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2012-05-25 00:07:36

フレット交換

テーマ:リペア

001
今回はフレット交換です。
フレットを抜いていきます。
抜くのにはフレットぬきニッパーを使って下さい。
ニッパーを指板に押しつけながら握るとフレットが抜けてきます。
無理に引っ張ろうとするとチップが大きくなり補正に時間がかかるので注意して下さい。

002

注意しながらでもエボニー指板などの場合は下の写真のように欠けてしまう場合があります。
大きな欠けの時はエボニーの木の粉とアロンアルファで修正すると目立たなく仕上がります。

003

フレットを抜いてすぐに溝のふちにアロンアルファの付けて欠けが広がったりするのを防ぎます。この後、指板修正で削る時にもそのままだと指板が欠けるのでフレットを抜いた時は必ず付けておきましょう。
注意)フレット溝の中にはなるべく入らないように注意して下さい。入ってしまった場合は、ティッシュペーパーなどで吸い取るようにしょう。

004
アロンアルファを削って、ロッド調整の利き具合を見ながら指板の中心を削って
ストレートを出します。
サンディングブロックストレートエッジでストレートを確認しながら削っていいき
その後にアールサンディングブロックでアールを付けていきます。

005

次はフレットのタング(指板に食い込む部分)をカットします。

008
それには、フレットタングニッパーを使います。

009

010
カットした後は少しバリが出るので、やすりで削って修正すると仕上がりがきれいになります。

次はいよいよフレット打ち。
均等な力で少しずつ打ち込んでいきます。
打ち込んでいるフレットの前のフレットにマスキングテープを張ってますが、
これは打ち込んでからテープを張って、少しアロンアルファを流し込んでいます。
せっかく打ち込んだフレットが次のフレットを打っている時の振動などで浮き上がって
こないようにするためです。

011
すべてのフレットを浮き込みが済めば、エッジを落として丸めていきます。
この加工には目立てやすり(ナット溝ヤスリ)フレットエッジやすりを使用します。
写真は目立てやすりを使用してフレットの角を落としているところです。

015
エッジの処理が済めば、すり合わせです。
私の場合、すり合わせの時にマスキングをします。
指板の木目に垂直方向にやすりのペーパーをかけて傷取りをするので、マスキングを
しておかないと指板についた傷を取るのに時間がかかるからです。

016
すり合わせの工程はまた別の時にしまして。(また写真を撮り忘れてました)

018
バフをかければピカピカです。


組み込み、調整をして磨けば完成です。

フレット交換の料金につきましては こちら を参照下さい。


ギターワークスではさまざまな修理に対応しております。

リペアーに関するお問い合わせは、お電話かメールにて御連絡ください。 
〒566-0012 大阪府摂津市庄屋2-3-31 TEL: 06-6317-5129  お問い合わせメール  






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2012-05-18 23:58:56

アコースティックギター ピックガード剥がし・製作②

テーマ:リペア

さて・・・
アコースティックギター ピックガード剥がし・製作① 
の続きです。

ピックガードを剥がし終えたましたので、次はお客様から提案頂いたデザインを元に
ピックガードの型を製作していきます。
今回はお客様ご自身が紙で希望の形に切り取ったものを持ってきて下さいました。
(写真を撮り忘れてしまいましたが・・・。)

通常、型はアクリルの板を使って製作します。

まずは指板サイドやブリッジ周りなどきっちりと合わせたい場所から形づくって行きます。


糸ノコとトリマーで切り取り。


指板サイドとブリッジ部分を合わせた後、サウンドホールと外周部分をデザインに合わせて
切り取り形作ります。


外周を整え。


型の完成です。


次に完成した型を元にピックガード材を切り出していきます。


赤べっ甲4P材での製作。こちらはまだ糸ノコで大雑把に切り出したところです。


トリマーで外周を削り出します。


面取りも行い型どりは終了。


切り出しただけではサイドの面が凸凹していますので紙やすりで綺麗に整えます。
粗目~細目の番手で滑らかになるように。



サイドが整ったら裏に両面テープを貼りギターに取り付けます。


完成です。


見た目の印象もガラリと変わりました。


ピックガード製作の料金につきましては こちら をご参照下さい。



ギターワークスではあらゆる修理に対応しております。
リペアーに関するお問い合わせは、お電話かメールにてご連絡ください。
〒566-0012 大阪府摂津市庄屋2-3-31  TEL:06-6317-5129         
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2012-05-11 16:53:47

ピックアップ穴埋めビフォーアフター~其の1~

テーマ:リペア
5月に入ったというのに、急に寒くなったりしてなんだか気候が変ですね。
ゴールデンウィーク中もたくさんのご来店有難うございました。ギターワークスは平常通り営業していたわけですが、旅行やショッピングに出かけられた方も多かったでしょう。

ショッピングといえば最近大型の百貨店やファッションビルも増えてきました。
ショーウインドーのディスプレーにギターが使われることも多いと思いますが、何年か前に買い物をしていた時のことです。

ストラトキャスターがディスプレーされていたのですが、よく見るとジャックのところにアームが突き刺さっておりまして、これもアートの新しい表現かなぁと思いつつも、いったいどこから音を出すんだろうと気になってしまったことがあります。

と、まあどうでもいい話だったわけですが、気をとりなおして今回はピックアップ穴埋め修理のビフォーアフターです。

今回は、以前3ハムバッカーに改造したものを、元のピックアップに戻したいというご依頼でした。
通常のハムバッカーはリッケンバッカータイプのピックアップよりも大きいため、ザグりがはみ出してしまい、ネジ止めする足場もありません。そこで、ザグリの部分をボデイ材と同じ木で穴埋めをしてから、取り付けピックアップのサイズにザグりを削り直すというリペアです。




まず、パーツを全て取り外します。



次に、ハムバッカーの足場の部分の一段深くなっている部分に埋め木をします。



そして大きいザグりの部分を埋める木を作っていきます。




まず、プラ板をザグリの形に整形し、それを治具にしてルーターで抜いていきます。



出来た埋め木の微調整を繰り返し、隙間のないようにはまるように作業を続けていきます。



ザグり内部の底面を整形し、埋木を接着剤で固定します。



接着し終えたら、整面し、こんどはピックアップのザグリに入ります。



と、今回はここまで。~其の2~へ続きます。


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