パックス・アメリカーナは“第4帝国”に押し付けられたものか?

 

【訳者注】要するに、米軍と言っているのは、実はグローバル・エリートの私兵だということである。米兵にとって祖国というものはない。だから祖国のために戦うことも、戦って死ぬこともできない。ヘンリー・キッシンジャーがあけすけに言っている――「兵士というものは物言わぬ愚かな動物であって、(チェスの)ポーンとして利用されるだけのものだ。」

末尾に引用されているアメフトの有名選手パット・ティルマンのエピソードが、すべてを物語っている。彼は二重の英雄だといってよい。彼は無知からだったとはいえ、米軍に志願入隊して、祖国に恩返しをしようとした(私欲だけで生きたくなかった)。しかし米軍の間違った、戦争犯罪的なやり方を知って、あえてこれを暴露し、“誤射”によって死んだ。この伏せられたエピソードは、アメリカだけでなく、世界中に向かって大声で語り聞かせるべきものである。

 

 

State of the Nation (SOTN)

July 1, 2014

 

現代のコロセウム、ビデオゲーム、体格発達ホルモン

 

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アメリカ社会は、軍事的増強と戦争マシーンの恒常的な継続のために、荒々しく無茶な出費を正当化するような、そんな仕組になっている。これは多くのいろんなやり方で成功し、そのほとんどは我々の見ているところで起こっている。この国のあらゆるスポーツ競技場で聞かれる戦闘の太鼓は、一つの例である。それぞれのスポーツ競技シーズンに、その特有のスポーツがあり、これが国家全体を魅了するために、スーパー・ボウルのコマーシャルなどは、テレビの歴史で最も高額になっている。無慈悲で猛々しい競り合いが、民衆を、常に“贔屓チーム(選手)”をもつ状態に保っている。「是が非でも勝つ」ということが、幼い子供から高齢者にいたるまで、決まり文句になっている。

 

満員のスタジアムは、これら現代のコロセウムで起こるすべてに、精神的な背景を提供し、勝つことのために行われる行動のすべてに、敬意と栄光が捧げられる。至るところでオフィスが賭博場になり、週末の“ビッグゲーム”に参加できない者でも、とばくを通じて代理参加することができる。もちろん、帽子やシャツやジャージが、フィールドの選手のヘルメットや肩当てを真似ることによって、スポーツ戦争の決まり文句に勢いを添える。

 

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次に、我々は暴力的なビデオゲームをもっている。若い、柔軟な心を捉えて、無目的で無意志の暴力に向かわせるのに、これ以上の良い方法はないだろう。この非常に効果的なマインド・コントロールの計画を、数年間経験させると、子供たちの中には、外国で“敵”を殺すのはもちろん、意欲的に銃を取って、自分の友達さえ撃ち殺すことができる者が生まれてくる。ショッキングで暴力的な子供のビデオゲームが、異常なほど出回っていることの、背後にあるアジェンダに気づくことはそう難しいことではない。

 

次には、いろんな食品添加物、ビタミン栄養剤、プロテイン粉末、スーパーホルモン、筋肉増強剤、その他の新開発の化学魔術があって、これが子供でも若者でも成人でも、より大きく強く、俊敏にすると考えられている。牛のように体格を発達させるホルモンは、多くの考えられた手段の一つにすぎず、それらはすべて、アメリカ帝国で育つ子供たちが、地上のどんな戦闘地域でも、彼が向き合うどんな外国の相手より、確実に大柄で威圧感をもつようにさせるためである。

 

BGHとかBSTとか(BBovine=牛のような、の頭文字)呼ばれているこの合成ホルモンは、もちろんモンサント社の製品で、大きくなることが保証されている。

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イラク人やアフガン人が、このような戦闘装備(何十億ドルのカネがないと買えない)をした外国の兵士に直面したとき、どう考え感ずるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに、あなたの隣人がこんな格好で現れるのは有り難くないだろう――特に、この巨大な、筋肉隆々の、BGHを与えられた肉体が、全身を戦闘ギアで覆っているとしたら。

