厚生労働省の高度医療評価会議(座長=猿田享男・慶大名誉教授)は1月29日、新たに申請のあった2件の技術を高度医療評価制度の対象として承認した。このほか、前回の会議で継続審議とされた技術など2件を「条件付き適」と評価した。

 同会議は、(1)再発卵巣がん、原発性腹膜がん、卵巣がんに対する標準化学療法とベバシズマブの併用療法およびベバシズマブ単独の維持療法(2)上皮性卵巣がん、卵管がん、腹膜原発がんに対するパクリタキセル毎週静脈内投与併用カルボプラチン3週毎腹腔内投与―の2技術を高度医療評価制度の対象として承認した。いずれも埼玉医科大国際医療センターからの申請。
 (1)の技術は、卵巣がんなどの標準治療として使用される抗がん剤のパクリタキセルとカルボプラチンに加え、ベバシズマブを使用。維持療法の期間については、患者ごとに異なるとしている。
 (2)については、パクリタキセルとカルボプラチンの静脈内投与が標準的な治療法とされているのに対し、この技術ではパクリタキセルの静脈内投与とカルボプラチンの腹腔内投与を行い、その予後の改善を検証する。

 このほか同会議は、前回の会議で継続審議とされた「インスリン依存状態糖尿病の治療としての心停止ドナー膵島移植」と、新たに申請があった「高齢者、および、腎機能低下症例に対する血液透析併用バルーン塞栓動脈内抗がん剤投与法、および、放射線照射による集学的膀胱がん治療」を「条件付き適」と評価した。


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