メロメロパーク
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2009年06月30日(火)

たまには夫婦を演じてみよう

テーマ:ブログ

朝起きると、いつもと逆側の側頭部が痛んだ。


どうなっているのか。


右の指先で、こめかみを押さえ、揉んでみた。


痛みが和らぐことはなかった。


それでも、いつもの頭痛よりはましだった。


吐き気はなかった。




俺は家を出た。




先日、どういう風のふきまわしか、小遣いが出た。


先月の10倍の額だった。


真っ先に買った物は、安物の酒を3,4本。


後は、昼飯などだった。



それでも、まだ金は余っていた。



映画を観るか、本を買うか。


俺は映画を観た。


平日の映画館は恐ろしく空いていて、俺を入れて3組だった。



映画が終わると、俺の娘の母親からメールが届いていた。


メールの文面は、「家に戻ってこい」と言っていた。


何故か、頭痛がひどくなってきた。




家に戻り、三人で外出だった。


途中で頭痛薬を買っって、ペットボトルのお茶で飲み下した。


運転しているうちに、少しだけ効いてきた。


今日一日は、何とか持ちそうだった。


40十分ほど車を走らせる。



こうして家族で出かけるのは、何ヶ月ぶりだろうか。

なんだか、まともな家族のような気がしてくる。

俺は少しだけ、気分が良かった。



目的地に着いた。




娘を遊技場で遊ばせて、三人で飯を喰った。


腹が満たされれば、当然、心の緊張も緩むのだろう。


久しぶりに、俺の娘の母親と、たわいのない会話をした。


娘も会話に加わる。



そして、娘はこんなことを言った。



「ママとお父ちゃんが仲良しになったら……」



俺も、俺の娘の母親もなんと言っていいかわからず、口を閉ざした。



それなりに、娘は今日を楽しんだようだった。



帰宅すると、すぐに寝てしまった。



俺の娘の母親と、居間でテレビを観た。


俺は買っておいた二種類の酒を出し、俺の娘の母親に飲ませた。


ひとしきり、当たり障りのない会話をした。


俺の娘の母親の、言葉の端々に、かすかな緊張を感じた。


(こいつ、少しは俺に後ろめたさを感じているのかも?)



したたか酔って、俺の娘の母親は寝室へ向かった。



居間に一人残され、俺は酒を飲み続けた。



頭痛は消えていなかった。




痛みとともに、昼間、娘の言った言葉が、俺の頭の中を刺し続けた。






日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。


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2009年06月29日(月)

鼻血

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朝布団から這い出すと、首筋が痛み、頭にも鈍痛があった。

脚がやたらと重く、引きずりながら洗面所まで辿り着いた。

すると、鼻の中に、何かがあふれてくる。

洗面台が赤く染まった。

俺はゆっくりと顔を上げた。

鏡に映った、俺。

鼻から流れ出した血が、顎の先から滴り落ちている。

指で鼻を摘み、トイレに駆け込んだ。

トイレットペーパーを鼻に押し込んで、俺はバイトへ向かった。

今日に限っては、バイトをサボりたかった。

俺は、疲れ果てていた。

俺はもう、限界かもしれない。
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2009年06月28日(日)

彼が逝った日

テーマ:ブログ
バイトの帰り道。

疲労と睡魔の泥沼に、沈み込んでいた。

ぼんやりとした頭のまま、俺はラジオを聴いていた。

しばらくすると、ラジオDJが信じられない言葉を口にした。

「本日はマイケルジャクソンを悼み、予定を変更してお送りしております」

冗談だろう?

俺はなんだか泣きたくなってきた。




彼はとんでもない男だった。

今後、破られる事はないだろうアルバムセールス記録を樹立し、人種や国境を越えて売れに売れた。

日本でも、老人から子供まで、彼のスタジアムライブに殺到した。


映画のようなミュージックビデオ。

繊細で、時に悲しげな歌声。

圧倒的なダンスパフォーマンス。

外見も含めて、唯一無二の存在感。


しかし、絶頂期をむかえた彼のその後は、ひどいものとなった。


世の中、出過ぎた杭は叩かれ、打ち砕かれ、粉々にされる事になっているのか?


幼児虐待の嫌疑で、表舞台から引きずりおろされた。

噂では、とても大きな力が関与し、彼を豚箱へ押し込もうと、必死になって証拠を集めまくったらしい。

インターネットの通信記録から、ネバーランドの壁紙の裏まで徹底的に。隅々まで。

しかし、訴えを裏付ける証拠は何一つとして、出てはこなかったらしい。

それでも、彼を貶めるには十分すぎた。

その後、表だった活動は殆ど、なくなってしまった。


彼は日本が好きだったらしい。

そして、遊園地も。

東京ディズニーランドには、マイケルジャクソンの3D映画のアトラクションが過去に存在した。

学生の頃、クリスマスにTDLへ女の子と行った。

とんでもない混雑ぶりで、比較的に空いていたそのアトラクションに、二人で入った。

終わった後、女の子からそのアトラクションに登場するキャラクターのぬいぐるみを、プレゼントされた。



考えてみれば、俺もマイケルも有色人種だった。

そして、マイケルジャクソンのレコード会社は、日本の会社だった。

仮に、マイケルジャクソンが白人だったら、ここまで貶められる事は無かったのではないか。

今となっては、意味のない仮定話だった。

マイケルジャクソンは、甚大な風評被害にあい、復活を遂げる事なく、死んだ。

そう。

ロンドン公演は、幻となったのだ。



会社に着いた。

おばちゃん達が忙しく、立ち働いていた。

いつもと、何一つかわらなかった。

マイケルジャクソンが亡くなったんだぞ。

俺は心の中で、呟いた。


廻りを見回した。

おばちゃん達は、ただ、忙しそうだった。

マイケルじゃなく、演歌の大御所あたりが亡くなった場合、おばちゃん達は衝撃と共にうちのめされてしまうのだろうか?

それでも、泣く奴などいないだろうな。

俺は勝手に納得し、仕事場へ向かった。
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