オリンピック精神

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トリノオリンピックで、

日本のメダルは1つだけ。

(荒川選手おめでとう!)


目標に届かなかったと言う事で残念ですし、

次回に向けて奮起を期待したいです。


でも、ここで思い出したいのは、

「オリンピックは、参加する事に意義がある」

っていう使い古された言葉。


トリノに来た選手の数は2663人。

そのうち、現実的に金を狙える選手は、

せいぜい500人くらいでしょう。


じゃあ残りの2000人くらいの選手は、

いなくてもいいのか?

とんでもないです。



一番大きな舞台で、自己ベストを出した選手。


転んでも諦めずにゴールした選手。


熱帯の国にスキー協会を作ってまで出てきた選手。


競技に勝てなくても、

それぞれの戦いに勝った人たちです。



それを思い知らされる事が、

閉幕の前日に起きました。


アメリカのキンバリー・デリックは、

インラインスケートから転向した

ショートトラックの選手です。


参加する1000mでは、

アメリカの選手の中では強い方。

でも、メダル候補とは言えなかったでしょう。


そんなデリックを応援しに来た家族の中には、

休暇を取って来た74歳の祖父エドワードもいました。


1000mのレースの前の日、

家族は観光を楽しんで、

夜に休憩所でキンバリーと待ち合わせをしました。


デリックの家族が休憩所について数分後、

エドワードは心臓発作を起こして、

救急車がつく前に息を引き取りました。


遅れて着いたキンバリーに、

両親はこの事を伝えなければなりませんでした。



その翌日のレースに、

キンバリーは予定通り参加しました。


Derrick


4人中2人しか抜けられない準々決勝で、

好スタートを切ってリードしたあと、

1人、2人、と次々に抜かれるキンバリー。


終わってみれば4位、

しかも、妨害で失格になりました。

ここ でレースが見られます)


競技としては、最悪の結果です。

それでも、

彼女にこれ以上求めていた人はいないでしょう。


レースの後、オリンピック協会を通じて、

次のコメントを残しました。


This was the most emotional day of my life. I'm proud to be at the Olympics and at the same time my heart hurts so much. I had to race because that's what my grandfather would want me to do. He was my biggest fan, the one who held my hand while chasing my dream.


誰にも起きて欲しくない状況の中、

キンバリー・デリックは、

彼女だけの戦いに勝ちました。


バンクーバーオリンピックにも参加して、

今度こそ心から喜べる体験が出来るよう応援したいです。


(写真はNBCより)

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レイディー・デイ

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CDバトン のコメントに、

ジャズのCDをオンラインで買った事を書きました。


それが昨日届きました!


まず、やけに安く買えた

ビリー・ホリデイのボックスセット。


Billie Holiday
The Complete Decca Recordings

ボックスと言いつつ、2枚だけですけど、

1944年から50年のDeccaでの録音が網羅されていて、

同じ歌の違うバージョンに混じって、

NGテイクもいくつか入ってます。


ジャズでも一番ユニークな声が、

NGテイクのおかげで

さらに生き生きとして感じられました。


元の値段だと高いと思うんで

いきなりボックスは勧められないですけど、

どんな録音でもいいんで、

ビリー・ホリデイは一度は聴いてみてください。



もう1枚は、去年発見された、

57年のコンサートの幻の録音。

↑にはまってる状態でまだ聞いてないんですが(笑)


Thelonious Monk, John Coltrane

Thelonius Monk Quartet with John Coltrane - At Carnegie Hall

57年のThanksgivingコンサートの録音で、

同じコンサートで演奏してた人もすごいです。


ビリー・ホリデイ、ディジー・ガレスピー、

レイ・チャールズ、チェット・ベイカー、ソニー・ロリンズ


想像するだけでめまいが(笑)

って、モンクとコルトレーンしか

CDには入ってないんですけどね。

(それでも十分すぎます)

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来週はシアトル

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ブログトップのメッセージ欄に

1週間ほど前から書いてあるんですけど、

来週の今頃はシアトルにいます。



シアトルと言えば...


