メロメロパーク
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2009年08月31日(月)

詩 「傘」

テーマ:
恋人から差し出された傘のおかげで、わたしは今まで雨風を、凌いでこれた。

傘の下で豊かさを謳歌した時期もあったが、今はとんでもない事になっている。

恋人は、どうやらわたしを捨てる気らしい。

君を守る、と約束はしたが、何かあったら、傘を引っ込めるに違いなかった。

今までのわたしは、傘の下で、他の心配をしていればそれでよかった。


着るものとか。

明日の朝食の事とか。

仕事の事とか。

住むところとか。

老後の貯えとか。


しかし。

そんなことで、本当にいいのでしょうか?

傘を無くし、ずぶ濡れになって、

服も、

自尊心も、

勇気も、

優しさも、

台無しになってしまったら?


わたしは、自分の傘を持つべきなのでしょう。



そして、




わたしの、国も。
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2009年08月30日(日)

詩 「夏の終わり」

テーマ:

「8月いっぱいでこの町を発つわ。だからその前にツーリングへ行かない?」


女友達のヒロからだった。


僕たちは近くの山へ


バイクを飛ばした。


林道。


砂埃が舞い、砕石にハンドルをとられながら、


僕らは山を駆け上がる。


風の音と、


時々メットを叩く、小枝が僕たちを歓迎していた。



山頂付近で、僕たちはバイクを降り、


隣り合わせに座り、膝を抱えた。


「高校って、最悪だったわ。わたしはいじめられないように、


ただひたすら、目立たないことに心を砕いていたのよ」




長い髪が風に揺れていた。


悲しみを湛えた瞳は、眼下に広がる町並みに向いている。






せみの鳴き声が耳障りで、僕は一度、髪を掻きあげた。



夏の日差しが、彼女の頬の微毛を、黄金色に輝かせていた。


濡れた唇に、僕は心を奪われていた。



僕はヒロのことが好きだった。





あの時、


彼女は、僕のことをどう思っていたのだろうか?


あの時、


僕は、好き、という気持ちを伝えるべきだったのだろうか?




時が過ぎ



僕はただ、日々を生きる。



あの頃抱いていたものなど、何も残ってはいないのに、今も変わらないと思い込み、


ただの幻を、胸に秘め、


自分をごまかし、日々を生きている。




そう


僕は


日々を生きる。



どうしようもないほどの、屈託の中で。





日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。


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2009年08月29日(土)

詩 「君と星空」

テーマ:

まったく違う世界に君はいた。



家族も。


住む場所も。


働くところも。



そして、君のまわりは愛で溢れていた。



僕は泥の中に首まで浸かって、身動きが取れなかった。



憎しみ。


蔑み。


暴力。



それは、僕をズタズタにして、最後は殺されるに違いなかった。



僕らの接点は、データ化された言葉だった。



遠くにいる、君。



それは近くにいる、あいつよりも暖かで、やさしかった。




今夜は、星が綺麗だった。



きっと、君は星空を眺めているはずだった。


僕も、この星を眺めよう。




僕と君は、同じ星を眺めている。



どんなに離れていても、同じものを眺めている。





なんてことだ。




どんなに近くにいようとも、別のものを見ているアイツなんて……。






日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。


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