久しぶりにNBAの話も

テーマ:
世界バスケ、ベスト4が出揃いましたね。

5~8位も決めるんで、準決勝はまだですけど、
強いチームが4つ残ってかなり楽しみです。


アメリカ、点差だとドイツに圧勝したように見えますけど、
内容は全然だめでした。

前半は、ゾーンディフェンスで引いて守るドイツに、
外でパスを回して3ポイントを打つだけ。
相手の思い通りの、守りやすい攻撃をしてました。

後半になってから、
ウェードなどがドリブルでかき回して、
相手を動かしてからシュートに持っていくプレーが出てきて、
これで点差を広げて、最後は大差。

前半のようなプレーをしていたら、
決勝に行けば当たるスペインやアルゼンチンはもちろん、
次のギリシャ相手にも危なそう...


で、ちょっと久しぶりにNBA関係のニュース。

マブズの前監督ドン・ネルソンが、
ゴールデンステート・ウォリアーズで、
来シーズンから戻ってくるみたいです。

ウォリアーズは、
ネルソンが監督をしてた93-94年のシーズン以来、
毎年負け越して、プレーオフを逃してます。

PGデイヴィス、SGリチャードソン、PFマーフィーの3人が軸で、
昨シーズンは期待されてましたね。

なのに、デイヴィスの怪我、3ポイントの打ちすぎ、
そして、SFダンリーヴィーとCフォイルが、
能力に見合わない高級を取ってるのが災いして、
結局プレーオフには遠く届きませんでした。

ネルソンは、
3ポイントを打たないように指導しそうには思えませんけど(笑)
去年までのマブズのプレースタイルを思い浮かべると、
面白いチームになりそうな予感はします。


これは、先週の話であんまニュースじゃないですけど、
インディアナ・ペイサーズがアル・ハリントンを獲得しました。

ハリントンは、2年前までペイサーズにいたのが、
脇役なのに満足できずにホークスにトレードされましたけど、
弱小ホークスの中心選手でいるより、
勝てるほうがやっぱりいいって事みたいですね。

SFでもPFでも出来る選手なんで、
まずはチームのスタイルの幅が広がると思います。

SG/SFマーキス・ダニエルズ(FA)や、
Fショーン・ウィリアムス(ドラフト)も取って、
全体的に運動能力が高くなったと思うんで、
今までの遅い試合運びとはお別れかも?
カーライル監督にとっては冒険でしょうけど。


ところで、ペイサーズがハリントンを獲得できたのは、
先月、ペジャ・ストヤコビッチが
FAでそのまま移籍しそうだったところを、
なんとかトレードにしたのが大きかったみたいです。

この後はNBAのキャップ制の細かい話になるんで、
興味の無い人は飛ばしていいです。


ホーネッツがストヤコビッチにオファーしたのは、
5年で$6200万と言う巨額の契約。

この値札がついたストヤコビッチを、
ペイサーズが引きとめようとする事はまずありえませんでした。

代わりにペイサーズは、
ストヤコビッチとまず5年、$6200万の契約をしてから、
ホーネッツが8年も前にドラフトした無名選手の交渉権と交換。
サイン&トレードを敢行します。

内情に詳しくない人は、
こんな無名選手のためにストヤコビッチを失ったのか、
とペイサーズフロントを非難しましたが、
(元々アーテストとトレードして取ったわけだし)
ペイサーズはこのトレードでもっと大きなものを獲得してました。


このサイン&トレードは、
NBAのキャップ制では"non-simultaneous trade"、
「非同時トレード」と言われるものでした。

つまり、ストヤコビッチのトレードでは、
まだ完了していないトレードって事です。

普通の「同時トレード」だと、
ペイサーズのようにキャップを越えた給料を払っているチームは、
給料の大幅に増えるトレードは出来ません。

このストヤコビッチのトレードを非同時にした事で、
大体ストヤコビッチの1年目の年俸分、
他のトレードで給料を増やせる事になったんです。
この額は、$750万。


(弱いけど)選手が余っているホークスとしては、
出来れば選手を獲得しないでトレードしようとしてました。

ハリントンが$500万より高い年俸を要求していたので、
ホークスに選手を返さなくてもいいチームは、
キャップの合法的な抜け穴を通ったペイサーズだけだったんです。

他のチームは、選手をホークスに渡さないといけなかったり、
渡す選手の能力も、給料もあまり高くなかったり、と、
ホークスにとっても、ハリントンにとっても、
ペイサーズが一番いい条件だったって事みたいですね。