この人はもちろん、

Ichiro


この人や、

Alexander


この人もいますね。

Allen


去年なら、この人も。

Robinson



ちょっと前までこの会社の本拠でしたし、

Boeing


この会社が近郊にあって、

Microsoft


この会社もありますね。

Amazon


あと、この2つも。

Starbucks

Tully's

ジミ・ヘンドリクスの生まれ故郷で、

ブルース・リーも住んだ街。


で、Nirvana等のグランジロック発祥地。



...いろいろですけど、

他の大都市と離れてるんで、

あんまり認知されてないところが多いです。


うちの学校新聞では、スーパーボウルの時、

ピッツバーグの方が大きい街、

って書いてありました。


人口だと、ピッツバーグより、

シアトルの都市圏の方が大きいんですけど、

大抵のアメリカ人でもそれくらいの認識だと思います。


調べろよ、って感じですが(笑)



上に書いたような自分の知識も、

はっきり言ってただのステレオタイプなんで、

もっと色々見られるといいなぁ、と思ってます。


卒業したあと住む可能性ありです。

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ペニー、その後

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先日のニックスとマジックのトレードで、

ペニー・ハーダウェイがマジックに戻りました。


プレーは期待されてない、

と記事には書きましたけど、

ペニーがマジック復帰!

とタイトルで盛り上げちゃったんで、

フォローしないといけません。


金曜日に、マジックはハーダウェイに戦力外通告。

多分、今シーズンNBAでプレーする事はないでしょう。


悪いニュースのように見えますけど、

怪我に苦しんでいるペニーとしては、

ありがたい面が大きいみたいです。


チームのメンバーでいる間は、

体調が万全でなくてもプレーする事があるので、

なかなか完治しない、という状態でした。


しかも、高給取りなのにベンチにいる、

と言うだけで批判されるなど、

ストレスも溜まる環境だったみたいです。


来シーズンからは、

今とは比べ物にならないほど小さい年俸で、

一から出直すような事になりそうですが、

しっかり怪我を治して、

NBAに戻れるといいですね。

冬季五輪の目玉って何?

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2週間前に開幕したトリノオリンピックは

残る競技も数えるほどで、

寂しさも感じ始める頃ですけど、

あるテーマについて実は大会中ずっと考えてました。


この記事のタイトルの質問です。



速さが見たければ、

スケートの500m、アルペンの滑降に、

4人乗りボブスレー。


ジェネオン エンタテインメント
クール・ランニング

過酷な競技と言えば、

ノルディックの長距離レース。


そして、

芸術的なフィギュアスケートや、

独特なスキージャンプ。


チームスポーツではアイスホッケーがあります。


こう並べてみて思うのは、

強い国では人気があっても、

無関係な人まで本気で巻き込めるイベントは少ないなぁ、

って事。



夏だと、陸上の100mと、マラソンが最大の目玉、

と言っていいと思うんで、

(勝手な思い込みでしょうか?)

それとは対照的だと思います。


その理由はやっぱり、

「走る」って言う、日常的な活動と、

スキーやスケートとの違いだと思います。


100mを10秒以内で走る事や、

2時間で40km走ってしまう事のすごさは、

ほとんどの人が実体験から直接分かるんですよね。


逆に、冬のオリンピックは、

ほとんどの人が挑戦さえしないような事だけ

山ほど見られるわけで、

(アルペン回転、スケルトン、トリプルルッツ...)

比較するのがおかしいかもしれません。


不動の軸がない分、

国それぞれ、人それぞれの楽しみ方が

さらに面白いような気もします。



ちなみに、

自分にとってなにが目玉か、って聞かれると

...いろいろ捨てがたいですねぇ(笑)


2つに絞ると、滑降とフィギュアになるかなぁ



ここから個人的に注目するのは...


大会5つ目のメダルを狙う、

シンディー・クラッセンのスケート5000m


期待されながらメダルを取っていない

ボーディー・ミラーのアルペン回転


ヒーロー1号 フローデ・エスティルの

クロスカントリー50km


アメリカの旗を持つ事になった

ヒーロー2号 ジョーイ・チークの閉幕式


ってところです。

トレード期限日の一番大きなトレードは、

4チームと9人の選手を巻き込みました。


ややこしいですけど、↓の通り。


シアトル・スーパーソニックスへ:

PGアール・ワトソン(ナゲッツから)

SFブライオン・ラッセル(ナゲッツから)

ドラフト2巡目指名権(ナゲッツから)


デンヴァー・ナゲッツへ:

PFレジー・エヴァンズ(ソニックスから)

SFルーベン・パターソン(ブレイザーズから)

SG/SFチャールズ・スミス(ブレイザーズから)


ポートランド・トレイルブレイザーズへ:

SGヴォショーン・レナード(ナゲッツから)

Cブライアン・スキナー(キングズから)


サクラメント・キングズへ:

Cヴィタリ・ポタペンコ(ソニックスから)

SFセルベイ・モニア(ブレイザーズから)


色を付けるまで、

何が起きたんだかサッパリでした(笑)