 

銃を買うことは、バターを買うのとはわけが違う

 

アメリカは何年も前から、弱者の面倒を見ないことで有名である――貧困者、ホームレス、退役軍人、シングル・マザー、精神障碍者、身体障碍者、医療保険のない者、出生前の子供、など。基本的に、アメリカの社会では、最も傷つきやすく無力な人々は、常に冷遇されてきた。ただ現在は、その苦しい境遇が全人口に広がろうとしている。税削減ベースに支えられないベビー・ブーマーたちから、最近の、就職することもできず、ベビー・ブーマーの両親と同居している大学卒業者に至るまで。そのすべては、アメリカが“世界の影の政府”の軍事担当本部として使われていることから起こっている。

 

ワオ、我々はここからどこへ行くのか?

 

この地球の自然資源をコントロールするためと称して、ほかに何が犠牲にされているか? なんと、それは究極的に、ほとんどすべてである。生活のすべてが、もうかなり前から質草に取られ、それは何年も未来へ及んでいる。連邦の負債の上限が、現実に根拠をもたない戦争出費を取り込むために、どこまでも高くなるとしたら、何が将来に予想されるだろう?

 

この期に及んで、我々は本当にどうしたら、たっぷり1世紀もかけて積み上げてきた、狂気の、絡まったカルマから、アメリカを救うことができるのか途方に暮れる。万一、神という最高の権力の執行猶予があるとしたら、そのような慈悲は確実に、昔から言われている悔い改めの重い条件を伴うであろう、ではないか? おそらく次の前兆を、もっと真剣に考えてみるべきである――

9・11:新しい千年期への前兆 http://cosmicconvergence.org/?attachment_id=1105

 

一方において、我々すべては、地球上のすべての戦争を、始め終わらせた国に住みながら、次のような避けられぬ事実を抱えて苦しんでいる――

 

(1)フッ化物を含む水道水が、松果体を危険にし、人民の批判的な思考能力を奪っている。

(2)ケムトレイルを含む空気が、免疫組織を弱め破壊し、何も知らない者たちを医薬業界の餌食にしている。

(3)化学農法のために、食品に、ミネラルや他の不可欠な栄養分が含まれず、それはまた土壌を毒物で汚し、生産物には毒物が残る。

(4)ワクチン接種計画は、水銀、スクアレン、ホルムアルデヒド、その他の危険な物質を、我々の子供たちの、繊細で敏感な身体に注入している。

(5)製薬企業体制が、全国のあらゆる医療施設で、強要され、熱心に推奨されている。

(6)非常に強力な医療複合企業が、化学医療、放射線、また手術を推奨し、代替治療方法、ホリスティック・ウェルネス、また自然治癒力による方法を排斥している。

(7)どこの家庭にもある23の害毒あるテレビ局が、ネガティブなエネルギーと、プロパガンダ・メッセージを放送し、暴力、神聖冒涜、セックス、粗野な内容を、休みなしに流している。

(8)教育組織が、プロパガンダ教育を行い、間違った事実と、虚偽の数字によって洗脳しており、それは柔らかい頭をもった者たちをミスリードするとともに、無意味でもある。

(9)政治団体は、国民のためになるような、礼儀正しさや行動をさえ維持していない。

10)経済的マーケット・プレイスと金融システムは、誠実さをもたず、その諸機関は、2007年の不動産崩壊と、2008年の株式市場崩壊の後は、自由落下の状態にある。

11)核家族の失敗、誰にでもLGBTを押し付けること、ドラッグ文化を広めること、楽しみのドラッグを広く受け入れたこと、有名人の過激さの非情な推奨、スポーツ英雄の金銭的神格化、情報テクノロジーへの果てしない惑溺、“万能ドル”崇拝、“消費社会”の栄光化――そういったものによる社会の堕落と崩壊。

 

