(回想録)シャア!の士官学校時代の物語~ムサイ野郎たちの白銀物語~ ④ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



さて、シャア!の士官学校(大学)時代の哀しい物語。

過去の振り返りも終わり、ようやく新しい記事の更新だ。


低温やけどみたいに、じわじわと不快な熱い人気があるこのシリーズ。

(過去の回想録は → ビーチャの項を参照


脱力の前回に続いて。

今回も再び冬の物語を語ろう。





シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~-1325165449335.jpg
脱力で哀しい物語。



寒さもやわらいできたので。


語ろう。



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シャア!たちはゲレンデに出た。

銀色に輝く雪が、無意味にムサイ男たちを照らす。





乙「ぬおおお、すべるぞおお!!!」



さっきまで宿に対して不満タラタラだったくせに。

急にテンションあがりやがって。


機嫌がよくなっても悪くなっても、気に障る。

なんという不思議な生命体だろう。



ツトム「兄貴がもう滑ってるってさ。」


ツトムは雪国出身のナイスガイ。

彼の兄も今日は来ているらしい。


ツトム「あ、来た。」


シャア!たちは山の上の方を見上げる。




「いくぜー。」



シャー!シャー!シャア!


華麗に滑り降りてくる兄。

まるでプロスキーヤーだ。


シャア!「うまいな。」

ビーチャ「そうだな。」


ぽつりと言う二人の横で。




ゴゴゴゴゴゴ(乙)。



おおう?


なんでそんなに対抗心を燃やしてるのだ?

というか。


お前、スキー下手だよね?



で、お約束。


対抗意識に燃えた乙は。

準備運動もしないでリフトで頂上まで行き。


尻で滑ってくる。


どうせなら顔で滑って来い。

首の骨でも折れるのが希望。





ん?



シャア!は目を凝らす。


乙の後ろをエテ吉が。

ガチガチのボーゲンで超ゆっくりと降りてくる。


お前もかよ!















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