・言語:公用語はベンガル語。グラミン銀行や一部ホテルでは英語が通じるが、地元のレストラン等では通じない。一般住民はまず使えない(挨拶程度)。地元大学生など若い年代は英語を話せる比率が高い。


・空気:ダッカは基本的に空気が汚れており、土埃や排気ガスで喉が痛くなることもある。うがい薬やのど飴など持参すると良い。


・交通:基本的に乱れており、道路が渋滞状態になることが多い。時間に余裕を持ってスケジュールを組みましょう。また信号もほとんどなく、交通事故に要注意。


・治安:比較的良好。ただ、観光客が少ないため外国人は好奇の目で見られます。


・蚊:非常に多い。日中に留まらず、空港や睡眠時等も長袖長ズボンがおススメ。(ホテル室内の蚊や他の虫は、ルームサービスですぐに対処してもらえる。)


・週末:「金曜日」と「土曜日」。グラミン銀行も休業になるため、注意。


・宗教:イスラム教。イスラム教への厚い信仰は、一般市民の生活に深く根付いている(メッカへのお祈り、右手を使った食事など)。ですが、外国人に対して強要されるものではない。レストランでも外国人にはスプーンやフォークを出してくれます。ただ、「文化の違い」があるということは理解しておきましょう。


・女性の服装:肌の過度な露出に注意。半袖or長袖シャツ+ズボンが一般的。スカートはNG。ストールを首に下げるだけでも、現地住民から見た印象は映えるよう。現地でストールは、200~400タカぐらいで購入できます。<購入可能な場所>地元のスーパー、グラミン銀行内の売店(グラミン銀行の借り手の方々が作った服を売っている)など。


・時間に対する概念:ベンガル地方のお国柄のため、基本的に時間にはルーズ。グラミン銀行の始業は10時からで、ランチタイム(お昼休憩)は2時間近くある。レストラン等で30分くらい待たされることも有り。


・通貨:タカ。日本国内では、タカの取り扱いはない。バングラデシュ到着後に、空港か、滞在ホテル等で両替可能。ホテルの宿泊費はタカ、ドル、どちらでも支払い可能。
日本円より、ドルの方が両替しやすい(日本円の取り扱いがない場所も)。後述するインターンシップのプログラム費用、通訳費等はドルで請求されることがある。ドルを多めに持っていくと良いでしょう。


・持っていってよかったもの:ノートパソコン(レポートをまとめる際や、ネットをつなぐ際に便利)、アルコールティッシュ、うがい薬、のど飴、除菌濡れティッシュ、下痢止め、風邪薬、懐中電灯(停電になりやすい)、ガイドブック(地球の歩き方「バングラデシュ」)。


・生活用品のほとんどは、グランドプリンスホテル真隣(徒歩5秒)にある、スーパーで購入できます。入口に警備員も多くいるため安心。


・携帯電話:一番安いものは1,800タカで買える。会社はグラミン・フォンがおすすめ。バングラデシュの携帯電話はプリペイド式なので先にチャージして使う。一分1タカぐらいなので100タカくらいチャージしておけばとうぶん使える。携帯ショップはダッカのいたる所にあり、道端のスタンドショップでもチャージできる。携帯電話中にUSIMカードを入れて使うので、SIMフリーの携帯電話ならUSIMカードだけ買って差し替えれば使える。USIMカードで携帯電話所有者を特定するので、買う際に自分の顔写真とパスポートのコピーを提出しなければならない。グランドプリンスホテルのカウンターで携帯を買いたいと言うと一緒に買いに連れて行ってもらえるのでお願いすれば間違いない。

 

・無線ルータ:どこでも使えるインターネットモデム(E-mobileのようなUSBフラッシュメモリとほぼ同じ大きさのもの)は3,000タカでグラミン・フォンセンターという携帯電話ショップで買える。他の企業からもっと安いものが販売されているが、グラミン・フォンが最も信頼できる。携帯電話同様、購入時に顔写真とパスポートのコピーの提出が必要。

グランドプリンスホテルのロビーにWi-Fi (無線ラン)があるので、1時間50タカで使え

る。グルシャンとにはFree Wi-Fiを提供しているカフェもある。店内にWi-Fiの看板がついていたりするので確認してみてください。


・水:水道水は飲めないため、現地のボトルウォーターを購入する。<購入場所>グランドプリンスホテル内の食堂、スーパー、など。



次のテーマからは、実際にインターンに応募する手順等について説明します。


グラミン銀行は1983年に現総裁ムハマド・ユヌスによって設立されたマイクロファイナンス機関です。「グラミン」という言葉は「村(gram)」という単語に由来します。主に通常の銀行では貯蓄、融資等の金融サービスが受けられない貧困層を対象に、無担保・低金利の融資を行っています。現在ではエネルギーや食料品といった他分野において「グラミン・ファミリー」と呼ばれるグループ会社を組織しており、2006年にはグラミン銀行とユヌス氏にノーベル平和賞が送られました。

グラミン銀行本部はバングラデシュのミルプールにあります。

・「入国カード」と「出国カード」

バングラデシュ行の航空機内で、入国カードと同時に出国カードが渡されます。出国カードは入国時には必要ありませんが、帰国の際に必要となるので保管しておきましょう。なくしても帰りの空港でもらえますが面倒です。

・バングラデシュ空港内の蚊に注意!

空港内も市内と同様に大量の蚊がいます。入国・出国の際は、少し暑いですが長袖長ズボンをおススメします。


・宿泊先までの送迎

ホテルの送迎を予約している場合、空港出口のところにホテルからドライバーが来ています。遅れてくる場合もありますので、すぐに見つからなくても焦らずに。念のためドライバーに自分の氏名とホテル名を言ってもらい、本物であることを確認しましょう。