今日から12月ですか。
早いですね。
寒いですね。
でも、冬は好きです。
日射しは和らぐし、空気が澄むような気がするし、虫も出てこないし。
近畿の都市圏は温暖だから、好きと言えるのかもしれませんが。
寒いからこそ暖を求め、寄り添い合えるなら、寒いのもなかなか素敵だと思います。
とりあえず、ふとんに寄り添う私です。
それでは、宙組全国ツアー『バレンシアの熱い花』の感想を。
11月20日(日)12時の部を梅芸にて観てまいりました。
11日前ですね……。
20日星組みちふう退団公演大楽、21日雪組ちぎみゆ退団発表。
ドカンドカン大きな花火を打ち上げまくった劇団に踊らされ、今に至ります。
言い訳ですね、はは…。
久々の宙組、堪能しました。
オープニング、3人のシルエットが浮き上がるんですが。
このシルエットがすでに人外。
あし、なっっっが……!!
まぁ様(朝夏まなと)のとんでもねー頭身は、何度みても釘付けになります。
真風涼帆さん、澄輝さやとさんも背がすらりと高く、素敵です。
このオープニングで、すでに魂抜けかけ。
リアル男子みた……いや、違う。
こんなに麗しくもカッコイイ男子は、少女マンガか宝塚にしかおらんやろ。
身長が同じなら、女性の方が脚が長いんですよね、骨格的に。
宙組は特に高身長男役が揃ってて、まさに夢の世界ですね。
軍服はじめ、デコラティブな衣装をサラリと着こなせちゃうし。
すみません、ルックスの話に集中してて。
でも、本当にかっこいいよね…!
お話自体は、古き佳き宝塚作品だなぁ…と。
宝塚的古典というか、私はわりと好きなんですが。
宝塚って、昔ながらの『型』を大切にする側面がありますでしょ?
そうやって受け継がれていく『型』の一つの作品スタイルかな、と。
難しく考えず、ワクワクや、キュンキュンや、切なさに浸れる作品だと思います。
深く考え、突っ込み始めたら、本来の味わいが活きてこない気がしますし。
まぁ様は、クラシカルな作品との相性が良いですね。
軍服姿が映える長身痩躯に、爽やかな風情。
初めての本気の恋に、身を焦がしたり。
許嫁への罪悪感に、苦悶の表情を浮かべたり。
どうしようもない運命の前で、無力さに打ちひしがれたり。
朝夏さんが流す、一筋の涙。
その美しさ。
古き佳き宝塚作品の中に融け込み、役を生きる朝夏さん。
その姿は、間違いなくプロフェッショナルでした。
伶美うらら、星風まどかのWヒロイン。
うららちゃんが正ヒロイン、まどかちゃんは準ヒロインかな?
うららちゃんは朝夏さんとも、真風さんとも、とってもお似合い。
絵に描いたような美男美女。
まどかちゃんは歌唱力・演技力など文句なし。
華奢で、実寸より更に小柄に見えるタイプかしら?
実力派で、小柄な男役さんを大きく見せ…と、有難い娘役さん。
宙組は大柄捺印は男役さんが多いので、他組の方がより重宝されるかもしれませんね。
まどかと来たら、ゆりか。
可愛いお名前ですね、二人とも♡
ホント、愛称は可憐な乙女だよ、真風くん。
宙組が誇るリアル男子・真風涼帆、もうね…本当にね…男性にもいないよ、あんなカッケー人。
真風くんが持つ「場の支配力」は、雪組の望海風斗さんと並び、スーパー2番手の域に達してますね。
真風くんとうららちゃんの並びは、アダルティ美男美女。
歴代でも、ここまで似合うカップルはそうそういないかも。
宙組をいずれ背負う真風くんとコンビを組んでくれないかな、うららちゃん。
……と、麗しの男女カップルにうっとりさせておきながら。
プログラムは、まぁゆりかですね。
…いえ、それだけじゃないけど……でも、一番インパクトあります。
プログラムでも攻めてきたよ、宙組ワンツー!
もしかして、付き合ってるんですか?…とインタビューしたくなる写真だよね…。
いやもう、なんなの??
最近の宝塚、なんかすごない?
いろんな方面から攻め寄せてくるよね?!
泡吹いて溺死しそうなんですけど、精神的に。
官能の海に溺れるってか……?
気がつけば、宙組の層が厚くなってきてて。
宙組はいつも、期待を上回る舞台を観せてくれます。
朝夏さん率いる宙組は、乗りに乗ってますね。
出来ることなら、何回かリピートしたかったかも。
宙組の皆さんの無事のお帰りを、関西の空の下でお待ちしています。