まぁ、コート上のプレーとは違った駆け引きですけど、
興味深い話だと思ったんで書いてみました。

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被災地のスポーツ

テーマ:
カトリーナで失われた命や、
建物、思い出の詰まった物を想うと、
スポーツなど些細な事です。

それでも、阪神大震災の後のブルーウェーブのように、
明るい話題を提供して、復興の手助けにはなれます。


ニューオーリンズのスポーツ会場と言えば、
まずNFLのニューオーリンズ・セインツのホームの、
ルイジアナスーパードーム。

ハリケーンで屋根の一部がはがされた後、
2万人近くの被災者が避難所として利用したんですが、
救援活動の遅れる中、
犯罪も多発してしまった事が報道されました。
(実際は、報道されたほど酷くは無かったと言われてますが)

9月に開幕したNFLのシーズンに
ドームの改修が間に合うはずも無く、
セインツは100kmほど離れたバトンルージュなどで、
ホームゲーム8試合をこなす事になりました。


ニューオーリンズのもう1つのメジャースポーツのチームは、
NBAのニューオーリンズ・ホーネッツ。

ホームのニューオーリンズアリーナは、
スーパードームと違って大きなダメージは受けませんでした。

それでも、復興活動の遅れから、
11月の開幕には試合をする環境には出来ないと判断。
第2のホームとしてオクラホマシティを選びました。

今年3月には、ニューオーリンズに戻って3試合プレー。
そのうち2試合は満員で、
もう1試合も、たった400人足りなかっただけでした。


ニューオーリンズで一番大きいテュレーン大学は、
カトリーナの影響で秋の学期中は閉鎖されて、
生徒は他の大学に一時的に転校しました。

それでも、テュレーンのスポーツチームは、
ホームを移して競技を続けました。

ちなみに、
テュレーン大のスポーツチームの愛称はグリーンウェーブ。


1年経って、今シーズンはというと...

セインツは、来月始まるNFLシーズンでは、
最初からホームゲームをスーパードームで開催。

ホーム開幕戦、9月25日のファルコンズ戦は、
Monday Night Footballの全米放送になります。

チームが戻ってくるだけでも嬉しいでしょうが、
今年のセインツには、
大学フットボールで一番エキサイティングだった選手がいます。

ドラフト2位でセインツが獲得したRBのレジー・ブッシュは、
超人的なバランスと瞬発力で、
大学レベルでは相手のタックルをスルスルとかわして走れた選手。

今進行中のプレシーズンで、
その動きがプロで通用する事を見せていると思います。


ホーネッツは、
去年のオクラホマシティでのサポートがあまりに良かったので、
今シーズンもホームゲームの大半をオクラホマで行います。

2007-08年のシーズンには完全復帰するようです。

こちらも、アメリカ代表で頑張っているクリス・ポールや、
去年頭角を現したデイヴィッド・ウェストなど、
楽しみな選手が何人もいるチームですね。


今日、ESPNのSportsCenterを見ていたら、
郊外のある高校バスケチームの特集がありました。

嵐の後、他の町に避難したままの選手などもいて、
チームはバラバラに。

校舎の修復もままならない中、
コーチは10人の選手を何とかかき集めてチームにしました。

元はと言えば5つの違う高校に通っていた選手達は、
最初はチームプレーが全くといっていいほど出来ませんでした。

冬のレギュラーシーズンではそのために苦戦しながらも、
コーチの指導で一丸となったチームは春の州大会で快進撃。
同じ郊外でも、被害は比較的小さかった(多分)強豪校を倒して、
州優勝を決めたそうです。


