宝塚記念 考察4(まとめ) | 馬券を極めて自由になりたい

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宝塚記念の考察を書き始めたのだが、普通この手のものは結論ありきで書くのだろうが、俺の場合は書きながら自身でも考察していく行き当たりバッタリ型(笑)。そして自分で書き進めながら迷走中。

 
とにかく今年のメンバーはキタサンを除くと、帯に短し襷に長し、どの馬がきてもデータブレイクがありそうな面々。
 
この馬がいいんじゃないかと思ったら、このデータでは死に目かよ、みたいな感じで振り出しに戻るを続けている。
 
基本的に前走成績の良い馬が強いレースだというのに、連対しているのがキタサンとシュヴァルグランのみ。そのうちシュヴァルグランの軽視は決定。
 
だとすると、成績が悪くても巻き返しのきく天皇賞(春)組ということになるが、にしてもこの10年で天皇賞(春)着外から巻き返したのが、オルフェーヴル、ゴールドシップ、デニムアンドルビー。
 
デニムアンドルビーはともかくとして、他の2頭は巻き返して当然の馬。デニムアンドルビーも2走前の阪神大賞典では連対していて近走ずっと不振というタイプでもなく。
 
そうなると、近走連対すらないゴールドアクター、レインボーラインは微妙。
 
でも、こうやって一頭一頭を検証していくと、どの馬にも死角があって、だから今年はどの馬がきてもいずれかのデータはブレイクするんじゃないかと冒頭に言った通り。
 
だとしたら、もうデータとかにこだわらず、自分の直感(までいい加減ではないけれど)に頼って序列を決めてしまおう。
 
 
◎キタサンブラック
この馬とて最近では不振データのある天皇賞3着以内馬。さらにレコード勝ち後というのはやはり反動が気になる。それでも軸は外すまいと、とりあえず軸には据える。とはいえ今さら見解を述べるまでもない。
 
○ゴールドアクター
6歳になり祖父グラスワンダー同様に終わってしまった疑惑がないこともないが、期待するのは鞍上の横山典。騎乗自体にさして落ち度のなかった吉田隼人を下ろしての抜擢を受けての前走は、適性外の舞台だったとはいえ、バトンタッチの意義を見出せない不甲斐なさ。それだけに今回に期するものは大きいはず。吉田隼人に欠けていたアグレッシヴさというか、突拍子もないこと(大逃げとか)をしでかしてくれそうな予感を持てる騎手。馬自身は今年の2戦で一気に落ちたなぁという心象を与えるが、昨秋のJC4着、有馬3着だって十分に立派。おそらく緩い仕上げだった日経賞、何もさせてもらえなかった天皇賞(春)を経て、そこから二ヶ月余り、きっちりお釣りのない仕上げで挑む得意(と思われる)条件。有馬記念馬としての意地を見たい。
 
▲ミッキークイーン
データとかいろいろ見る前はヴィクトリアマイルが終わった瞬間に宝塚の本命はこれと直感的に閃いた馬。完璧だった秋華賞までの成績以後、超一流馬というよりは単なる一流馬の成績にとどまっているが、そもそもがこの馬に合った条件、状態で使われていないということが根底にあると思う。最大目標の秋華賞を制し、心身ともに疲弊した状態で挑んだJCでは生涯2番目に軽い馬体重、それでは力を出せというのが無理な話。そんな状態でも勝ち馬からは0.3秒差だったので8着という数字ほどは負けていない。単純な瞬発力を競う形のマイル戦もこの馬の本質ではないので昨年のヴィクトリアマイルの取りこぼしも仕方ない。エリザベスは7分のデキ。有馬記念は9分まで持っていけたと陣営の談も、牝馬に過酷な舞台では万全でなければ厳しい。それでもキタサンブラックとは0.4秒差。前走ヴィクトリアマイルの敗因は諸説あるが、個人的には阪神牝馬の反動としか思えない。そしてそのレースでガス抜きをできたと思ったので、これは宝塚記念の本命馬!と誓った次第。あれ、でもなぜか今は3番手だわ(笑) でも、去年の有馬でのキタサンとの着差は、キタサンに反動があってミッキーには上積みがあれば、もしかするかもという僅かの差。舞台も中山2500よりは明らかに今回の方が合う。個人的には相当に能力を買っている馬なので、ここいらで牡馬相手に通用するところを見せてもらいたいもの。
 
△1レインボーライン
どんな条件でも相手なりに走る馬だが、何気に阪神は2戦2勝。父産駒のイメージ通りにこの舞台は合いそうだ。3歳の身で挑んだJCは無謀にも思えたが、意外な頑張りを見せ上がりは最速、キタサンブラックからは0.6秒差、ゴールドアクター、シュヴァルグランあたりとはほとんど差がなかった。どの条件でも頑張る馬とはいえ、府中2400がベストとは思えぬこれまでの戦歴で、その条件で古馬相手にあれだけの走りを見せられたことが強みとなる。その前の菊花賞、札幌記念の走りもそれなりで。叩き上げタイプだけに休み明けの日経賞でシャケトラに遅れをとったことは気にしない。さらに天皇賞(春)は8枠に配置された時点でジ・エンドといった感じだったし、騎乗にもあまりやる気が感じられなかった。ただ、そこで力の半分も発揮できなかったことが、今回に限っては良い方に作用する。上積みは相当にありそうだ。上がり最速馬が強いレースという検証通り、その可能性も加味しての4番手。
 
△2~4(順不同)
シャケトラ、サトノクラウン、ミッキーロケット
 
シャケトラの父マンカフェの産駒は何気に阪神2200の鬼。天皇賞(春)の舞台から条件は大きく好転する。ただし、この馬はキャリアが浅すぎる。過剰人気にもなりそうだ。人気を見つつもう少し検討したい。
 
サトノクラウンは当レースの強みとなる中距離のG2を勝っている馬の一頭(今年は何気にキタサン、ミッキークイーンと本馬のみ)。そういう意味では面白いのだが、先週までの稽古の感じが微妙との噂。もともと堀厩舎は時計で判別できない厩舎なので、そこは専門誌の寸評などを見ての判断となってしまうが、この大一番を迎えるに当たり、複数の専門誌で微妙な一週間前追い切りを指摘された馬がくるのだろうか?
 
ミッキーロケットは実はこの中では一番面白いかも。3ヶ月明けだった日経新春杯でシャケトラをねじ伏せたように、休み明けは走る(2戦2勝)。当時が先行して自ら流れを支配して格の違いを見せ付けた格好(まだシャケトラは格下だったので)。あれからシャケトラは日経賞のタイトルを得て、今やミッキーロケットよりも格上のような形になっているが、果たしてそうなのか。ミッキーの近2走は出遅れて力を出し切れていない。そういう意味では前走のシャケトラも同じだが、人気の差を考えれば狙いはこちらだろう。相手が7分の仕上げだったとはいえ、現役最強サトノダイヤモンドを追い詰めたのがこの阪神。しかも当時はスローで直線スムーズさを欠く面もあり、それでいて上がりはダイヤモンドを凌駕した。ありな一頭でしょ。
 
 
といった感じでデータにとらわれず、思いのままに書き連ねたらこうなった。書いているうちに、意外とミッキーロケットいいじゃんと思って、一番最後なのにちょっと長文になってるし(笑) ダブル長文のミッキー勢に気持ちが入っているかな。
 
 
 
 


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