ハイル、ヒトラー！

東京での開催が決まり、大騒ぎの中ですが、なんとビックリなオリンピックとナチスの関係に関して、先日の本に書かれてました。

コンビニで買った本でも、十分読み応え有りますね(笑)。

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■オリンピックを政治に利用したヒトラー■

①1933年に政権を掌握、その3年後、ベルリンオリンピックが開催されている。当然、オリンピック憲章に基づき、ベルリン開催は反対され、他国からボイコットの表明も出ていた。

②アーリア人以外を劣った民族とするナチスは、既にユダヤ人差別を始めており、ヒトラー自身も、他民族、人種との競技を良しとは考えていなかった。

③しかし、宣伝大臣ゲッペルスに「ドイツの国力、アーリア人の優秀さを世界に知らしめる絶好のチャンス」と説得され、総力を上げて開催することとなったのである。

今では当たり前のオリンピックの恒例の行事も、実はベルリンオリンピックから始まっている。

　　　　　▼アテネからの聖火リレー
　　　　　▼テレビでの実況中継
　　　　　▼記録映画の公開
　　　　　▼選手団への各国毎のサービス
　　　　　▼通訳を街に配備

と言うことで、とにかく国を上げての歓迎ムードを演出。

当時の国家予算の1％を注ぎ込んだと言われている。

しかも、オリンピック開催前は、特に報道陣を厚くもてなし、街には一切反ユダヤ主義を消し、ユダヤ人観光客にも親切にするよう命じた、と言う。

何故なら、オリンピック憲章に違反していないと言う体裁に努めたからである。

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如何ですか、これ。

ヒトラーは、これで親切で友好的なホスト国としてドイツを世界にアピールしたのです。

如何に頭脳的かつ戦略的な集団だったか、ですよね。

ま、ゲッペルスが凄いのかも知れませんが(笑)。

ところが・・・

だめ押しになりますが、ヒトラー自身も、あれ敢えてやってたらしいのです。

彼の演説中の映像を見た人は判ると思いますが、最初は穏やかに、段々口調が激しくなり、身振りも大きくなる。そして時に、拳をテーブルに叩き付けるほど情熱的に語るのですが、あれは全て綿密な計算と練習を重ねた上での、如何に効果的に相手を説得、納得させるか、と言うテクニックなんだそうです。

だから、シンプルで明快にして、ゼスチャーも特訓して、発生方法はオペラ歌手に習っていた、とか。

登場は常に、飛行機等、上から。

神に見せる演出だそうです。

さらに、美男子の親衛隊を常に同行させていたのも、姿形の良い彼等に守られているヒトラーが、如何に優秀な人物であるかを、特に女性にアピールしていたらしいのです。女性が認めれば若い男性はナチスに傾倒する、と。

ナチス親衛隊、格好良～ぃ♪って。