プロスポーツよりむしろ、
地元出身の選手達のこういった話の方が、
被災者を元気付けるのでは一番かもしれませんね。

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カトリーナから1年

テーマ:
カトリーナがアメリカ深南部を襲ってから、
1年が経ちました。

各州の発表から、カトリーナによる死者は1836人となってますが、
ルイジアナ州では、705人も行方不明になったまま。
この中には、亡くなった人もいるでしょうし、
他の州に移住して、連絡をしていない人もいるでしょう。

防災体制がしっかりしていれば
ほとんどいなかったはずの死者はもちろん、
この行方不明者の数は、
政府の対応のまずさを映し出していると思います。


ハリケーン以前は、
ニューオーリンズ市内の人口は50万人近くだったのが、
今は約20万人と推定されてます。

市内から郊外に移転した人もいますが、
数年で完全復興できるような状況じゃないのは分かります。

ハリケーンで失われたものの1つは、
フランスやスペイン統治時代から残る町並みの一部。
2度と元のニューオーリンズには戻らない、
と言う人がいるのは人口が減ったのに加えて、このためです。


それでも、ニューオーリンズは300年近く、
フランス、スペイン、アメリカ南部、カリブの文化が混じり合っていた、
バイタリティーに溢れた土地なわけで、
再生するパワーがあるんじゃないでしょうか。

ニューオーリンズで生まれたすぐ後のジャズを聴くと、
そうとしか思えないんです。

Sidney Bechet
Legendary Sidney Bechet

Louis Armstrong
The Best of Louis Armstrong: The Hot Five and Seven Recordings


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アガシ1勝!

テーマ:
アガシ、1回戦は勝ち抜けましたね。

セットカウント1-1で、
第3セットで相手のパベルに0-4とリードされた後、
逆転でセットを取って、
第4セットはアガシが一方的に取って勝ちました。

なんでも、最近雨が降っていたので、
ガットの張りを調整したラケットを使ってたんですが、
ミスが目立って、相手につけ込まれる結果に。

0-4になったところでいつもの張力に戻して、
調子を取り戻したみたいです。


次は今年の全豪でブレークしたマルコス・バグダティス戦。
難敵ですね...

観客は、ギリシャ系応援団を除けば、
(バグダティスはギリシャ系キプロス人)
アガシ応援一色でしょうけど。


ところで、マリナーズがエンジェルスに勝ちました。

なんでこの話するかって言うと、
同じ地区のチーム相手に20連敗してたから...

メジャーリーグが地区制になってから(69年以降)
地区内で一番長い連敗でした。

この連敗が始まる前は、地区優勝の可能性も十分あったのになぁ。


今シーズン見に行っても、
マリナーズのプレーオフがかかった試合は無さそう。

それでも、今日の勝ち投手、20歳のフェリックス・エルナンデスは、
見ておこうと思います。
今日は5つのシングルを許しただけの完封勝利でした。

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世界バスケベスト8!

テーマ:
世界バスケ、今日から準々決勝ですね。

組み合わせは、

アルゼンチン(A1位)×トルコ(C2位)
スペイン(B1位)×リトアニア(C3位)
ギリシャ(C1位)×フランス(A2位)
アメリカ(D1位)×ドイツ(B2位)

大会が始まる前に、ベスト8予想しましたけど、
やっぱり思ったようには行かないもので。


C組が激戦区、って言うのは思ってたんですけど、
その中でもどこが強いのか、って言うのを見誤りました。

まず、ダークホースに推したブラジルが、
見事に1勝4敗でグループ戦敗北してくれました(苦笑)


そして、NBA選手のオクルとトゥルコグルを、
キャンプに遅れてきた事で排除したトルコが、
2位になったのも意外。

この2人がいなくても十分実力があって、
むしろチーム内の空気は一致したのかもしれませんね。


欧州王者のギリシャも、自分が思ってたより強く、
危なげなく5勝0敗で勝ち上がりました。


3位だったリトアニアと、
D組でアメリカを一番苦しめたイタリアの試合、
トーナメント1回戦で一番期待してたんですが...
両チームが放ったフリースローのうち、最後の15本中、
決まったのは2本、って言うすさまじい失敗合戦だったよう(苦笑)