ローマ帝国の崩壊を通じて、そしておそらくどんな国家の衰退の期間でも、常に社会的な織物の、目立った質の低下がある。かつて文化的社会を映す鏡だった、文化の洗練と社会の品位と人間の礼節は、粗野、未開、低俗といった性格付けをされる、多くの特徴に取って代わられる。美と優雅は、礼儀知らずがエチケットに取って代わられるように、俗悪とキッチュ(ドイツ語、低俗)に取って代わられる。

 

一国家がこれほど無感覚に、その若者を、ひどく唯物論的で堕落した社会の防衛でしかないもののために、戦争に送り出すとしたら、いったい何をそこに期待できるだろうか? これらの退役軍人が、その大部分がそうであるように、病人または身障者として、麻痺またはトラウマを背負って帰国したとき、彼らは、彼らを送り出した者たちによって、極端に無視され忘れ去られる。古来、歴史を通じて、常に老人が若者を戦争に送り出していたのは、実はなぜだったのか? 特に、侵略戦争が、祖国を護ることにも、国家の名誉を護ることにも、全く関係がないとしたら・・・

 

誰か、あまりにも意気消沈して絶望に陥る人があるかもしれないから、ここでやめることにする。この否定できないシナリオにも、結局、非常に明るい面がある。それを述べよう――

 

我々はそれぞれ、我々が知っている最上の方法で、人生を生きるようにここに生まれてきた。ベトナム戦争の間、ヒッピーやビート族や、他の多くの平和活動家は、企業の動かしている大きな戦争を、大声で叫んでやめさせることに成功した。おそらくそれは、長い歴史の中で、民衆の運動がそのようなことをやってのけた最初の例だった。実にそれは、勇気と果敢さの、原則と理想主義の、忍耐と粘り強さの、信念と希望の、めったにない成果であった。あの激しい抗議と、それに続いたベトナム戦争の終結は、現代の最大の民衆運動による、最大の成功だったかもしれない。

 

ベトナム戦争は我々にどう関係するか? 世界は今どういう状態にあるか? あの戦争を終わらせたまさに同じ精神が、現在のアメリカの戦争機械を終わらせることができる。ロン・ポールが、共和党の予備選挙期間中に、世界中のアメリカの軍事基地を閉鎖して、軍隊を帰国させるという彼の主張によって、調査投票の大多数を獲得したように、政治的な、思いがけぬ変化が起こる時期が来ている。なぜなら、アメリカの外交政策の方向を――永久に――変えようとする非常に強い感情が、社会に漲っているからである。

 

人民だけが、これほどに深く根を張った軍事文化を変えることができる。選挙民だけが投票によって、戦争政党や、このような自己破壊アジェンダによって個人的に豊かになる戦争候補者を、役職から締め出すことができる。鋼のような意志と勇敢な心だけが、NWOの軍事本部を打ち砕くことができる。

 

もし誰も、2つの悪のうちの、より小さい悪にも投票しないならば、そのときは、この制度が十分に崩壊していて、新しく始める準備ができているということであろう。投票しないということも投票である。それは現行の選挙プロセスを完全に拒否するという、強力な意思表示と同じである。

 

付記:エピソード]アメリカン・フットボールのスターPat Tillmanは、陸軍レーンジャーとして祖国に仕えようと志願入隊したが、銃口を向けられて与えられた現実のアメリカの外交政策に、納得できないものを見出した。米陸軍が18歳の者たちを多数、徴兵するのに彼の写真を利用してから、パットは、自分の反戦的な考えと、不法なイラク侵略について真実を語る意図があることを明かしたのち、“誤射”によって殺された。彼は、アメリカ軍のアフガニスタンへの介入を、戦争犯罪とみなすようになったが、彼はそれを、そこに義務として滞在中に、人に話すという間違いを犯した。パット・ティルマンを、我々は真の英雄として認めるが、それは彼が米陸軍武装隊で勇敢に義務を果たしたからでなく、自分の名声と命を進んで犠牲にして、アメリカの戦争政策の野蛮さについて真実を語ったからである。

 

(PDFは、http://www.dcsociety.org/2012/info2012/170314.pdf

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