金の価格とパチンコ業の意外な関係 | 新進ビジネス雑感 ~おっとそこはアッシの出番ですぜ~

金の価格とパチンコ業の意外な関係

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金の価格 が上昇している。1gの価格が3000円を超えている。


実はパチンコ業界の景品で金が使われているのです。


業界の方は当たり前にご存知ですが、他の業界の方とお話していると以外に知らないのです。


ここでちょっと豆知識。


東京都の景品交換 は17年前から金が用いられ始めました。


3店方式という方式で、パチンコ店⇒景品交換所⇒景品流通業者でやり取りしています。


景品流通業者が貴金属卸となるので、金地金を景品として仕入れて、各店舗に転売します。


大体、各店舗の景品の流通に関わるコストは総交換金額の0.8%~1.2%くらいといわれています。


年間100億円の貸玉売上のあるホールは、景品原価で85億円(粗利率15%)かかるので景品コストを1%とすると8500万円かかっている計算。いやーすごいです。


景品コストはその店舗の売上と支払いサイト、そして景品交換所の人数等に応じて決定されます。人や資金がたくさんかかるような条件だとコストも当然UPします。


パチンコを楽しむ方は、閉店後に景品交換で長い列に並ぶのが苦痛の方もいらっしゃるとおもいますが、コストアップすれば出玉も減るのでがまん、がまん。


さて、本題。東京都のパチンコの景品は大きな景品が2500円、小さな景品が1000円です。大きな景品は金1g、小さな景品は金0.3gです。


ちょっとまって~


ということは、パチンコの景品は金の実勢価格よりも安く流通しているの!?


早く等価交換(パチンコ1玉を4円でかりて、4円で交換する)のパチンコ店に行って、有り金全部景品に換えて、ケースから1gの金の地金取り出して、田中貴金属へGO


っと思った方、残念でした。


景品が値上げ されました。11月27日で大きな景品が3500円になってしまいました。



え!前に交換した景品もっているだけど!それも2500円が3500円で買い取ってもらえるのラッキーっと思った方。それはステッカーで区別するそうです。


そりゃそうですよね。ずーっと逆ザヤで取引するわけに行かないし、みんな地金取り出しちゃう。悪知恵働く人は、等価交換のお店で、玉かりて景品交換ということが出来なくても、景品交換所の前でこのことを知らない人から景品に色つけて自分で買い取っちゃうよね。

(結構、この手のことはあるようで、お店は威力業務妨害で訴えるって告知しています。でも根本は流通の価格設定ミスが問題なのに・・・)


意外なところでの貴金属高騰の影響。でも本来の景品の買取では、特定の価格形成された狭い商流でなく、市場で値段がつくことが望ましいとの警察の解釈だったと記憶。ということは本来金の価格を固定して流通させていること自体、問題なんですよね。



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