それでも、これで、ベスト8にC組から3チーム、
D組からは1チームだけ残る事になりました。


日本の敗退は残念ですね。
最低でも、もうちょっと話題になって欲しかったんで。

レバノンは、惜しくも5位で敗退してしまいましたが、
見事フランスを破りました。


アメリカの試合を多く見てるんで、
この後の参考になるものがあんまりないんですが(笑)
アルゼンチンとスペインは、
さすがと思わせるバスケですね。

見てない中では、ギリシャが確実に見たいチームです。


ボロ勝ちしている試合だと、
アメリカはアリウープなど、派手なダンクを狙いはじめて、
個人的にはそのうち見飽きてきます。
(NBAオールスターもあんまり好きじゃないのはこのため)

でも、アルゼンチンがボロ勝ちしているときに起きるのは、
パス合戦(笑)

まるで、誰が一番すごいパスを出せるか、
と競走しているかのように、
芸術的なパスを連発で繰り出してくるんだからたまりません。
もちろん、ボールのないところで
他の選手が動き回ってるからこそ出来る芸当。

アメリカとアルゼンチンと比べると、
スペインは、堅実なバスケをする感じですね。

3チームとも、選手のレベルと層で、
他から飛び出ていると思います。
ベスト4に出てこなかったら驚きですね。

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サヨナラ満塁ホームラン!!

テーマ:
シカゴ・カブズ6-10xセントルイス・カーディナルス

カブズとのライバル対決が始まる前は、
地区でレッズにゲーム差0にされてたのが、
3連戦をスウィープしてリードが3ゲーム差に!

今日のヒーローは、
正捕手のモリーナが怪我して出てる、ゲリー・ベネット。

昨日の2-1の試合でも、打点は両方ともベネット。
2つ目はサヨナラヒットでした。


エドモンズ、エクスタイン、モリーナと、
レギュラーが3人も戦線離脱してどうなるかと思ってたら、
ベネットや、投手コーチの息子のクリス・ダンカンと、
ちょっと意外な選手が大活躍してくれてます。


でも問題は、投手陣。
去年サイ・ヤング賞を取ったカーペンターは、
相変わらずエースの活躍ですけど、
他についてきてる先発投手がいないし、
クローザーのイズリンハウゼンもちょっと躓いてます。

怪我明けの登板では良くなかったモルダーに、
A'sにいた時のような投球が戻ってくれば、
プレーオフで期待できるんですけどねぇ...

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全米オープン予想!

テーマ:
明日から始まる全米オープン男子シングルス、予想してみます。
先のラウンドを見たりしないで、1試合ずつ予想していってみたら、
面白いストーリーがいくつも見えてきました(笑)

ベスト8から行くと、(カッコ内はシード)

(1)ロジャー・フェデラー×トマーシュ・ベルディフ(12)
(4)ダビド・ナルバンディアン×アンディー・マレー(17)
(9)アンディー・ロディック×イバン・リュビチッチ(3)
(19)ドミニク・フルバティ×ラファエル・ナダル(2)

ここに至るまでで、一番のストーリーは、
アンドレ・アガシの引退になりますね。

アガシが1回戦でパベル、2回戦でバグダティス、
3回戦でグロジャンに何とか勝つと予想(結構厳しいです)
そして、4回戦でロディックが、
アメリカの望みを受け継ぐ、って言うシナリオです。


他にも、サフィンがナルバンディアンに負けたり、
リュビチッチがガスケとヒューイットを破ってきたり、
ナダルがモンフィスとニエミネンと面白い試合をしたり、
と色々妄想どころがあります(笑)

一番序盤の組み合わせで面白いのは、
長年イギリスの1-2位だった、
ティム・ヘンマンとグレッグ・ルゼツキーの1回戦対戦。

次に面白そうなのが、
フルバティ、ユジュニー、マス、サングィネッティと、
地味だけど激しい試合をしてくれそうな4人のブロック。


準決勝の組み合わせは...