スターと言える選手は1人もいませんけど、

グリズリーズファンとしては、

アール・ワトソンの動向が一番気になります。


昨シーズンまでは、

グリズリーズでJ-Willの控えをしていて、

スタメンになりたくて移籍したのに、

ナゲッツでは出場機会があまりありませんでした。


ソニックスの正PGルーク・リドナワーは

まだ若いですし、守備にクエスチョンマーク。

PGの守備ではかなりいいワトソンは、

重宝されるんじゃないでしょうか。



ナゲッツは、

無駄になってたワトソンを放出して、

エヴァンズとパターソンを獲得。


リバウンドスペシャリストのエヴァンズは、

ネネ、キャンビー、マーティンなど

怪我人が続出しているフロントコートの補強になって、

パターソンは守備が期待できます。



ブレイザーズとしては、

監督とのいざこざなどがあったパターソンは、

放出したかったんでしょうね。


代わりに獲得したのは、

ベテランのシューターのレナード。

今シーズンで契約が終わるんで、

サラリーキャップに余裕を持たせる策みたいです。



キングズは、

モニアとポタペンコに期待している感じですが、

この辺は良く分からないです。



他にもいくつかトレードがありましたけど、

スタメンは動きませんでしたし、

昨日のフランシスのトレードの後は、

結構静かなトレード期限でした。

ペニーがマジック復帰!

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今日はNBAのトレード期限日なんで、

駆け込みのトレードがあると思いますが、

1日早くビッグトレードがありました!


オーランド・マジックから:

PG/SGスティーブ・フランシス


ニューヨーク・ニックスから:

SG/SFペニー・ハーダウェイ

SFトレヴァー・アリザ



ペニー・ハーダウェイは、

99年以来のマジック復帰になりますね。


度重なる怪我で、

若い頃の輝きは全く無いですが、

メンフィスのトレッドウェル高校から、

メンフィス大に進んで、NBAのスターになった、

町の誇りの選手なんで、気になるニュースです。


ただ、彼がトレードされたのは、

プレーが期待されているからじゃなく、

この夏切れる巨額の契約を引き受ける事で、

マジックはサラリーキャップに余裕が作れるからです。



プレーが期待されてるのは、

一緒に移るアリザの方ですね。


まだ20歳で、運動能力の高い選手です。

ラリー・ブラウンの下では

出場機会が少なかったんですが、

ニックス期待の若手でした。



マジックは、ドワイト・ハワードを軸に、

ネルソン、アリザ、ミリチッチ、バスケス、

楽しみな選手をどんどん集めてます。


この来年の夏(勘違いでした。嘘ついてスイマセン)

フリーエージェントになる選手には、

ピアース、ビラップス、カーター、

ラシャード・ルイス、ビビーなどいて、

キャップに余裕のあるマジックは

そんな大物選手を狙ってくるはずです。


楽しみですね~



一方、ニックスはどんどん深みにはまってます。


フランシスは運動能力はすごいですけど、

チームプレーで知られる選手じゃないですし、

泣き言を言う事ではNBAで一番かもしれません。


ラリー・ブラウンと反りが合うとは

自分には思えません。



ニックスのメンバーはかなり異常ですね。

フランシスをはじめ、

活躍と釣り合わない年俸の選手が何人も。


かろうじて釣り合っているような年俸でも、

長い契約期間になってます。

(毎年昇給されるんで、結局釣り合いません)


ステフォン・マーベリー $1645万(3年)

ジェイレン・ローズ $1570万

スティーブ・フランシス $1370万(3年)

モーリス・テイラー $910万

エディー・カリー $739万

マリク・ローズ $698万

クェンティン・リチャードソン $695万(4年)

ジャマール・クロフォード $648万(5年)

ジェローム・ジェームズ $500万(3年)


チーム15人の年俸を合わせると

$1億2000万を超えるなんて、恐ろしい話です。


キャップを大幅に越えてるんで、

リーグに贅沢税をたっぷり払ってますし、

ラリー・ブラウンも高給取り...


NBAで下から2番目の成績なんですよ!(笑)


これほど燃費の悪いチームって、

スポーツの歴史にほとんど無いでしょうね。

ちょっと他に思いつきません。

マッケンロー優勝!!

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ちょっと古めの話ですけど、

先週、サンノゼのSAPオープンで、

ジョン・マッケンローがダブルスで優勝しました!


McEnroe


今は47歳。

左のヨナス・ビョルクマンと組んで、

フルセットで決勝に勝ちました。


実は、ダブルスの注目度が低いので、

ダブルスの試合を短くするとか、

変なルール変更をしようとする動きがあります。


でも、グランドスラムの会場の雰囲気を見ると、

ダブルスを見ている観客は本当に楽しんでます。


マッケンローやナブラチロワはもちろん、

シングルスのトップ選手もダブルスで話題を作って、

変な事にならないようにして欲しいですね。


そういう意味でも、

先月のヒンギス復帰は嬉しいニュースでした。



もう1つ嬉しいニュースなのが、

同じ大会のシングルスでの、

イギリスのアンディー・マレーのツアー初優勝!


