メロメロパーク
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2009年01月31日(土)

出来れば、消えてしまいたい。

テーマ:ブログ

深夜4時。バイトが終わり風呂に浸かった。


体が温まり、いつの間にか、うとうととし始めたとき妻の足音が聞こえてきた。


ドア越しに、辛辣な言葉が並べ立てられ、俺は衝撃とともにそれを無言で聞いていた。




金がない。


それでも私は、日銭を稼ぎになんかいかない。


私をだまし続けたのはあんただ。


だから、あんたがどうなろうと、かまわない。


私は私のこれからの生活だけを考える。


住宅ローンが払えなくても、私には一切関係ないから。




別れを告げられているのだ。


そう思った。


それならそれで良かった。


納得できないのは、そこまで言いながら、今この瞬間も、俺の費えで生活し、それでも俺を侮辱し続けるところだった。



妻は、俺につばを吐きながら、それでも俺と生活をしている。


それは天に向かって唾を吐くのと一緒だ。




どこをどう改善しようとも、こんな心根の妻と上手くやっていくことなど出来はしないだろう。





妻の考えはこうだった。


しかるべき手段を持ってキャリア構築し、自立する。


それが叶えば、別れる。


自己啓発のため、日銭を稼ぎに行く時間などあるわけがないと言っているのだった。



俺との未来など、最初から想定していないのだ。




もう、ごめんだ。


早く終わりにしたい。





娘が起床し、妻との楽しそうな談笑が聞こえてきた。



肺腑が萎縮し痛む。



憔悴。


諦め。




俺はこのまま、消えてしまいたかった。


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2009年01月30日(金)

こころのない人間と、心のない人形

テーマ:ブログ

いきなり戸が開け放たれ、罵声が浴びせられた。


「あなたは、こんな暗い時間に、私に外に出ろというわけ。それでも、男なの」


何のことかわからなかった。


「あんた、入れてきてよね。でないと、勉強できないから」


そこで、やっと意味が飲み込めた。


ファンヒーターに給油しろと言っているのだった。



時計を見ると、午前五時だった。



妻はまだ何か喚き続けていたが、何を言っているのかよく聞き取れなかった。


布団から這い出しても、罵りは続いていた。


玄関へ向かう途中に、ドアを一枚通る。


そのときだけ、妻の言っていることがはっきりと耳に入った。




大きな音を立てるな。娘が起きるだろう、と。




他者に何かをお願いする。



それがたとえ家族であっても、妻の物言いはそれではなかった。


間違っているとは思っても、妻に対して何か言う気にはなれなかった。



心のないものに、何を言っても無駄だからだ。



妻も、俺に心があるなどとは、考えていないだろう。


もしそう思うならば、ここまで言うこともないだろうと思う。




何でも黙って言うことを聞く奴隷。人形。




タンクに給油し、ファンヒーターを起動する。


妻は何も言わずテーブルに着き、口元を歪めている。


俺は妻に視線を向けることもなく、自室に入り布団に潜り込んだ。


足先が冷えて、微かに痛んだ。


妻の姿が脳裏に浮かび、憤怒が沸きあがってくる。


それを何とか外へ押しやった。


ひとつため息をつき、目を閉じた。


明けていても閉じていても、真っ暗だ。



そんなことを考えているうちに、いつの間にか眠りに落ちていた。

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2009年01月29日(木)

三つの選択~人間性とは

テーマ:ブログ

人は、人との係わり合いの中で、相手に何が提供できるのだろうか。


それは、大別して3種類の感情が伴う、と思う。



1、己と交わることによって、相手を不快にさせる。


2、己と交わる前と後でも、何も変わらない。


3、己と交わることで、相手を愉快にする。




ひどく無味乾燥な日々を送っている。


それは、人との関係性において、何一つ己を表現できていないからではないか。


可もなく不可もなく。


それは、何もしていないことと一緒ではないか。





朝目覚めると、顔を洗って歯を磨いた。


娘が朝食を摂っている。


声をかけると、こちらに視線を向けてきた。


俺は、娘に微笑みかけた。


ちょっと首を傾げ、笑い返してきた。




微かな頭痛。


いつまで、続くのだろうか。


夕方になるにつれ、痛みは増していく。


こめかみに指を当て、玄関を開けた。


冷気が肌を刺し、心の中にまで、冷たいものが流れ込んでくる。


空は鉛色。


雨はまだ降っていなかった。


家を振り返ってみる。


猫がカーテンの隙間から、顔を出し、俺を見ていた。


俺は猫に微笑みかけ、片手を挙げた。


猫の視線が俺の左手を追っているのが、首の動きでわかった。

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