敬礼!(ビシッ)
セーシュン時代、よくデートなどで「映画に行く」とか聞いたりしますが、
おいらはそんな経験があんまりなくてね。
だって雨でも降ってればそれもアリかもしれませんが、
せっかくいいお天気なのにわざわざ暗いところに行くってのが理解できなかった。
まぁ、そもそもモテなかったってのもありますが。
そんなわけで、おいらにとって「映画」と言えば自宅で観るもの。
タバコも吸えるし酒も飲めるしゴロリ横になって怠惰な姿勢で臨めるし、
なにより気軽なのがイイ。
とはいえ、家の20数インチの画面ではもったいない作品もある。
とゆーわけで、「男たちの大和」を観に行ったわけです。
わざわざ実寸大の船体をつくったって話も耳に入っていたし、
まぁ何度も書いているよーに太平洋戦争を知ることはライフワーク化してきてるので、
これは行かなアカンやろ!ってことでね。
(でも当初はDVD化してからでもいいかなーと思ってたんだけどね)
年齢層も、やっぱりお年寄りが多かったけど、若い人もかなりいました。
日本の戦争モノにどのくらい客が入っているんだろう?と最初は懐疑的だったんだけど、
満員とはいかないものの7~8割くらいは入っていたのかな。
まぁ公開から日が経っているからね。
仲代達也ってヒトは半分恍惚入った人物を演じさせたらハマるよなー。
ソリマチタカシもナカムラシドウもヨカッタ。
意外なところではナガシマカズシゲくん。悪くなかったよ。
しかし、戦闘シーンです。おそらく「プライベート・ライアン」がスタッフの意識の中にあったのでしょう(あと「タイタニック」も少し入ってるかな)。日本の戦争映画の中では出色のデキ。これを観るために映画館へ足を運んでもいいと思えるほど。
おいら、ずーっと「戦闘シーンがウリ」の映画って「なんか客集めの小細工ってカンジでヤだなー」と思っていたんだけど、そのヤラシサは感じなかった。つま り戦争では戦いが日常で、そこにどんな地獄があったのか。それそのものが肝に銘じるべきメインのメッセージだと。生理的に「イヤ」と感じることが、むしろ 大切なんでしょうね。戦争は机上の出来事じゃないんだ。
内容は…まだ公開中だからあんまり多くは言わないけど、
少なくとも、戦争翼賛モノじゃない。それは安心できます。
結構長い映画だったけど、終わったあと、なんかすがすがしい気分でしたね。
「戦争反対!」を声高に言うのでなく、セリフの量をあえて抑えてつくったと言ってるだけあって、逆に伝わってくるものがある。
かなりの取材に基づいてつくられたというだけあって、リアリティもあったと思う。
出陣学徒の遺稿集「きけ、わだつみのこえ」(の一部)や映画「ウインズ・オブ・ゴッド」にも通じるけど、負けるとわかっている、死ぬとわかっている戦いに、あえて出向いていく。その精神性が日本人なのかな…と思ってしまいました。
エンドロールに向かって敬礼!したくなる映画でしたね。おすすめです。
おいらはそんな経験があんまりなくてね。
だって雨でも降ってればそれもアリかもしれませんが、
せっかくいいお天気なのにわざわざ暗いところに行くってのが理解できなかった。
まぁ、そもそもモテなかったってのもありますが。
そんなわけで、おいらにとって「映画」と言えば自宅で観るもの。
タバコも吸えるし酒も飲めるしゴロリ横になって怠惰な姿勢で臨めるし、
なにより気軽なのがイイ。
とはいえ、家の20数インチの画面ではもったいない作品もある。
とゆーわけで、「男たちの大和」を観に行ったわけです。
わざわざ実寸大の船体をつくったって話も耳に入っていたし、
まぁ何度も書いているよーに太平洋戦争を知ることはライフワーク化してきてるので、
これは行かなアカンやろ!ってことでね。
(でも当初はDVD化してからでもいいかなーと思ってたんだけどね)
年齢層も、やっぱりお年寄りが多かったけど、若い人もかなりいました。
日本の戦争モノにどのくらい客が入っているんだろう?と最初は懐疑的だったんだけど、
満員とはいかないものの7~8割くらいは入っていたのかな。
まぁ公開から日が経っているからね。
仲代達也ってヒトは半分恍惚入った人物を演じさせたらハマるよなー。
ソリマチタカシもナカムラシドウもヨカッタ。
意外なところではナガシマカズシゲくん。悪くなかったよ。
しかし、戦闘シーンです。おそらく「プライベート・ライアン」がスタッフの意識の中にあったのでしょう(あと「タイタニック」も少し入ってるかな)。日本の戦争映画の中では出色のデキ。これを観るために映画館へ足を運んでもいいと思えるほど。
おいら、ずーっと「戦闘シーンがウリ」の映画って「なんか客集めの小細工ってカンジでヤだなー」と思っていたんだけど、そのヤラシサは感じなかった。つま り戦争では戦いが日常で、そこにどんな地獄があったのか。それそのものが肝に銘じるべきメインのメッセージだと。生理的に「イヤ」と感じることが、むしろ 大切なんでしょうね。戦争は机上の出来事じゃないんだ。
内容は…まだ公開中だからあんまり多くは言わないけど、
少なくとも、戦争翼賛モノじゃない。それは安心できます。
結構長い映画だったけど、終わったあと、なんかすがすがしい気分でしたね。
「戦争反対!」を声高に言うのでなく、セリフの量をあえて抑えてつくったと言ってるだけあって、逆に伝わってくるものがある。
かなりの取材に基づいてつくられたというだけあって、リアリティもあったと思う。
出陣学徒の遺稿集「きけ、わだつみのこえ」(の一部)や映画「ウインズ・オブ・ゴッド」にも通じるけど、負けるとわかっている、死ぬとわかっている戦いに、あえて出向いていく。その精神性が日本人なのかな…と思ってしまいました。
エンドロールに向かって敬礼!したくなる映画でしたね。おすすめです。
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