ガダルカナル戦書籍一覧


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↓ガ島中央戦跡要図

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal

西山日誌18 より続いております。


第38師団歩兵第228連隊 
第三大隊長 陸軍少佐 西山 遼 氏の日誌


十一月二十九日 日 晴 ガ島上陸25日目


昨夜日くれて敵の攪乱射撃盛んなり。
水流の線、交通路等に対し遠距離砲撃をなし来る。
一発連隊司令部近くの樹に歯列し破片悲惨し松永軍曹負傷す(右上腕部骨折)
夜友軍機飛行場を空襲せるものの如く爆撃盛んなり。
糧秣今明日中に補給可能なるものの如し。
本日副食材料蒐集に兵を派遣す。




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同日、海岸線小川陣地を守る歩兵第十六連隊
第三機関銃中隊長亀岡隆夫中尉の日誌 ガ島上陸47日目
昨夜も友軍機の敵飛行場空襲せるあり。
しかれ共爆撃の数量無きためか敵機の跳梁甚だし。
遺憾にたえず。
依然糧食のの補給無く、食するに水と南ばんの葉(敵陣地との間に野生す)をもってす。
中隊全員以上なし。
笹崎軍曹をして兵二名をもって椰子の実を収拾せしむるため丸山道方面へ派遣す。
(註 11/24~11/29自分の日記は中隊長負傷せるをもって中隊長伝令涌井正作が中隊長言を代わって筆記せるものなり)



同日、見晴台を守る歩兵第二二八連隊
第十中隊長若林東一中尉の日誌 ガ島上陸25日目

昨夜夕より敵陣地内にて異常に大なる砲の発射音を聴く。
まづ発射音にて壕内振動し、次に地軸をグワグワと震わせつつ弾道音を逐次聴かせ、暫くしてより山の崩るる如きヴァラヴァラヴァラと音す。
発射間隔五分くらいなり。
察するに三十糎以上の榴弾砲ならんか。
又、堺部隊(歩16)方面に逆襲し来る。
海岸道方面の敵は遺棄死体より判断して陸兵なること判明し、土井部隊(歩228連隊本部、西山少佐が連隊長代理)よりの通報によれば、敵は新たに擲弾銃を使用し始めた如く、飛行機の機種又一種類(日本海軍の軽戦闘機の如きもの)増加せられたるを目撃す。
よって敵は相当に増強し、併せて陸兵を増派せること判断難しからず。
昨夜友軍機によりて飛行場を爆撃せるものの如く、相当高射砲及び爆裂音盛んなりき。




同日、アウステン山ギフ高地を守る歩兵第二二八連隊
第二大隊稲垣大隊玉砕記より

前日に引き続き海岸道方面への敵の出撃はない様子であった。
第三十八師団長は「イヌ」陣地急襲開始の時期を明三十日16:20と決定した。
米兵はマタニカウ左岸堺台北西部及びイヌ陣地に対して工事を継続し兵力を増加していた。




今回はすべて解読できました。
いつも御教示ありがとうございますm(_ _)m

つづく

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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成24年9月8日 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
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○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ




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