(1)ロジャー・フェデラー×アンディー・マレー(17)
(9)アンディー・ロディック×ラファエル・ナダル(2)

マレーは、アガシとロディックの元コーチ、
ブラッド・ギルバートをこの夏コーチにして、
まず精神的に余裕が見られるようになったと思います。

ギルバートは、試合で一番大事な4つの言葉として、
「ゲーム、セット、マッチ、マレー」
って言う勝った時の審判のアナウンスを叩き込んだようです(笑)

技術的にはそんなにパワーアップしてませんけど、
自信が付いただけで怖さが倍増しました。


ロディックとリュビチッチも実現すれば面白そう。

ロディックは、バックハンドとネットプレーを磨いて、
先週のシンシナティでは別人のようなテニスをしてました。

それでも今も弱点を挙げるとすればリターンがあるんで、
リュビチッチのサーブに対応できるか。
頭脳プレーでもリュビチッチに対抗しないといけません。

それでも、勝てるんじゃないかと思ってます。


決勝は、

(1)ロジャー・フェデラー×アンディー・ロディック(9)

フェデラーは、先週マレーに負けた雪辱を果たして、
ロディックはナダルに激戦の末勝利。

順当に行けばナダルなんですけど、
先週のロディックを見てから、過剰な期待をかけてます(笑)


決勝では、ロディックが観客を味方につけて、
4、5セットのマッチでフェデラーに勝つ予想。


アメリカで視聴率が上がりそうなシナリオ、ってだけかも(苦笑)


女子の方は、全豪決勝のリマッチで、
モレスモとエナン=アルデンヌの試合。
今度はエナンが勝つ、って予想にしてみます。

(あ、ウィンブルドン決勝もこの2人で、モレスモが勝ってました。
ウィンブルドンの記憶が薄い...大丈夫かな)

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ジャズ好きでも、みんな知ってるわけでもない人ですが、
トランペット奏者のメイナード・ファーガソンが亡くなりました。

ジャズの人気が低迷し始めた後も、
維持に金のかかるビッグバンドのリーダーで頑張ってた人で、
正確な高音の演奏はすごかったです。
(高い音は、コントロールしにくいです。実体験から)

個人的には、知り合いで好きな人が2人いて、
借りて聴く、くらいだったんですけどね。

なので、どれがいいのか分かりませんけど、
一番売れてるアルバムはこれみたいですね。
自分も聴いてみます。

Maynard Ferguson
M.F. Horn


来週の日曜、オスカー・ピーターソンを聴きに行くんですが、
ファーガソンと同じモントリオールの高校で、
しかも一緒にビッグバンドをやってたらしいんですね。

何かファーガソンへのtributeのようなものが
あるかもしれないし、ないかもしれません。


2人ともカナダ人だって言うのは知ってましたけど、
こんな話は知らなかったんで、
モントリオールに行きたい理由が増えました。

追記:
Wikipedia を見てみると、
アメリカ横断ウルトラクイズや、高校生クイズのテーマに、
ファーガソンの演奏が使われてたんですね。

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名将の頭の中

テーマ:
今日から、
メジャーリーグで伝統の一番長いライバル対決が始まります。

シカゴ・カブズとセントルイス・カーディナルス。

1885年に、当時のシカゴ・ホワイトストッキングズと、
セントルイス・ブラウンズが対戦して以来、
120年以上続いているライバル関係です。

通算成績は、シカゴの1126勝1064敗。

H. G. Bissinger
Three Nights in August: Strategy, Heartbreak, And Joy Inside the Mind of a Manager

今日は、この3連戦に、
2年前のカーディナルスのシーズンを凝縮させた本の感想。

著者は、アメフト映画「プライド 栄光の絆」の原作になった、
「フライデー・ナイト・ライツ」の作者H.G.(バズ)・ビッシンガーです。


マネー・ボール 」を書いたマイケル・ルイスが、
オークランドA'sを1年追ったように、
この人も、
カーディナルスにほぼ無制限のアクセスを許されました。

ただ、ルイスはA'sに依頼して付き添わせてもらったのに対して、
ビッシンガーの方は、トニー・ラルーサ監督が、
本を書いてもらうよう頼んだんでした。
(去年ラルーサが講演してた のもこの本のため)