Murray


まだ18歳ですが、

去年はウィンブルドンで躍進して

かなり話題になりました。


その後も、

強豪選手と何度も接戦を演じながら、

あと一歩で届かない事が多かったです。


この大会では、

準決勝のアンディー・ロディック戦と、

決勝のレイトン・ヒューイット戦、

両方で逆転勝ち。


これで本物の自信をつけて来たとすると、

メジャーでも楽しみな選手になりそうです。


(写真はBBCより)

アメリカの伝説的なスポーツキャスター、

カート・ガウディーが亡くなりました。


Gowdy


自分は聞く機会が無かったんですが、

スーパーボウル、ワールドシリーズ、

大学バスケのNCAAトーナメント...


30代以上の人には、

大きなスポーツイベントと言えばカート・ガウディー、

というくらい、何でもアナウンスできた人みたいです。


ガウディーの実況は、決して目立つ事なく、

大事な事をしっかり伝えるスタイルだったみたいで、

「義理の兄弟のよう」と言うたとえも見かけました。


騒ぎ立てたり、キャッチフレーズに頼る事無く、

スポーツの感動を伝えられる解説者。

生中継で聞いてみたかったです。


(写真はNational Baseball Hall of Fameより)

ヒーロー2号

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クロスカントリースキーの30kmパシュートで、

転倒の後、銀メダルを取ったのは、

このブログのヒーロー1号

ノルウェーのフローデ・エスティル。


Estil


でもあの後はかなり不調です。


15kmクラシカルでは17位。


4×10kmリレーでも、

ライバルのイタリアに離されたのは、

3番手のエスティルでした。


スプリントと50kmが残っているんで、

挽回に期待したいですね。



そんな中、もう1ついいストーリー発見です。


アメリカの男子スピードスケート陣は、

500m、1000m、5000mで金を取ってますが、

それよりも内輪喧嘩が話題になってます。


原因は、

1000mで優勝したシャニ・デイヴィスが、

その前日まであったチームパシュートに

参加しなかった事。


集中したかった1000mの前の競技で、

出なかったのは十分わかるんですが、

5000mに優勝したチャッド・ヘドリックは

デイヴィスが自己中心的だ、

と言うようなコメントを残したんです。


とにかく、1500mでも対戦するこの2人は

険悪なムードになってしまいました。



そんな中、500mで金、1000mで銀を取った

ジョーイー・チークは、

この騒ぎに加わらずに頑張ってます。


Cheek


もちろん、

それだけではヒーロー2号にはなれません(笑)


チークは、アメリカのオリンピック協会から出た、

合計$40,000のメダル獲得ボーナス総額を、

Right to Playと言う慈善団体に寄付したんです。


Right to Playは、スーダン、パレスチナ等、

内乱、戦争で荒れた国々の子供達に、

教育の一環としてスポーツを推奨する団体だと言う事です。


↓は、500mの金メダルの後の記者会見で、

寄付を発表した時のコメントです。


I have always felt if I ever do something big like this I want to be able to give something back. I love what I do; it's great fun, but honestly, it's a pretty ridiculous thing, I skate around in tights. If you keep it in perspective, I've trained my whole life for this but it's not that big a deal.


But because I skated well I have a few seconds of microphone time. And I know how news cycles work. Tomorrow there will be another gold medalist. So I can either gush how wonderful I feel or use it for something.


彼の言葉にはかないませんが、

翻訳してみます。



「こんなビッグな事が出来たら、

「お返し」をしないといけない、

といつも思ってた。


今やっている事は大好きだよ。

本当に楽しいんだ。


でも、正直な話、

ピチピチの服でスケートしてるだけなんだから、

ばかげてるよね。


広い目で見てみると、

自分が今までずっと練習してきた事も、

大した事じゃない。



でも、上手くスケートできたから、

今マイクの前で僕は話させてもらってる。

ほんの一瞬だけどね。


ニュースって言うのがどういうものかは、

自分でも分かってるよ。

明日も新しい金メダリストが生まれるんだから。


この限られたチャンスは、

嬉しさを伝えるためだけに使う事も出来れば、

何かの役に立てる事も出来るんだ。」



チークの寄付に呼応した企業だけからでも、

すでに$300,000が集まっているそうです。


(写真はNBCより)