2014-12-01 17:52:38

Cool Struttin

テーマ:ブログ



Sonny Clarkというピアニストは実に不思議だ。 
突出したテクニックや個性があるわけでもない。だが何度も聞いてしまう。 
どんなところが良い?と聞かれても困る。 とにかく理屈抜きに良いのである。

31歳で若くして亡くなったためアルバムは少ないが、どれもハズレが無く良いプレイをしている。
その中でもアルバムとして一番出来が良いのはやはりCool Struttinであろう。
Sonny Clarkを始めArt Farmer Jackie McLean各メンバーのソロが素晴らしくアルバム全体が文句なしにグルーブしていて何度聞いても飽きない。 
まさしくジャズの素晴らしさを凝縮したようなアルバムだ。

それにジャケットが良い。 アルバムの表題であるCool Struttinというのは「気取って歩く」という意味らしいがよくこんな粋なジャケットが出来たもんだ。
当時のニューヨークの匂いがプンプン伝わってくる。
内容だけでなくジャケットも共に素晴らしいアルバムがたまに存在するが、Cool Struttinはその最右翼ではないかと思う。

日本ではSonny Clarkのファンが多いのだが、本家アメリカはそれほどではないということを聞いたことがある。
もしかすると彼の憂いを含んだどちらかというと控えめなプレイは、「ワビ サビ」の文化である日本人の琴線に触れるのかもしれない。

まあその辺はどうなのか分からないがCool Struttinのレコードのジャケットを部屋に置いて一杯やりながら聞く、最高じゃないですかね。
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