メロメロパーク
2008年12月31日(水)

悲憤とともに~大晦日

テーマ:ブログ

毎年、悲憤とともに年を越している気がする。


結婚してからは、毎年必ず大晦日は、妻が異常なほど不機嫌なのだ。


なぜだろうと、最初の頃は思ったが、近年はどうでもよかった。


しかし、今年は我慢がならなかった。



早朝、買い物があるとたたき起こされ、スーパーに買い物に行った。


帰宅すると、庭の掃除だった。


前日にほぼ終わっていたのだが、妻の認識ではまだ不十分ということなのだろう。


仕方なく、庭木を切ったり、ゴミを掃いたりしていた。


やることが無くなったのと、寒さに耐えかねたので家に入った。


暖をとりたかった。


足が冷えて、感覚もなくなってきたからだ。



すかさず、妻はガラスを拭き始めた。


俺もそれに従った。



すると、怒声だった。


「二人で同じ事をしてもしょうがないでしょ。庭をやってよね」


俺は頭にきて、持っていた掃除用具を床にたたきつけた。


すると、妻は驚いたことに、ファンヒータを蹴り飛ばしたのだった。


外に出て、庭にたたずんでいた。


掃除は終わっている。やることは何もなかった。


体を動かさないでいると、すぐに足が冷えてくる。


どのくらい外でじっとしていたのか。


足先の感覚がなくなり、どうしようもなくて、家に入った。


ファンヒータ。


スイッチを入れても、作動しない。


妻が蹴り飛ばしたせいで、見事に壊れてしまっていた。


スイッチなど、いろいろと弄っていると、妻が現れて、耳を疑うような言葉を吐いた。


「これ見よがしにファンヒーターを直そうとして、嫌がらせなわけ」


一瞬、何を言っているのかわからなかった。


しばらくして、その趣旨を理解し、俺はもう言い返す気力さえ無くした。


ものを壊す。


それについて、謝罪するどころか、何故か俺が悪いのだと言っているのだ。




お前は、心というものがあるのか?





俺は心の中で呟いた。


もう、人として、見ることができなかった。



鬼だって、家族を思いやるきもちはあるはずだ。


憤激で頭が痛くなってきた。







その後も、飯も食わずに掃除だった。


妻娘は簡単な食事はとったが、俺の分の飯は作らなかった。


俺は、朝から何も食っていない。


飯など食うな、と言うことなのだろう。





日が暮れてきた。





やることが無くなったので、俺は包丁を研いだ。


ある情念を込めて。


研ぎあがった包丁に、指を当てる。


微かに引っかかるような、感じになった。


よく研げているな。


気が付くと、口元だけで薄く笑っていた。





いつまでたっても、飯にはならなかった。


いらだちとともに、妻の様子をうかがうと、何かを運んでいるようだった。


手伝おうとすると、何故か罵声だった。


俺は黙っているしかなかった。


大きな物音がした。


今度は、荷物を俺の車にたたきつけたのだ。


「足が滑って、荷物があんたの車にぶつかったから」


車を見ると、大きな傷とくぼみが出来ていた。


車を見て、部屋にはいると、妻が罵声を浴びせてくる。


「あんたは車のほうが大切なのよね」




もうよしてくれ。


もうたくさんだ。






台所にある包丁を手に取った。


刃を指の腹に当てる。


そのまま、思い切り引いてみた。





皮一枚切れただけで、出血はしなかった。

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2008年12月24日(水)

きっと君はこない~クリスマスイブ

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朝眼を醒ますと、誰もいなかった。


いつもなら、妻が作る弁当がキッチンに置いてあった。


今日は、無かった。


昼飯など、食うな、ということなのだろう。


家計が苦しい、だから渋々俺に弁当を作って持たせている。


ハッキリとそう言われたことがあった。


昼飯代が、弁当代より安かったら、弁当など作らなくて済むということだ。




ラジオからは、クリスマスソングが流れていた。


俺にとっては、どうでもよかった。


クリスマスで浮かれている奴らは、どれだけいるのだろうか。


考えたのはそれだけだった。



昔、クリスマスを一人で過ごすのがイヤで、必死になって恋人を探したことを思い出し、俺は苦笑した。


若かったのだ。


山下達郎のクリスマスイブは、当時の学生にとって、ある種の脅迫であった。



一人で過ごすクリスマスは、負けである、と。


俺も大衆に迎合する一学生に過ぎなかった。


何も考えない、馬鹿な若者。






今晩、妻娘は帰宅するのだろうか。


なんとなく、帰宅しないような気がする。



俺は一人、本を読みながら熱燗でもなめて過ごすことになるのではないか。



テレビは観ない。


娘がねずみ先生と言って、何のことだかわからなかった。


それでもいいと思っている。


どうでもいいようなスキャンダルと、人を嘲笑するようなものを観たところで、楽しめはしないのだから。




そう言いながら、ネットでユーチューブなどを観ている。


人とは矛盾だらけの生き物だ。


そんなことを、誰かが言っていた。




http://jp.youtube.com/watch?v=-YVRJXtZ8Pw


こんなのも、笑えないよな。

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