その結果出来あがったのが、
カーディナルスの名将ラルーサの頭の中への覗き穴。

3連戦の中で起こるあらゆる場面で、
ラルーサや、選手達がどのような事を考えていたのか、
細やかに綴った本です。

もちろん、3連戦の試合の話だけじゃなく、
ラルーサや選手達の過去を辿ったストーリーも
随所に散りばめられてますよ。

残念ながら田口の登場は一瞬だけ(苦笑)

野球を見るのは好きだけど、
細かい事がよく分からないんだよね、
って言う人にはオススメ
...なんですが、和訳がまだないんですよね。

しょうがないんで、こっちをオススメします(笑)

H.G. ビッシンガー, H.G. Bissinger, 岸本 完司
フライデー・ナイト・ライツ
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
プライド 栄光への絆

---切り取り線---

「Three Nights in August」の方に戻ると、
この本で細かい戦術にこだわったのは、
ビッシンガーの興味がそっちに向いてたのもありますが、
これ本が、「マネー・ボール」のアンチテーゼだったこともあります。

「マネー・ボール」で書かれた、
ビリー・ビーンのGM術は、確かに納得のいくものです。

それでも、送りバント、ヒット&ラン、盗塁など、
足を使った戦術が、
成功してもそれほど得点が増えないと言うデータを元に、
この手の戦術をやらないようにさせた、って言うのは、
行き過ぎというか、話がずれてると思うんですよね。


まずは、「やるかもしれない」って言う脅威だけでも、
投手や野手はそれを警戒して、
投球が乱れたり、守備位置がずれたり、打者に有利になるから。

当然、実際に走者が動いたら、
野手はベースをカバーしに動かないといけません。
これで守備に穴が出来る。


そして、データの解析で問題になっているのは、
ある場面になった時、その回に平均何点取れるか、
って言う事。

でも、1点でも取りたい点差とか、
すぐに5点も取らないといけない点差、
って言うのがあるわけです。

1点でも取ればサヨナラ、って言うときに、
2点取りやすい戦術をとってもしょうがない。
ビーンの指示はこの点を軽視している気がしました。


最後に、ビーンの戦術で間違っているのは、
選手の心理を軽視しているところ。

実際に試合をするのはアスレティックスの人間だし、
相手のチームも人間なわけで、
試合には色んな性格や傾向や感情が入り混じってるわけです。

アメリカのスポーツ解説で、
両チームの監督の采配が目立つ場面があると、
「チェスをしているよう」と表現します。

そのチェスのような部分を描く事で、
「Three Nights in August」は成功しました。


ただ、「マネー・ボール」を意識しすぎたきらいもあるんです。
それさえなければ、文句無しなんですが...

この本の描写や、ラルーサの講演で感じたのは、
ラルーサ自身は、「マネー・ボール」に書かれた、
データの世界を十分受け入れているし、
真っ向から対立する気はまったくないって言う事。


