ガダルカナル戦書籍一覧


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一木支隊第一挺団の進撃路(薄オレンジ)
一木支隊第二挺団の進撃路(白)

一木支隊は北海道旭川編成の歩兵第28連隊です。
第一挺団には大本営直轄独立速射砲第八中隊(京都の兵士が多い)が配属されていました。
第二挺団は川口支隊の総攻撃の際、熊大隊として戦史に登場します。

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal

テテレビーチからテナルの教会へ

大型トラクターが椰子の実を運んでいる。

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運ぶ先は椰子油の精製工場。
主に欧州へバイオディーゼルの原料として輸出されているようです。
経営者はソロモンピープルではないとのこと。

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椰子油の貯蔵タンク。

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唯一の幹線道路ホニアラ通りに出ると大型トラックも走っています。

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車窓より脇を見るとそこはジャングル。
現在は車で快適に移動できるが、一木・川口両支隊が進撃した当時は道などなく徒歩での進撃である。
個人装備の他に重量物を搬送しなくてはならなかった砲兵や機関銃中隊の苦労は並大抵の事ではなかったと推察する。

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道中には立派な橋が架かっている。

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日本からのODAで建設された橋である。

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隣には以前使われていた古い橋が残る。
この橋では大型車両の通行は不可能。
新しい橋によって椰子油の出荷が可能となりソロモンの輸出に貢献出来、かつソロモンピープルの仕事が確保できる。
このように目に見え、効果の判りやすいODAは継続すべきだと考えた。
何処ぞの国へドブに棄てるようなODAとは質が違う。

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道は再びジャングルの中へ
この道が無ければと考えると一日数キロの移動が精一杯であろう。

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テナル川の橋。
勿論日本のODAである。
施工はモーグルで有名な上村愛子さんが所属する北野建設さん。
ガダルカナルへ来てキタノメンダナホテルさん・ODAの工事実績と北野建設さんの存在がとても大きい事に気付かされる。
後に自分もその恩恵を受ける事になる。

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この西部戦跡で関係する部隊は一木・川口両支隊の他に第三十八師団歩兵第230連隊第一大隊・歩兵第228連隊の一部と38師団通信隊等。
三八師団の将兵はジャングル中、艦砲射撃でご苦労された筈である。
散華された御英霊の主なご出身地は北海道・福岡県・静岡県・京都府等である。

テナルの橋より河口方面。
この川を大砲や重機関銃を人力搬送のうえ渡河したのである。

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このテナル川を渡河、第二挺団が川口支隊の熊大隊として飛行場攻撃を敢行した地点である。
一木支隊の唯一の勝ち戦、速射砲中隊が米軍のスチュワート軽戦車を7~8輌撃破した地点でもある。
タシンボコからテナルまでの人力搬送が報われた瞬間であろう。
しかし、この戦闘で砲弾を使い切ってしまい速射砲は此処で処分されることになる。
川口支隊の総攻撃頓挫が判明した後、飛行場を挟んで反対側のマタニカウ川西部戦跡へジャングルを迂回し「死の行進」となる。
この場面は木造博氏の私刊本「苦難の道」に詳細が遺されている。

米軍スチュワート軽戦車。

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日本軍94式速射砲。

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テナル教会の敷地内にある一木支隊の慰霊碑。

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碑の銘板。
   
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施工は勿論、北野建設さん。

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平成となってからも一木会の皆様の御英霊に対する御慰霊活動は続いていたことが覗える。
しかし、平成四年から既に20年。
戦友や御遺族の皆様もご他界されたかご高齢となっている筈。
次の世代の我々が忘れることなく御慰霊をさせて戴くことが大切だと改めて実感する。
そして次の世代へと繋げていくことが我々の世代の責務である。

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心より頭を垂れて・・・合掌。
御英霊の御冥福をお祈りする。

つづく

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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
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冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。

新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

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石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。

平成23年8月20(土)~9月3日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ38柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
派遣隊の活動の様子を現役大学生フロッグクレーンさんが綴られております。
第二次派遣隊の募集が開始されました。
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○原発関連情報○

独逸天気予報より →  放射能予報

文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ




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