阻止したりしていたのでは、法務大臣としての職責の放棄であり、法務大臣が自ら法秩序を乱していると言わざるを得ない。


法秩序を自ら率先して乱すような民間人を菅総理があえて選任するか、と聞けば、おそらく菅総理であっても躊躇するのではなかろうか。

私は、この際、けじめをつけるためにも千葉法務大臣は、法務大臣の辞任を表明されるのがいいと思う。

法や法の執行ということに対して私たちはもっと謙虚でなければならないと思うが、如何か。


民主党のためにも、千葉法務大臣はこの際辞任を表明されるべきである。

コメント

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1 ■真偽は不明ですが

だからこそ早川さんも書かれていないのかもしれませんが、国会議員の経歴中にも日本の国益を害するような行動を取っていたこと、そして噂レベルではあるものの学生時代の政治活動の中で関わったとされる事件などもあり、とても適任などとは思えない人です。

実際に法無大臣としての在任中の行動がそれを裏付けているような気がします。

2 ■無題

法務大臣は超党的に考えてもいいかもしれません。

しかし考えてみたら他の大臣職も国のトップだから本来はその道のエキスパートでないと任せれないですよね。

日本の社会の構造自体が年功序列から能力主義に換わっているのに、政治がそれにおいついていなかったのは自民党時代からの負の部分だったと思います。

 これから議員になる方は団体の利権よりも専門分野の知識を背負って立候補して本当の政治主導を見せて頂きたいです。
 
ネット時代になり、ますます国民の意識が政治を変えると思うので先生のブログで啓蒙頂けるのがありがたいです。

しかし落選した議員が死刑の執行のはんを押すのは理解できない。
本当に民主党は大丈夫か?

http://news.mobile.yahoo.co.jp/news/view/20100728-00000054-jijm_s-pol.html

3 ■だからと言って、「森英介と愉快な仲間達」みたいに

法務省事務方や自民党法務族の言うなりになって、国民どころか与党議員にすらまともな説明もせずに法改正を強行することが「厳正中立」だとは思えませんが?(笑)

4 ■無題

まず、自民党にはいわゆる族議員としての法務族なるものはなかった、と言っていいのではないかと思います。
勿論、与謝野、笹川両氏のように法務省がいざという時に頼りにする人はいましたが、これらの人は治安の確保を優先する、法の秩序を優先するという意味での司法法務行政の理解者であって、何らかの見返りや利権を当てにするような類の族議員ではありません。
国籍法の改正については、最高裁の違憲判決に基づく法改正であって、行政府としては改正法案の提出は避けられなかったものです。
改正法案については、自民党の法務部会、政調全大会、総務会等で審議され、国対でも法案の説明がなされております。
どちらかと言うと、法案を勝手読みした、法律家でない方の煽動で平沼氏や平沼氏に同調される方々が一大キャンペーンを張られた、というところでしょう。
国籍法という法律の重要性についての認識がお陰で一部の方々に十分広まった、という功績がありますが、他方で改正法案の趣旨が歪曲されて伝わったところもあるようです。
一番問題にすべきは、最高裁が自ら法改正を示唆した点だったのですが、残念ながら議論が脇道に逸れていってしまいました。
未だに見当違いの批判をされる方がおられるのは、困ったことです。こういう問題は、純粋に立法技術の問題として法律の専門家の間で十分議論すべき事柄です。

5 ■「約款読まないオマエが悪い」という金融会社と同じ

 自民党が今日のように凋落した大きな原因の一つに「後期高齢者医療制度」があります。施行直前に「なけなしの年金から保険料を天引きするのはひどい」「年寄りイジメ」「姥捨て山」などと散々に叩かれました。
 ですが現在は制度として定着し、民主党政権が見直しに向けて実施したヒアリングでは、高齢者団体から「もう制度改正されたと思っている会員もいる」という報告さえ出たそうです。

 制度として特に悪いわけではなく、国会できちんと法律として成立しましたが、自民党政府が制度設計の段階から周知をまともにやらなかったため、世論の猛反発を受けたわけです。

 政治は、合意を形成していくプロセスです。法的に瑕疵がないとしても、即、問題なしとはならないでしょう。

 「説明はした。理解できないオマエらが悪い」「法律家ではないバカは黙れ」という輩は、虫眼鏡で見ないと分からない約款を盾に、契約者をハメ込もうとする一昔前の金融会社の顧問弁護士と同じです。政治家には不適格です(金融庁が消費者重視を指導しているので、まっとうな金融会社はこんな営業は現在はできませんが)。

>純粋に立法技術の問題として法律の専門家の間で十分議論すべき

 「誰を国民とするべきか」というのは、国家主権や国民のアイデンティティの中核にかかわる重大問題です。そこから国民一般はおろか、非法曹出身の政治家すら排除しようとする早川イズムには納得できません。

 もっと実務的な治安、国防、防諜面での問題にしても、カチンの森事件すら知らなかった貴殿に、まともなリスク評価をすることは不可能でしょう。

6 ■国籍法改正問題のネットソース

まとめWIKI

http://www14.atwiki.jp/shinkokuseki/

「国籍法改正」でのグーグル検索

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=&q=%E5%9B%BD%E7%B1%8D%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3&revid=954028672&sa=X&ei=vI9TTMplkO69A73ynBk&ved=0CC8Q1QIoAA

Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%B1%8D%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E5%95%8F%E9%A1%8C

戸井田徹衆議院議員(当時)が、所属する派閥津島派(当時)の会合で国籍法改正案を理解している人がいるか尋ねたところ、一人の議員も挙手しなかったという。また、平沼赳夫によると、現役閣僚から「とんでもない法律が通りそうだから何とかしてくれ」と電話があった

7 ■無題

>純粋に立法技術の問題として法律の専門家の間で十分議論すべき事柄です。

医師出身である森田高議員の当時の見解を見ると、法律の専門家だけで結論を出すことは危険であると言わざるを得ません。
http://moritatakashi.sblo.jp/article/23833624.html

議論の土台となる事実認識の何処に誤解が有るのか、それに気がつくこと自体に豊富な専門的知識や経験を必要とするほど、世の中は複雑化しています。
なのでこれからの政治家には、『不特定多数に対してオープン』なネット上で議論を行う能力が必要になると思います。

但し、ここでいう『必要』とは正しい結論を導き出すための必要性であって、選挙に勝ち議員として生き残るための必要性にはなっていないのが残念なところです。
有権者側がもっと利口にならないといけないですね。

8 ■科学技術(の進歩)と政治、法

>回路屋さん、大変参考になるリンク提示ありがとうございました。

 国籍法問題での親子関係をどう認定するかの議論には、DNA鑑定の技術面だけでなく、平等権からの反対論、日本の法体系が実子と養子を権利面で区別していないとの指摘もありました。

 いずれにせよ、国籍付与を求める側の人権だけでなく、国民一般の感情や文化、伝統、アイデンティティ、科学技術、グローバル化の負の側面としての治安、防諜・安全保障にも広くかかわる問題です。

 それゆえに、きちんとした議論を求める声があれだけ澎湃と湧き上がったのでしょう。

 それを「最高裁さまが決めたことだから、法曹資格のないバカは黙ってろ」で済ませてしまう神経は、正気を疑います。

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