ただ、「マネー・ボール」に関する議論の高まりで、
ラルーサが、勝手に反「マネー・ボール」、
「オールドスクール」の旗印にされてるんですね。

本人は「バランスが重要」と言っているだけなのに、
変な事に巻き込まれてるのは残念です。

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マネー・ボール

テーマ:
うちのブログで、
選手の移籍とかトレードは、よく出てくる話題ですが、
スポーツごと、リーグごとに、
色々仕組みが違う部分ですよね。

誰が選手獲得や放出の判断をするか、って言うところを見てみると、
大きく分けて2つやり方があると思います。


1つは、試合中に指揮を取る監督に、
チームのメンバーを管理する権限がある形。

サッカーのプレミアリーグの大体のチームはこの形で、
移籍の評価は、監督の評価の一部になりますね。


もう1つは、オーナーなり、GMなり、
いわゆるフロントオフィスが決定権を持って、
監督はそこに意見を出す役割。

NBAなどは大体こんな感じ。
80年代と90年代のレイカーズの選手を集めたのは、
今はグリズリーズにいるGMジェリー・ウェストでした。

この形でも、
監督とフロントの意見が一致しない、
って言う事はあるにしても、
監督には普通それなりに発言権があります。


そんな中、ゼネラルマネージャーは「総監督」で、
試合に直接関わる監督は、「中間管理職」に過ぎない、
と言うようなチームがメジャーリーグにあります。

マイケル・ルイス, 中山 宥
マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

この3年前の話題作は、
低予算のオークランド・アスレティックスが、
どうやって毎年のようにプレーオフに出る活躍をしているのか、
GMのビリー・ビーンを1年間追って取材した本です。


ビーンのチーム運営の中心にあるのは、
野球人の間で受け継がれてきた伝統的な選手の評価を捨てて、
実際に勝敗に関わる評価を、
過去のデータを分析する事で見つけ、応用する事。


例えば、野球の報道でも注目される打率より、
出塁率の方がチーム成績に大きく反映される事は、
統計から見ると疑いの無い事実です。

それでも、アマチュア選手をプロのスカウトが見るとき、
注目するのはパワーや足の速さであって、
ポテンヒットや四球でなんとか塁に出るような選手は、
あまり評価されません。

アスレティックスは、
こういった他のチームが評価しない選手を安い値段で取って、
試合中にも出塁率を重視した戦術を敷く事で、
安く、同時に勝てるチームを作ってるわけです。


ちなみにビリー・ビーンは元選手で、
本人がデータを分析してるわけじゃありません。

マネー・ボールで一番面白い部分の1つは、
選手としてのビーンを追って、
今の彼がどうやって出来たのか探る最初の数章。

はっきり言って作り話のような話です(笑)


もう1つ面白いのは、
野球データの解析の先駆けになった、
ビル・ジェームズのことを書いた本の真ん中辺り。

ジェームズは、ただの野球ファンだったのが、
自分なりにデータを集めて分析した本を自費出版して、
少しずつ協賛者を増やしていった人です。

今はレッドソックスのフロントオフィスに、
コンサルタントとして雇われてるらしいですが、
この人の方が、マネー・ボールの著者より文才があります(笑)


彼の本からの引用で、特に共感できたのがこれ

"When the numbers acquire the significance of language, they acquire the power to do all of the things which language can do: to become fiction and drama and poetry. ...And it is not just baseball that these numbers, through a fractured mirror, describe. It is character. It is psychology, it is history, it is power, it is grace, glory, consistency, sacrifice, courage, it is success and failure, it is frustration and bad luck, it is ambition, it is overreaching, it is discipline. And it is victory and defeat, which is all that the idiot sub-conscious really understands."

「数字が言葉の重要性を持ったとき、
それは言葉の出来るすべての事が出来るようになる。
小説になり、劇になり、詩になる事だ。

その数字が、割れた鏡に映し出すのは、野球だけではない。
性格。心理。歴史。
力。美。栄光。持続。犠牲。勇気。
成功と失敗。挫折と不運。野心。勇み足。自制。

そして勝利と敗北。
野蛮な潜在意識に理解できるのはこれだけだが」

こんな事書かれたら、
本当に野球の話をするのかどうか分かんなくなっちゃいますね(笑)


それでも、理系の人間として共感できるのは、
訳もなく数字で遊んでるわけじゃなく、
数字に意味があるからやってるって事です。

スポーツの成績で無意味になりかねないものは、
例えば野球の打点がありますよね。

前に打つ選手がよく塁に出る選手だと、
当然チャンスが増えて、打点も出しやすいわけで、
チーム状況とか、打順とか、
そういうのを無視して2人の選手の打点を比べるのは不毛なわけです。

こんな風に、
野球の成績からどうやったら意味を引き出せるのか、
って事をジェームズは何十年も考えてるんです。


名前は知っていたけれど、
どんな姿勢で書いていたのかは今まで知らなかったんで、
ビル・ジェームズの本を読んでみようかなぁ、
と思わされましたよ。

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