日本三大八幡宮の一つ、石清水(いわしみず)八幡宮(京都府八幡市)は、鎌倉時代の制作とされる曼荼羅(まんだら)「篝火御影(かがりびのみえい)」を9日から一般公開。同宮に残る江戸時代の古文書に、中国の元が襲来した弘安の役(1281年)で本殿に掲げ、亀山上皇らが敵の降伏を祈願したと記録されており、同宮は「祈願に使われた実物の可能性が高い」としている。

 「篝火御影」は縦約84センチ、横約46センチの絹地で、掛け軸になっている。同宮に付属する大乗院に保管されていたが、幕末の「鳥羽伏見の戦い」で行方不明となった。07年8月、同宮敷地内の若宮社内で見つかり、修復作業をしていた。

 曼荼羅には、中央上部に八幡神(応神天皇)が袈裟(けさ)を掛けて座り、剣と印板らしきものをかざす姿が描かれている。左右には仏を守る8神などが居並んでいる。額装から鎌倉時代の制作とみられ、室町時代の1431(永享3)年に大乗院に寄進されたとの裏書きがある。

 同宮社務所書院で23日まで一般公開する。【玉置勝巳】

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